2014/07/07

Doing the right thing

ドラッカーさんがDoing things right(正しくやる)よりも、Doing the right thing(正しいことをする)ことが大事とThe Effective Executiveで書いています。

そりゃそうですよね。

麻薬を正しく売ることは、正当化できません。

ということで、Doing the right thingは常に意識していたのですが、最近ちょっとした変化が出てきました。

それはrightの解釈です。

"正しいこと"

これって何なんでしょうかね?

正義?

善悪?

ビジネスの世界においては、損得がどうしても先に来てしまって、善悪の判断が後回しになりがち。

損得を優先して悪に染まってしまう。

事の大小に限らず、いろいろな所でこのような場面を見てきたので、その時にこの言葉は自分を律する上でとても役立ちました。

さてここに最近加わってきた意味合いは

”自然なこと”

常識・・・という意味とはまた違うのですが、なんというか皆が解釈として納得感がある無理のない流れ、自然の摂理・・・みたいなものを意識するようになりました。

一人一人の力は微々たるものです。
そして軟弱で心も揺れ動く。

だからこそ、納得感のある多くの力が結集できるような自然な流れが大事かなと。

何かを行う時には、周りを巻き込むことが多いですが、そのプレゼンテーションにおいて、説得をするのか or 納得をしてもらうのか?

微妙な違いですが、その辺のディティールにこだわっていきたいと思うと、単純な善悪の世界だけではないような気がして、この”自然なこと”を意識するようになりました。

となると、普段の何気ない意識していないこと・・・人類が自然にやってきて定着したもの・・・なんかも俄然興味が湧いてきます。

例えば、quarterという概念があるということは、1時間を20分で三分割よりも15分で四分割の方が自然かな・・・とか、そういった些細なことを幅広く積み重ねていくイメージです。

なんてことを続けていくと、起こったことも自分に取って良くない事でも自然と受け入れられるようになってきて、随分大人になってきたなあと。笑