2007/02/20

スーパープロジェクトチームの罠

優秀なメンバーが集まってプロジェクトを進めると仕事がはかどって楽しい。
優秀なメンバーだから失敗することもないだろう・・・。

と思っていると思わぬ罠にはまってしまうことがある。

その罠とは何か・・・。

それは優秀な方ほど危ない橋を渡るということ。
いや、優秀だからこそ危ない橋を渡ることができると言うべきか・・・。

つまり淡々粛々と仕事を進めるのは面白くない。

プロジェクトのルールがきちんと決まっていなくても、計画が多少厳しくても仕事ができるから何とかなってしまう。

「誰でもできるプロジェクト」は面白くない。

だからちょっと背伸びする。
例えば2人分の仕事をしていたり・・・。

それがプロジェクトのリスクになったりする。

テレビのプロジェクトXがみんなの心に響く通り、山あり谷ありがないと面白くない。
達成感や成長を感じるには多少の困難がなければいけない。

優秀な人達が集まると、その困難のレベルが高くなってしまうので、プロジェクトの危機も比例して高くなる。

優秀な人達は、仕事の範囲も広くなるし、内容も難しいし、いろいろなものが複雑に絡み合っているので、(それでも仕事で結果を出してしまうので)代わりがいない!

ということで、スーパープロジェクトチームのマネジメントは意外と難しかったりする。

では、どうすればいいのか?

一番大切なことは、目的、目標を共有すること。

サッカーの代表チームをイメージしてもらうと一番わかりやすいかもしれない。

彼らは試合に勝つ(ワールドカップで勝つ)という明確な目的、目標があるからこそ、空中分解しないで個々人の個性が発揮できる。

優秀な人達は自分なりの目的、目標を持っていることが多いので、プロジェクトとして明確な目的、目標がないと空中分解してしまいます。

今まで数多くのプロジェクトを経験して感じたことを書いてみました。

プロジェクトの特徴として2度と同じメンバーで仕事をすることはないので、ベストを尽くして成功体験を重ねていきたいですね。

2007/02/14

良い会社が行っている新人教育

新入社員の講師を行った時のお話。

研修を行って新入社員から来る一番多い質問って何だか知っていますか?


それは・・・


答え(正解)を確認する質問。


実際の仕事に即したロールプレイングなどを行うと、様々な選択肢が出てくる。
その時、どちらが合っているのか、講師に確認する・・・。

例えば「この場面で、売上を上げるには、新規開拓と売上点数アップがあるんですが、どっちが良いですか?」といった類の質問。

このような質問を受けた時に、あなたならどう答えますか?

新規開拓?
売上点数アップ?

ちなみに私は、そのどちらでもありません。

なぜならば正解はないから。

学校では必ず正解があるから、新入社員の質問ではどうしても答えを求めがち。
しかし、仕事の現場では正解なんてない場面の方が圧倒的。
(答えは自分で作るもの)

だからこそ、自分で頭をひねって考える必要が出てくる。

このような質問を受けた時に聞くのは、

「どっちだと思う?」、「他にも方法はない?」、「なぜそれで売上が上がるの?」といった逆質問。

研修後のアンケートで「すぐに答えを教えるのではなく、考えさせてくれたので良かった」という声を貰って、高評価を頂いているのは、このようなからくりがあるから。

研修で大切なことは、釣りの仕方を教えること。
答えを言うのではなく、答えを自分で作る、考えるクセを付けること。

ということで、この辺は徹底しているのだが、心配なのは、現場に行った後。

おそらく新人が現場に入ってきて、OJTとして教える立場の人は、新人から質問されたら丁寧に教えているのではないだろうか?

仕事のイロハを丁寧に教えてくれるのもいいけれど、自分で試行錯誤させてくれる余地があるかどうか・・・。
良い会社はこのバランスがいいと思う。

学校の試験では、1+1=2しかないけれど、ビジネスでは1+1=「5より小さい」、「正の数である」、「1より大きい」、「数字で表すことができる」・・・ぜーんぶ正解になりえます。

正解を求めるのではなく、自分で作る。

できるビジネスパーソンになるためには、心がけていきたいですね。

2007/02/11

国境と言語圏

ある英語のサイトを見ていたら、不思議な現象を発見した!

カーソルが英単語の上にくると、日本語で英単語の意味が小さくポップアップ表示されているではないか!

凄いなあと思って他の英語サイトを見てみると、そこでも同じように表示される。

いったいどういうこと?

どのサイトに行っても表示されるということは、ブラウザに何か設定されているのか?

ということで、検索したら、どうやらGoogle Toolbarの機能の一つらしい。

Googleさん、知らない間にそんな機能を付けていたのですね。

個人的には、こういった機能はインターネットの可能性を広げると思っています。

インターネットは、国境を簡単に越えることができると言われることがあるが、個人的な感覚では国境という括りよりも言語圏を意識した方がよりインターネットの世界を捉えやすいかなと思っている。

過去を振り返ると、システム開発の現場で、インドに開発を外注することはインターネットを使えば簡単。

でも、実際はインドの現場でダブルバイトデータを取り扱うことができなくて(ダブルバイトのデータを入力・表示することができない)、テストができませんでした・・・。

ということがあった。

スパム、フィッシング、ウィルス等々セキュリティに関する話題でも、「日本語(ダブルバイト)であること」が、英語圏の人達と比較してセキュアになっているような気がする。

「データの流通コストがかからない」、「流通スピードが早い」、「データが劣化しない」、「データの複製が容易」などがインターネットのメリット。

これらのメリットを活かすために、データの質・内容を意識しなければならない。
データの質・内容を意識すると、言語の壁というものが見えてくる。

翻訳は、データの質・内容を変えるサービスなので価値があると思う。

今行っているサービスで、言語圏を越えられないか考えてみる。
新しいサービスを考える上で、いいかもしれないですね。

2007/02/10

人の噂も75日

先日、あるメールが来ました。
前職でお世話になった先輩からで、ひょんなところから、このブログを発見したらしい。

懐かしい&メールを貰って嬉しいと共に、ネットの力は凄いなぁと思う。

昔は人の噂も75日と言っていたけど、今じゃ検索したら75日前の話も見つかってしまう。
ということは、人々の生活スタイルは今後どんどん変わっていくのかな!?

良いことも悪いことも検索すればすぐに記憶(記録)が蘇ってくるのはいいことなのか!?

今、仕事でご一緒させていただいている方も前職でお世話になったのだが、そこの会社はあえてGoogle検索に引っかからないようにしている。

実際、検索しても見つからないんだけど、どうやっているんだろう?

ということでSEO対策という言葉が流行っている一方で、検索結果に引っかからない逆SEOのニーズというのもあるかもしれない。

それがビジネスとして成立するかどうかはさておき、デジタルデータは劣化しないので、普段から言動や行動には気を付けます。(笑)

2007/02/08

言葉の定義と、前提条件の違い

「上司に仕事の進捗報告をしてください。」

この質問に答えれば、あなたの仕事のタイプがわかります。
タイプは大きく分けて2つ。

A、主に過去に自分がやってきたことを報告した方
B、主に今後の見通しを報告した方

Aの方は、定型業務が主な作業です。
ツール等を利用して業務が効率化できないか考えていくといいでしょう。

Bの方は、非定型業務が主な作業です。
効果的なアクションを取ることができるよう課題には注意しましょう。

と、それっぽいことを書いてみたが、なぜ書いたのかというと、「プロジェクト」という概念の話をしたいからなんです。

プロジェクトとは、ある目的を実現するために一定期間チームを組み、活動すること。
会社という組織(チーム)の中で、成果をあげていくためには、非定型業務が中心となるプロジェクト型の仕事を行うことが多い。


しかし。


「ちょっと、うまくいっていないんだよねー」という会社様のお話をお伺いすると、プロジェクトという概念を理解されていないことが多いと感じています。

つまり、進捗会議などで非定型業務が中心の仕事に対して、過去の実施内容のみ報告。
将来の見通しを考えていないために、後で大騒ぎになる・・・。

ということで、それを解決するためにLink Driveが存在するわけなのだが、その辺りをどのように伝えようか悩むことがあるんです。

本音はエレベータートークではないけど、一言で理解してもらうこと。

確かに一言で表現できるけど、プロジェクトの概念を持っていない方が聞いても、何でLink Driveがあれば、効果が出るのかわからない・・・。

そのように言われ、プロジェクトの概念など大きな話から説明して理解いただく・・・。

とは言え、言葉を重ねても実感が湧かない。

いろいろな言葉を試してみたけど、「これだ」というものはなかなか・・・。

ということで、サービス紹介で相手のバックグランドを把握していないと、効果的な説明ができない。

時々「この説明でいいのかなぁ?」と思うことがあります。。。

マイクロソフトの発表や各種データを見ると、日本で「プロジェクト」の概念が浸透していないことはハッキリ出ているし、その原因分析もなされています。

ということで、「プロジェクトとは何か?」ということを理解して仕事をすれば、他社(他者)より仕事がデキルやつになれます。

そのような強みを持てることができるよう、何かお勧めの書籍等あれば、紹介していきますね。
&お勧めの書籍があれば教えてくれると嬉しいです。

2007/02/04

2つの恥

仕事をしていく上で、常に2つの恥を掻いていきたいと思う。

1つは、「何だ、それ?」、「そんなの無理だ」といった類の恥。

流行の0.5歩先をいくような商品やサービスを作る。

もう1つの恥は、過去を振り返った時に恥ずかしいと思う恥。

例えば初期のiPodも、今から見れば、イケていない。
一世を風靡した車やファッションも今から見れば古い。

今から見れば古いものも、当時は素晴らしい商品で多くのお客様に受け入れられている。
そこからお客様の声をフィードバックとして進化し続けたからこそ、今がある。

そのような商品とサービスを提供していきたい。

だからお客様から評価される勇気を持った人達と仕事をしていきたいと思っています。

2007/02/01

ブログ文化?

人気ブログって何で人気があるんだろう?


理由はそれぞれあるんだろうけど、見ていて思ったことは、行間を広く取って、文字を詰めすぎていないこと。

これは日本語特有な気がするんだけど、どうだろう?


そしてもう一つ。
読者に話しかけているように書いていると思うんだけど、そう思わない?
(ちょっと馴れ馴れしいかな。)


ということで、今日は多めに行間、取ってみました。