2006/12/09

(ABeamの彼を持っている方へ) 最後まで立っている勇気

ブログにコメントを頂いた。

”彼がABeamで働いていて、今にも倒れそうになっているけれど、どのような言葉をかければいいのかわからない・・・。”

ということで、悩んでいたので、このブログを読んでくれるか、わからないけれど、元ABeam社員として、協力できることを。

コンサルティング業界は、世間一般のイメージ通り、忙しくて大変です。
私が最初に参画したプロジェクトも、毎日朝9時から深夜1、2時まで働いていました。
しかも休日出勤しながら・・・。

「この業界はこんなものだから。」

その時、私はこう考えていました。

しかし、先輩のある一言で考えが変わりました。

それは、「どんなに頑張っても、最後に立っていなければ意味がない。」と言う言葉です。

頑張れば頑張るほど周りは認めてくれるし、自分自身の充実感も高く、やりがいもあります。
しかし、途中で倒れてしまっては意味がない。

ここで言う意味がないというのは、お客様にサービスを最後まで提供できなかった・・・という意味もあります。

しかし大切なポイントは、倒れてしまった瞬間に、プロフェッショナルとして正当な評価を受けることができなくなることです。

つまり、「アイツは倒れるまで頑張ったんだから・・・。」と、提供しているサービスの質ではなく、頑張っていることが、評価されてしまいます。

提供しているサービスの質で評価がされない・・・ということは、お金を頂いているプロとして失格であり、お客様に貢献しているとは言えません。

だからこそ、倒れないで休む。
そして、最後まで立っていて、お客様に評価していただく。

その評価される勇気を持つことが大事・・・と言われました。

実際に、その評価をされることが怖くて、夜遅くまで頑張って倒れてしまう方も正直います。
(それだけ要求も高く、プレッシャーがかかることも多いのは事実です。)

とは言え、そのようなことにならないよう、先輩の言葉を聞いてから自分が心がけていることがあります。

それは、


「自分のベストを尽くす。」「100%の力を出し切る。」


それで結果が出なければ、それは仕方がないことです。

イチローが全てヒットにすることができないように、100%の力を出し切ったとしても、結果が出ないことはよくあります。(イチローですら3割です。)


先輩の一言は、今まで「倒れてしまってもしょうがない。」と思っていたのが、

「120%で無理をして、倒れてしまう。結果的に自分の評価は守れるが、お客様に貢献できない。」

このようなことになるぐらいならば、

「100%出し切って、最後まで立つ。結果的に自分の評価が悪かったとしても、お客様に貢献できれば良し。」

このような自分の奉げ方が出来るといいなと変わった瞬間です。

ということで、彼が100%力を出し切っているのであれば、それを認めてあげて、100%を超える無理をしないでね・・・ということを伝えてあげるといいのかなと思います。

「いつも頑張っているね。でもベストを超えようと無茶はしないでね。」

それで、もし結果が出なかったとしても、力を出し切ったことを認めてあげればいいと思います。

ユニクロの柳井さんによれば、1勝9敗。
野球のトップ選手であるイチローですら3割。

世の中そんなもんです。100%結果がでることはありえないです。

100%結果が出ないからこそ、手を抜かないで100%ベストを尽くしたことが、価値を持ってくるので、その点を認めてあげるのがいいと思っています。

それに、結果が出ない・・・ことになる前に、私が一緒に仕事をした先輩や同期、後輩がフォローをしてくれると思うので、大丈夫だと思います。

そのチームワークの強さが、他のコンサルティング会社にないABeamの良さや強みであり、その経験が個人的に今でもいろいろな支えになっています。


ということで、取りとめのないことを書いてしまった・・・。

コメントを残してくれたのは、解決策が欲しいからではなく、ただ話を聞いて欲しかっただけだと思う。
(コメントを残してくれた時点で、スッキリしたのかな・・・。)

なのに男って、悩みに対して、いつもスグに解決しようとするんだよね・・・という典型例を演じてみました。

良いコンサルタントは、すぐに解決策を提示するのではなく、その前に一言。

「それって、どういうことですか?」

問題解決の前に、まずは問題の定義から。

鉄則です。

1 Comments:

Anonymous 匿名 said...

仕事に関して出しゃばりたくはなかったのですが、私なりの言葉で彼に伝えました。

ちゃんと受け止めてくれました。

うれしかったです。

お話し聞いてくださって本当にありがとうございました。

12/12/2006 8:09 午後  

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