2005/06/30

情報の取扱

電車が移動手段の中心だった生活をやめ、はや2週間。

昨日、今日と久々に電車に乗ったのだが、すでに乗り方を忘れている!?
JR改札で、SUICAではなくパスネットを入れそうになったり、
(関東ローカルネタでごめんなさい)乗換がわからずオロオロして
しまったり・・・。

で、電車に乗らない理由は、全く生産性のない時間だからなのだが、
(ここでいう生産性とは、最高の環境で、最高のパフォーマンスを
あげるという意味です。電車の中がパフォーマンスをあげる
「最高の環境」ではないことはなんとなくおわかり頂けるかと。)
もう1つの理由として「余計な情報を入れたくない。」というのがある。

これはどういうことかと言うと、中吊り広告のことで、
自分が望む、望まないに関わらず、思わず目にしてしまう・・・。

その広告が美しく、何かのインスピレーションになればいいのだが、
残念ながら、そういったものにはまずお目にかかれない。

自分の頭の容量は限りがあるので、できればそういった情報ではなく、
ためになるものを入れたい。

ということで、できるだけ距離を置いているのだが、
同じようなものとしてテレビもほとんど見ない。

とまあ、こんなことを書いてきたのも、会社内部で下記3点を行って
いくことを考えていた時に、ちょっと思い浮かんだので・・・。

・情報の収集
・情報の加工
・情報の発信

2005/06/28

一流の経営者

代表取締役社長という立場になって感じたこと。
一流の”経営者”とは、会社を存続させるために一番利益率の良い商売を
行う人のことだと思う。

ここで面白いのは、創業社長やオーナー社長というのは、その事業に対する
思い入れがあるということ。
つまり、必ずしも一番利益率の良い商売を行っているわけではない。

一流の経営者というのは、経営の仕事がきちんと出来る人のことであり、
その事業に対する思い入れがあると冷静な判断が出来なくなる可能性がある。

その一方で、思い入れがあるからこそ困難に打ち克って結果を残している
ところもあり・・・。

とまぁ、ケースバイケースで異なるので一概にどちらが良いのかは言えないが、
少なくとも”経営者”が運営している会社は、それこそいろいろな事業を行うので、
(事業を行う基準が一番利益率が良いというだけに)何をやっている会社なのか
把握するのが難しいことがある。
(GEは金融で会社が成り立っているけれど、金融会社か?と言うと・・・。)

そこで大切になってくるのが、ビジョンであったり理念であったりするわけだが、
この部分はまさに創業社長やオーナー社長の分野。

経営の舵取りはなかなか面白い構造をしているなぁと思う。

贅沢な悩み

今だからこそ書ける贅沢な悩みを1つ。

商品・サービス作りをしていると、その売り方をどうしても考えてしまう。
そこでDRMといった手法を使って売ろうと思ったりする。
最近、この手法を使った販売をネットでよく見るようになり、自分も同じように・・・
と考えるわけだが、ここで問題が1つ。

この手法を使ったWebサイト全てに言えるのだが、表現が「美しくない」
(特に言葉が)!!

確かに結果は出ているし、売っている商品も確かなもので、値段以上の価値が
あることは間違いないことはわかっているのだが、余りにも美しくない。

商品・サービスを売るということは、お客様が抱える悩みや不安を解決したり、
普段抱えている様々なことを代行したりすることであり、その対価としてお金を
頂くことができる。

ただ、だからといって悩みや不安を必要以上に煽りたて、それに対する解決を
またこれまでかというぐらい並べるというのは・・・。

Webでは顔が見えず信用・信頼が得られにくい世界。
そのため、対面だとなかなかはっきりと言えないようなことまで、明確に
記述されているのはある意味安心なのだが、それが美しいかと言えば美しくない。

この手法はアメリカで以前からあったもので、最近日本で出回っているサイトの
作りが余りにもソックリなのでビックリしてしまうが、向こうの文化は
「あうんの呼吸」ではなく「契約」の世界。
だからこそ、ここまでこと細かく述べている。。。

また、向こうでは「良いものは高くて当たり前」の世界。
一旦売れ出すと、強気にどんどん売っていく。

一方日本は「良いものをより安く」の世界。
だからこそ、カイゼンに改善を重ね、消費者に良いものがより安く
届けることができるというのが強みだった。
(最近そのサイクルが余りにも早くなってしまい、デジタル家電では
収益を挙げることが出来なくなってしまったが・・・。)

スグにキャッシュを得たいのであれば、同じようにすれば確実にうまくいく
ことはわかるし、これといった障害がないこともわかっている。

唯一の障害は自分の美学だけ。
その美学が会社のポリシーに反映されている以上、安易な手を打つべきだとは
思っていない。

「そんなことを言っていたら狩猟民族に力でやられてしまうぞ。」と
言われてしまいそうだが、美しくなくては、どんな結果を出しても意味がない。

やっぱり何やかんやゆうても日本人だなぁと思う瞬間。

まだ売り上げがたっていないから、こういう気持ちになってしまうのだろうけど、
立ち止まることなく一歩ずつ前に進んでいるので、この問題はいずれ時間が
解決してくれると思う。

だからこそ、今特有の贅沢な悩み。
経営者としての自分が試されていると思えば、なかなかチャレンジングなテーマです。

2005/06/27

商品・サービスの準備

今日は会社の利益に直接関わる商品やサービスについて纏めていた。

商品・サービスを大きく分けると3つあると思う。

1.お客様になってもらうために無料であげる商品・サービス
2.顧客になってもらうためにお客様が是非買いたいと思う売れる商品・サービス
3.会社の利益を稼ぎ出すための商品・サービス

1から3に行くに従い、お客様の購買心理の抵抗が高くなる。
また、お客様の購入履歴を時系列にすると1から3の順番になる。

ということで、起業したばかりで時間も人手も限られる中、1から3の順番で
商品・サービスの準備をしたくなってしまうのだが、実は順序は反対。
3から1の順番で用意をしていかなくては、経営は成り立たない。。。

マーケティングの本を読むと、1から3の切り口で商品・サービスを
用意しなければダメだよとは教えてくれるが、3から1の順番で用意しないとダメだよ
とは言っていないような気がする。

あまりにも当たり前だから触れないのか・・・。
用意する順番はマーケティングの対象外だから?
それとも単純に自分の勉強不足???

真相はどれにしても、経営者の立場として全体を見ると、こういったちょっとした事が
大事だったりする。

そういうかゆい所に手が届くサービスであれば、お客様は喜んでお金を払ってくれるだろう・・・。
そんなことを思いながら、自社の商品・サービスを考えていました。

ウチの商品・サービスは、
・人に対して効果的であるか?
・事に対して効率的であるか?

(具体的な数字は商品・サービスによって異なるとはいえ)必ずこの2つの基準を
満たし、かつその商品・サービスを利用することは

・楽しくてワクワクすることか?

というのを基準にしようと思う。
楽しくてワクワクする・・・定量化が難しい基準ではあるが、少なくとも自分が
そう思えないものは、提供するのはやめようと思う。
この点が我が社の強みとしてアピールできればいいと思いながら・・・。

P.S.
タイトルで「絵日記」としているのに、絵が全然出てこないじゃんと
いった声を頂いていますが、実は絵を描くことは出来るのです。
(当初はそれを中心にしようと思っていたり・・・)

ただ描いた絵をアップすると、ファイルサイズの都合?でブログ画面全部が
その絵だけになってしまうのです。

ということで、その原因を解明し、お絵かきを楽しみたいところなのですが、
優先順位を考えると、どうしても後回しに。

2005/06/25

価値観と役割

今日は仕事から少し離れて、自分の価値観や役割といったことを再整理した。

価値観については、改めて確認して思いを強くしただけだったけれど、
役割については少し整理の必要があった。

どういうことかというと、経営者という役割はさることながら、
会社はまだ出来たばかり。

したがって経営者だけでなく、人事担当、商品開発者、マーケティング担当・・・
といったそれ以外の役割も当然自分に求められてくる。

全てを完璧にこなそうとすると、当然ムリが出てくるので、いかにして、
この辺りの役割を行うのかについてアクションベースで整理をした。

と、仕事だけでこれだけの役割を求められると、当然プライベートは・・・。
「夫」の役割、「父親」の役割はとてもじゃないけれど・・・。

とはいえ、「友人」の役割、「恋人」の役割は大事にしたい。
大切な人と過ごすその瞬間瞬間に全力を尽くしていければと思う。

それから、役割の整理をしていて思ったこと。
役割に限らず、人はいかにして余計なものを捨て、自分の大切なものを
見つけるかどうかが大事だと思った。

何にしてもアレ、コレ、ソレのせいぜい3つぐらいしか覚えられないし。
(少なくとも自分はそう。)

価値観にしても、人より「素直」でありたいと思うし、「正直」でありたいとも
思うけれど、突き詰めると、自分が自分であるための価値観は3つぐらいになるのかな?

あまり多くを求めると、ぼやけてしまう。
どれに集中して、突き詰めて尖るか・・・。

定期的に確認する必要が出てきそう・・・。

2005/06/24

会社の目標

今日は、売上高を始めとする具体的な数字を伴った目標について、考えていた。

考えていて面白いと思ったのは、数字を設定するのは自由自在だということ。
あたりまえと思うかもしれないけれど、これがなかなか面白い。

例えば資格試験を取得することを目標とした場合、試験で何点取れば合格か、
出題範囲は・・・などを確認して、そのための勉強のスケジュールを立てる。

試験日と合格点、出題範囲が決まっているので、目標にあったスケジュールと
タスクが非常に立てやすい。

つまり、目標達成の可能性がとても高いわけだが、これが会社の目標となると
ちょっと違ってくる。

おそらく自分が理想とする数字と、確実に達成できる数字の中間点を目標にすると
現実的な目標として妥当だと思うが、これにマーケットやライバル企業を始めと
する外部要因や、社内リソースである内部要因を絡めると複雑怪奇。

どれが妥当な数字になるのか・・・。

さらに自分がイケると思っている数字も、周りのメンバーが出来ないと
思っていたら実現できない。

そのため、その数字の妥当性を証明するために、何をすればよいのか示す必要が
出てくる。

目標を設定するとは、Goalだけでなく、その道筋もある程度示す必要があること
を改めて再認識。

ただ、あまりにも細かい道筋だと、メンバーが全く考えなくなるYesマンばかりに
なってしまうし、自分でコミットした方が仕事は楽しいし・・・。
ということで、そのバランスも考慮する必要あり。

資格試験の目標は一人で設定すればいいけれど、複数人が関わる会社の目標は
そうはいかない。

人数が増えるということは、達成感もそれだけ大きいわけだが、
その分事前準備も必要になってくる。

この辺りの巧拙は、コンサルタントとして数々のプロジェクトで見てきたので
バッチリ活かせそう。

とは言え、一番大事なのは、
みんなが楽しく出来て、お客様がメチャクチャ喜んで、大きな達成感が得られる目標かどうか?

コレに尽きる。

2005/06/23

「スゴイ」の一言

新会社を設立し、仕事を始めて一週間。
そろそろ自分のペースを掴みたい。

で、今回の経緯等々いろいろな人に「株式会社を設立した。」という話をしてきて思ったことを。
多くの人が、この話をすると「スゴイね。」と言ってくれる。

それを聞くと、ちょっと調子に乗りそうになるんだけれど、すぐに思いとどまる。
というか、本音を言うと、まだスタート地点に立ったばかり。
お客様に対して、何も価値を提供していない・・・。

就職先が決まった時もそうだったけど、とにかく入り口で祝福の嵐。
大学受験をしていないからよくわからないんだけど、おそらく大学受験も同じだと思う。

あくまでもチャレンジする機会を得ただけのこと。
そのチャンスを活かすも殺すも、これからの自分次第だと思う。

とはいえ、みんなの声は激励の言葉としてとてもありがたく思っています。
そういった声があるからこそ、やりがいがある。
感謝しています。

2005/06/22

取材後の対応

今日は、仮のWebサイト構築と(世間一般に言われている)
「社長ブログ」の構築を行った。

16日に受けた取材が23日にリリースされるので、それに合わせた
準備を行ったのだが、細かい修正を行っていると、時間というのは
あっという間に過ぎる。。。

朝から軽い打ち合わせと取材原稿を確認後、サイトの話をして気付いてみると
お昼の時間はとっくに過ぎていておやつの時間。

遅めの昼食を取って、また続けているといつの間にか23時近くになっていた。
時間というのは、ホント短い。。。

ということで、”時間”というものを思いつくまま挙げてみた。

・買えない
・雇えない
・値段がない
・カンタンに消える
・蓄積できない
・いつも不足している
・他のものに代替できない
・人間に付きまとって離れない
・これなしで生きるのは難しい

コレを見ているとホント時間というのは大切なんだなぁと思う。

それにしても明日から海外視察。
まだ準備を全くしていないのだが、大丈夫か?
やっぱり時間って大事だね。。。

2005/06/20

なかなかチャレンジング

今日は事業計画書を作成。

昨日のミーティングを踏まえ計画書に落とし込む作業をしたのだが、昨日が右脳の作業なら今日は完全に左脳の世界。
ロジックで攻めて攻めて攻めまくる。。。

と、どうしてもたくさんの課題やto doが出てきてお腹がいっぱいになってしまう。

ということで、気分転換に散歩をするのだが、オフィスを六本木に構えて良かったと思う瞬間。
人の活気と、緑が共存していて実にいい気分転換になる。
そしてヒルズ49Fから東京湾を一望すれば完璧。

気分をリフレッシュして、また仕事に着手できる。
空間って大事だなぁと痛感する瞬間でした。

2005/06/17

いきなり間違えた

本日は出勤2日目。

今日は「ネットを活用した顧客育成セミナー」が六本木ヒルズの
アカデミーヒルズで行われるとのことなので、行ってみることにした。

実はウチのオフィスは六本木ヒルズの目の前にあり、移動時間が全くかからないからだ。

ということで、招待メールを見ると「アークアカデミーヒルズ36」と書いてある・・・。
「36Fは初めてだなぁ。」と思いよく見ると、「アーク森ビルウエストウィング36階」と
書いてあるではないか!!

「アカデミーヒルズ」って、六本木ヒルズにある40F、49Fだけじゃないの?

思い込みって恐ろしいなぁと思いつつ、溜池山王にあるアーク森ビルに行ってきました。
まぁ、雨も降っていなかったし、歩いて行ける距離なので、いい散歩が出来た。

セミナー内容も時間が限られているので、大まかな概略が中心になるのは
仕方ないとは言え、非常に充実していた。

是非、チャレンジしてみたいことがいくつかあり・・・。
これから、それをまとめなきゃ。

2005/06/16

社長の初仕事

一体、何を話せばいいんだ?

社長として初めての仕事、それは”取材”だった。
今、入居しているオフィスの広告を作成するにあたって、
そこで働いている人達を取り上げることになり、我々に話がきた。

こういった時は取材を大いに楽しめばいいのはもちろんだが、
実は我が社は起業したばかり。。。
商品、サービスの準備が出来ていない。

その段階で取材をされても、相手にとって何をしている会社なのか、全くわからない。

ということで、取材中はこれから提供する予定の商品、サービスの方向性を
中心に話をした。

「非常に楽しみです。」とおっしゃっていただけたので、まずは一安心。

そして、それ以上に力を入れて伝えたのは、単純に商品やサービスを売って
儲けたいのではなく、「我々が幸せを感じているこの素晴らしい環境を
”次の世代”に残すこと」を目的に起業をした経緯や、我々がコンテンツ以上に
重視しているcontext(物語を創っていくこと)についての話だった。

そんなことを話していると、自分の想いを伝えようと、一人で話をしすぎてしまった。

聞き手が理解しているか確認しないで、言葉がどんどん溢れ出す。。。
それだけ自分が熱意を込めて、やろうとしているのは間違いないってことは
再確認できたけど、やっぱり反省。

今後の取材では、他のメンバーの言葉をどんどん引き出す役が出来ればいいと思います。

それにしても写真撮影はニガテ。
グラビアアイドルを始めとする芸能人は、すごいなぁと思う。
意識しないでと言われても意識してしまうし・・・。

ということで、写真の表情は少々緊張気味だと思う。

我が社は、まだスタート地点に立ったばかり。
これから、どんな壁が待ち構えているかわからないけれど、

”壁があるから、乗り越えられる”

大いに楽しんではしゃいで行こう!!

2005/06/12

Squaria 社名の由来

sq
果てしない広がりを持つ
area
無限の可能性を秘めた原野
star
ひとりひとりが主役になって
smile
あふれだす笑顔
aria
ひとつひとつの旋律は
quartet
やがて合奏を織りなして
oasis
人々を魅了するオアシスになる

Squaria