2006/12/27

歳を取るのが早くなりました。

気が付けば年末。今年もあっという間に過ぎてしまう・・・。

この1年を振り返ると、自分は何をしてきただろう・・・。

なんてことを考えると、ここ数年「自分は何も出来ていない。」と思うことが多くなった。

子供の時は、結果がすぐに出たから、それだけ達成感を感じた回数が多かったのだが、歳を重ねるにつれチャレンジが大きくなり、結果が出る時間も長くなり・・・。

ということで、振り返ると「自分は何も出来ていない。」と思ってしまう。

とは言え、よくよく考えると昔と比べれば、圧倒的に御礼や感謝の気持ちを伝えたい人は増えた。

今年一年お世話になった方々のことを考えれば、「いろいろしたなぁ」と思う。

ということで、今年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

2006/12/12

嬉しい出来事がありました。

ちょっと仕事が一息ついて、今日の仕事は終わりかな・・・という時に、嬉しい出来事があった。

それは、前回のブログで、見てくれるかどうかわからないけど、自分なりに協力できることを・・・ということでエントリをしたのだが、その後について、コメントの返事をいただいた。

彼女なりの言葉で彼に伝え、ちゃんと受け止めてくれたとのこと。


おおっ、良かった!!


しかも丁寧に返事をしてくれただけでなく、御礼の言葉まで頂いてしまった・・・。

こちらこそ、ありがとうございます。

私もとても嬉しいです。


ということで、ちょっとは協力できたかなぁと調子にのりそうになるが、おそらく自分が書いたエントリが云々ではなく、2人の強い信頼関係があったからこそだと思う。
(最初のコメントを見た時、彼女なりに彼を理解しようと一生懸命なのが、コメントを通して伝わってきたので、何か協力できないかなと思ったわけだし・・・。)

そして、自分は先輩の言葉をそのまま伝えただけだから、ABeamで経験したことは、とてつもなく大きい。
先輩にも感謝しています。

2006/12/09

(ABeamの彼を持っている方へ) 最後まで立っている勇気

ブログにコメントを頂いた。

”彼がABeamで働いていて、今にも倒れそうになっているけれど、どのような言葉をかければいいのかわからない・・・。”

ということで、悩んでいたので、このブログを読んでくれるか、わからないけれど、元ABeam社員として、協力できることを。

コンサルティング業界は、世間一般のイメージ通り、忙しくて大変です。
私が最初に参画したプロジェクトも、毎日朝9時から深夜1、2時まで働いていました。
しかも休日出勤しながら・・・。

「この業界はこんなものだから。」

その時、私はこう考えていました。

しかし、先輩のある一言で考えが変わりました。

それは、「どんなに頑張っても、最後に立っていなければ意味がない。」と言う言葉です。

頑張れば頑張るほど周りは認めてくれるし、自分自身の充実感も高く、やりがいもあります。
しかし、途中で倒れてしまっては意味がない。

ここで言う意味がないというのは、お客様にサービスを最後まで提供できなかった・・・という意味もあります。

しかし大切なポイントは、倒れてしまった瞬間に、プロフェッショナルとして正当な評価を受けることができなくなることです。

つまり、「アイツは倒れるまで頑張ったんだから・・・。」と、提供しているサービスの質ではなく、頑張っていることが、評価されてしまいます。

提供しているサービスの質で評価がされない・・・ということは、お金を頂いているプロとして失格であり、お客様に貢献しているとは言えません。

だからこそ、倒れないで休む。
そして、最後まで立っていて、お客様に評価していただく。

その評価される勇気を持つことが大事・・・と言われました。

実際に、その評価をされることが怖くて、夜遅くまで頑張って倒れてしまう方も正直います。
(それだけ要求も高く、プレッシャーがかかることも多いのは事実です。)

とは言え、そのようなことにならないよう、先輩の言葉を聞いてから自分が心がけていることがあります。

それは、


「自分のベストを尽くす。」「100%の力を出し切る。」


それで結果が出なければ、それは仕方がないことです。

イチローが全てヒットにすることができないように、100%の力を出し切ったとしても、結果が出ないことはよくあります。(イチローですら3割です。)


先輩の一言は、今まで「倒れてしまってもしょうがない。」と思っていたのが、

「120%で無理をして、倒れてしまう。結果的に自分の評価は守れるが、お客様に貢献できない。」

このようなことになるぐらいならば、

「100%出し切って、最後まで立つ。結果的に自分の評価が悪かったとしても、お客様に貢献できれば良し。」

このような自分の奉げ方が出来るといいなと変わった瞬間です。

ということで、彼が100%力を出し切っているのであれば、それを認めてあげて、100%を超える無理をしないでね・・・ということを伝えてあげるといいのかなと思います。

「いつも頑張っているね。でもベストを超えようと無茶はしないでね。」

それで、もし結果が出なかったとしても、力を出し切ったことを認めてあげればいいと思います。

ユニクロの柳井さんによれば、1勝9敗。
野球のトップ選手であるイチローですら3割。

世の中そんなもんです。100%結果がでることはありえないです。

100%結果が出ないからこそ、手を抜かないで100%ベストを尽くしたことが、価値を持ってくるので、その点を認めてあげるのがいいと思っています。

それに、結果が出ない・・・ことになる前に、私が一緒に仕事をした先輩や同期、後輩がフォローをしてくれると思うので、大丈夫だと思います。

そのチームワークの強さが、他のコンサルティング会社にないABeamの良さや強みであり、その経験が個人的に今でもいろいろな支えになっています。


ということで、取りとめのないことを書いてしまった・・・。

コメントを残してくれたのは、解決策が欲しいからではなく、ただ話を聞いて欲しかっただけだと思う。
(コメントを残してくれた時点で、スッキリしたのかな・・・。)

なのに男って、悩みに対して、いつもスグに解決しようとするんだよね・・・という典型例を演じてみました。

良いコンサルタントは、すぐに解決策を提示するのではなく、その前に一言。

「それって、どういうことですか?」

問題解決の前に、まずは問題の定義から。

鉄則です。

2006/12/08

銀座にある無料高速道路

みなさん、銀座に無料の高速道路があるって、ご存知ですか?
(私は知りませんでした・・・。)

東京高速道路株式会社という会社が、銀座界隈で約2kmの通行料無料の高速道路を展開しており、道路下約10万?のスペースの不動産賃貸もやっています。

路線図はこちら

コリドー街とか、よーく考えたら普段高速道路の下にいることは多いけど、果たして高速道路に乗ったことはあるだろうか・・・。

と考えてみたんだけど、晴海通りや中央通りで渋滞にはまっている絵しか思い浮かばなかった。

交通量は普段、どれくらいなんだろう・・・。

まだまだ自分の知らない世界がいっぱいありますね。

2006/12/07

会社の通信簿

以前、ある方が面白い話をされていた。

「私はスキージャンプの得点が一番素晴らしいと思うんです。」

「なぜならば、誰でもわかる絶対的な距離と、芸術点(飛型・着地姿勢)の2つがあるからなんです。」

「会社も同じ様に売上高、株価じゃなくて、もっと他にもあるといいんですよね。」

「例えば顧客満足度とか、認知度とか・・・。」

「芸術点みたいなものがないと、何でもありになってしまって、和の心と言うか、日本人の美しさと言うか、そういったものがなくなるじゃないですか・・・。」

という話を聞いて以来、自分の頭の中にも芸術点の指標が頭にこびりついてしまった。

ということで、個人的に良いのでは・・・と思っている指標がこれ。

NPS(Net Promoter Score:推奨者の正味比率)
wikipediaでの説明はコチラ

いつだったかのハーバード・ビジネス・レビューで読んで以来、この指標は良いと思っていて、さりげなく使ってみたりしたのだが、日本語版の本が出版されていたので、読んでみた。

顧客ロイヤルティを知る「究極の質問」
フレッド・ライクヘルド 鈴木 泰雄 堀 新太郎
ランダムハウス講談社
売り上げランキング: 1333


このような本を読むと、仕組み化したくなる・・・。
ということで、モチベーションアップしました。

2006/12/01

朝令暮改を推奨します!?

最近の考え事。

朝礼暮改を超える早さを実現できないだろうか・・・。

朝言ったことを始めて、夕方にはアッサリと全く反対のことをする。

これはとても良いことだと思う。

やってみて間違っていると思ったら即座に軌道修正すべき。

ここで自分が間違っているのを認めるのが怖くて、ずるずると続けてしまったらリーダーの立場は務まらない。

「社長は謝るのが仕事ですよ。」

とおっしゃった社長がいらっしゃったが、まさに。

とは言え、社員にとって見れば振り回されていると感じてしまうだろう・・・。

また実際に始めてしまっているだけに、途中で方向転換するのは、やり直しになるので、今までの努力が水の泡になることも多い。

しかし行動はすぐに行うからこそ結果に繋がる。

ということで、そんな機動力のある組織を作るにはどうしたら良いのだろうかと考える。

1つ考えられるのは、トヨタが行っている「個々人が2つ上の階層から物事を見る」というもの。

そして、今までいろいろなタイプのリーダーの方を見てきたけれども、多くの方が「仕事は降ってくるものではなく、自分で作り出すもの。」と考えていたような気がする。

ということで考えれば考えるほどリーダーシップの話になっていきそうになる。

仕事にやりがいは求めず、ただひたすら言われたことだけを忠実に行うつもりなら、いざ知らず、やりがいを求めるのであれば、リーダーとしてのマインドを持つことはとても重要な気がします。

そしてトップの立場から見れば、社員はただ言われたことだけをやるロボットだとは思っていない。

実は人件費は一番投資効果が高いもの。

普通に考えれば年俸1億円を貰って当然の人材が、相場という名のもとに1,500万円だったりする。

少ない投資で途方もなく大きなリターンが得られる。

だからこそ、やりがいや仕事の楽しさを持って働いてもらいたい。

そしてトップは常に人材が最大限に活躍できるよう腐心する。

というビジネス的な視点の話をするよりも、人は誰でも充実した人生を送りたいという話で展開した方が、いい人に見られそうだから、そちらの話にしようかな。(笑)