2006/10/24

人材が資産です。

「人材が弊社の資産です。」

サービス産業に従事するホワイトカラーの人達が増えれば増えるほど、この言葉は重みを持ってくる。

そこで1つ疑問が湧いてくる。

「人が大事だ・・・と言うならば、仕事と家庭のバランスがきちんと取れるようにサポートしているハズ。」

ということで自分は社員が仕事と家庭のバランスが取れるように具体的に何をやっているだろうか・・・。

今年の夏は、感謝を込めて家族を招待して船上から花火を楽しんだ・・・。

いや、これだけではちょっと物足りない。(というか、物のうちに入っているかどうか・・・。)

ということで、具体的にあれこれ考えたのだが、思い浮かばない。

そして、今から何かできることはないか思案するのだが、いかんせん独身の身。
想像にリアリティが足りない。(笑)

家族と一緒に夕食を取る・・・。

うーん。これも今、実現できているけど、どうなんだろう・・・。

ということで、これは社員の提案を待つしかないのか?

人材が大事。
人材を大事にしている。

このような言葉を発するのではなく、行動で示す。

そのために働くメンバーが、仕事と家庭のバランスが取れていることを示したいと思っています。

ということで、実現のために会社として何かサポートできるのか、具体的な行動案があれば、どしどし提案してください。

よろしくお願いします。

2006/10/23

日本シリーズ開幕

日本シリーズが始まった。

ドラゴンズファンとしては、52年ぶりの日本一が観たい。
1勝1敗の現時点では、3連勝すれば北海道で胴上げ。

1回でも負けると名古屋に帰ってくる。

東京にいるおかげで、99年にはリーグ優勝の胴上げを生で観ることができたけれど、地元名古屋では、いつも悔しい胴上げを観てきたに違いない・・・。

ということで、今年こそは・・・なんてことを考えると、名古屋に行きたくなる。

久しぶりに食べたいものもたくさんあるし・・・。

試合を観戦することはできないけれど、陰ながら応援していよう。

2006/10/06

ブログの弊害

絵日記を書き続けてきて1つわかったことがある。

それは、「考えを書くよりも、行動を書いた方が良い」ということ。

この絵日記は、その日、その時に考えたこと、頭にあることを吐き出してすっきり・・・という内容が多かったりするのだが、日々行動をしていると、その考えが変わることがある。

以前、1ヶ月前の自分がだらしないので、過去の絵日記は恥ずかしくて読みたくない・・・と書いたが、まさに思考が変わっているからこそ、見たくない。

と言いつつも、今も同じ考えであったりするものもある。

昨日書いた内容が今日は全く正反対・・・ということもある。

つまり、変わらないものと変わったものが、入り混じっている。
その絵日記を書いた時は、自分の中で正しいと思っていたとしても、今この瞬間は正反対のことを信じていたりする。

そして今も変わらず信じているものもある。

ここで、1つずつ、どれが変わって、どれが変わっていないのか、見ていくことは難しい。

しかし、絵日記という形で残っている以上、ここを読むことしかできない方にとっては、この絵日記から判断せざるを得ない。

立場や環境が変わることで、考えも改めなくてはいけないことが多々あり、その考えを綴っていたのだが、スピード感がどんどん加速していっているだけに、周りを混乱させてしまう。

ということで、その時感じたことをそのまま吐き出して、自分だけすっきりするのは、周りを混乱に陥れる第一歩だということがわかった。

行動を見せて、その後に考えや背景を・・・ですね。

2006/10/05

オシム・ジャパンと選手の自覚

サッカー好き・・・ということで、久々にサッカーネタを。(笑)

オシム監督の言葉や考えが紙面を賑わしているけれど、日本代表選手の顔やプレーぶりは、全くと言っていいほど伝わってこない。

プレーするのは選手なのだから、本来は選手にスポットが当たっていなければならないのだが・・・。

結果を残している選手と言うのは、ファンやマスコミからキツイ視線を浴び、恥をかきながらも頑張ったからこそ、結果を残すことが出来ている。

つまり注目を浴びることで、自覚が芽生え選手として成長していく・・・。

しかし今のオシム・ジャパンには、監督にスポットが当たってしまい、選手にその自覚が芽生える機会がない。

これは日本サッカーにとって、誠に残念なこと。

日本サッカーを作っていくのは、サポーターやマスコミの力が不可欠というのはこのこと。

拡大解釈をすれば、政治の世界もそう。
国民ひとりひとりがしっかり見ていなければ・・・結果は・・・。

ということで、会社の人事も同じことが言える。

その役職に身を置くことで自覚が芽生え成長していく。

だからこそ、その役職を任せるという決断をリーダーはしなければいけない。

そしてその決断は間違っていることが多い。

つまり、その役職にふさわしい力を将来、身に付けられる人を置くので、短期的に見ると、結果は出ない。

人の成長は時間が必要となるので、それをカバーできる組織体力が求められる。

ベンチャー企業が成長できるかどうかは、ここがポイントの一つになると思う。

ここで我慢できずに社長が全面に出ていれば、いつまで経っても会社はそのまま横ばい。

かと言ってビジネスモデルも含め組織が整っていないと、役職を任せた瞬間に会社の経営が傾く。

コンサルタントとして、兆の売上高、数千億、数百億の会社を見てきて、自分の会社を立ち上げ数十億、数億、数千万の会社社長と知り合い、その考えをたくさん見てくると、その違いは鮮明。

会社の成長について「知っている」から「わかる」という感覚。

だからこそ、「わかる」から「できる」にする。

2006/10/04

専門家が陥る罠

A地点からB地点まで1時間で行こう。

こう言ってスタートする。

しかし結果は、1時間30分で到着。

何かがおかしい・・・。

どうすれば1時間で行くことができるのだろうか?

このような時に、その道の専門家に分析してもらうのは、1つのアプローチ。

歩くペースがだめなんですよ。

途中の信号に気を付けて下さい。

ここは人混みだから、別の道で・・・。

と原因分析を行なってくれるし、解決策も提示してくれる。

結果として次のチャレンジでは1時間以内に到着できる・・・と思う。

が、しかし。




このアプローチでは、イノベーションは生まれない。

問題が発生した時、ゼロベース思考で考えることができるか?

そして、「なぜ1時間で着くことができなかったのか?」ということを忘れて、「どのようにすれば1時間以内に着くことができるか?」という目標にフォーカスできるか?

何かのアクションを行なった後にゼロベースで考えるのは非常に難しい。

なぜうまくいかなかったのか?という原因分析を先にしたくなる。

が、しかし。




時間という限りある資源を有効活用するためには、まずは1時間以内に着くことができるかにフォーカスする。

そうすれば、歩くのではなく、自転車、車、タクシー、電車など新しい方法が思いつく。

このような方法が思いつけば、歩くペースなどの原因は関係がなくなる。

問題分析思考ではなく、問題解決思考になれるかどうか・・・。


これが出来ているのか、出来ていないのかが、顧客満足の分かれ目だと思う。

個人的な印象として、技術屋さんは問題分析思考の方が多い。
(その技術に精通しているから、どうしてもその枠内で解決しようとするのは仕方がないのだが・・・。)

だからサポートセンターに問い合わせると、「それは無理です。」というつれない返事をもらうことが多い。

で、その会社の他のソリューションで解決できたりする・・・。(笑)

これと同じ様に、何かの開発や取組をしていて問題が発生すると、まずは問題分析から入ってしまうことが多い。

車やタクシーなどの方法がスグに思いついて、実施しようとしても、自分はその分野に精通していないから実施に不安でしょうがない。

そして、まだ問題分析を行なっていないから、もやもやして気持ちが悪い。

だから車やタクシーで行くことに大きく反対する。

反対している間に時間はどんどん過ぎて・・・。

自分がコントロールできる範囲で何とかしようとするのは、当たり前のことだけれども、ここで欲しい情報は問題分析にかける時間はどれくらいか?ということ。

時間がかかる&問題を特定できないようであれば、やらない方がいい。

ということと、大きな理由がもう1つある。

それは問題分析をしてしまうと、それで解決したくなる・・・ということ。

つまり分析をして歩くペースが遅いということがわかった。

今度はこのペースで行けば確実に1時間以内で行くことができる・・・。

このことが明確になると、この解決策を主張する。

でも、その方法だと早くても50分。

車やタクシーのように15分で着くことはない。

そして、イノベーションは生まれない。




ゼロベース思考と問題解決思考。

この2つを備えている人材は、とても貴重であると思う。

自分が持っているスキルを超えて、全体的な視点で解決策を提示できるかどうか・・・。

深く掘り下げる能力と横に広げる能力。

そのバランスをいかに取るか・・・。

ひとつ言えることは、深さも広さもその基準は「お客様が求める水準を満たしていること。」

どちらか片方が欠けていてもいけない。

専門家と言われる人ほど、この横の視点に気が付いていない方が多いので、お客様が求める水準を満たす横の広がりを持つと、非常に大きな顧客満足を得ることができると思う。

だからこそ、この2つを備えた人材で組織作りを行なっていきたい。

そしてイノベーションを生み出し続けていきたい。

2006/10/03

強い組織

リーダーは結果に責任を持つ。

メンバーは行動に責任を持つ。

このように書くと、とても簡単。
だが、実際に実現しようとすると、なかなかチャレンジング。

使命感を持って、やる気があるメンバーほど陥りやすい罠。

それは、結果にも責任を持ってしまい、失敗することを恐れて行動が出来なくなってしまうこと。

リーダーが期待していることは、行動に責任を持ってもらうこと。

それは野球で例えるならば打席にできるだけたくさん立ってほしいということ。

ビジネスにおいて重要なことは打率ではなく安打数。

だから、打率が1割台でも構わない。

全然打席に立たなくて打率8割ヒット1本のバッターより、打率は1割でも10本ヒットを打ってくれるバッターの方が、会社に貢献していると言える。

9回裏2死でやっと打席に立ってサヨナラホームランを打ってくれるより、初回から打席に立って振り続けてくれることを望む。(仮に1本もヒットが打てないとしても。)

その結果、ヒットが出なかったとしても、それは起用したリーダーの責任。

とは言え使命感や責任感を持っている人ほど、失敗を恐れて行動できない・・・。

結果はリーダーが持つから気にしないで行け・・・と言っても、そもそも使命感や責任感があるのだから行動できないわけであって、効果的なメッセージとは言えない。

では、どうすればいいのか・・・。

一つ言えることは、「やって後悔することはない」ということ。

後悔は「やらなかった時」に初めて生まれる。

やれば結果がわかるから満足するが、やらなければ結果がわからないから、いろいろと想像できてしまう。

その想像したイメージが望ましいイメージだった時にやらなかった後悔をする。

だから「打席に立たない」ということは極力避けたい。(というか、それはなしにしたい。)

会社によっては、組織体制や評価制度である程度の強制力を持って行動に繋げている所もある。

では、ウチはどうするのか・・・。

決めの問題だけにリーダーの素質が問われる。

※今日の話を営業の話・・・として考えると、ちょっと違うのかも。

下手な鉄砲でも打ち続ければ新規顧客と契約できる・・・だから、どんどんアポを取れと努力と根性の話として勘違いされるかもしれませんが、そのようなことが言いたいわけではないです。

2006/10/02

それはできません!!

「それは難しいです。」
「できません。」

仕事をしていると、このような言葉に出会う。
社内のやりとりでは、特に違和感を感じないのだが、お客様の立場になって聞いてみるとどうなるだろう・・・。

「それはできません。」

(「それはできません。」・・・って、あんたの都合だろっ)

お客様の立場になって考えると、「できない」という言葉はわかりやすいが、その分傷つきやすい。
「できない」という言葉から、そのものが実現できないことよりも、「自分が理解されていない」ことに傷つく。

では、傷つけないようにするためにはどうしたら良いのだろうか?

アプローチは2つあるかな・・・と思う。

1つは代替案の提示。

代替案を提示できる・・・ということは相手の要望を理解しているということなので、理解されていないとは思わない。

もう一つは、要望に対して深堀の質問。

できません・・・と言いつつ、その要望の背景などを掘り下げる質問をすれば、理解されていないとは思わない。

代替案の提示では、自社内で対応できることには限りがあるため、難しいことが多い。

では自社内でできることで対応しようとすると、態度がでかくなってしまったり、相手の要望からずれてしまったり・・・対応しない方がよっぽどマシだという状況になりかねない。

だからこそ、深堀の質問をする。

そこにニーズやウォンツの芽が潜んでいるのは確かなのだから、この質問力を磨いていきたい。

そのために、まずは何をしようか・・・。

2006/10/01

日本一高い給料を支払う

知的労働者の恐ろしいところ。

それは、時間で成果が測れないということ。

今まで何時間もかけて頑張ってきたことも、昼食時の何気ない一言に負けてしまうことがある。

このような性質を持った仕事を行っている人達に対して時間ベースで給与を支払うのは、妥当なのだろうか・・・。

という悩みを持っている人達は、非常に多いと思うけれど、弊社の今後目指す方向性として一つあるのは、「日本一高い給料を払っている会社になる」ということ。

日本じゃ狭いから世界の方がいいのだろうか・・・という話はさておき、この言葉の意味するところは、それだけ人件費をかけても利益が残る仕事をしっかりしているということ。
(決して原価が高止まりしているという意味ではありません。)

月額の支給額にすれば、日本一はまだまだかもしれないけれど、実働時間当たりで換算すれば、いい勝負ができる・・・など、切り口を変えれば日本一になることは比較的早く実現できる。

まずは小さな日本一を積み重ねていくことで、真の日本一に。
そして世界へ・・・。