2013/03/06

株式投資から導き出した目標設定

今回のお話は、ちょっと以前、聞かれた内容で、せっかくなので備忘も兼ねて軽く書いておこうと思います。

聞かれた内容は「どうやって目標設定をしているか?」ということです。

同じテーマであれば「前年比xx%増し」などで、エイヤーと対応することもあるかもしれません。
では新規の場合はどうするか?
設定した目標は妥当なのか?

などなど、考えだせば、このテーマはなかなか奥が深いです。

ということで整理すれば3箇条にでもなりそうだなあと思いましたが、今回はいろいろある中でも特に気を付けているポイントを書いておこうと思います。

ご自身の目標設定時の参考や、現在の目標の評価にご活用いただければ幸いです。

さて、私が目標設定時に特に気を付けていることはこれです。


・下限を設定する


例えば、年間売上目標1億円・・・とします。

とすると、8,000万円ぐらい達成した時にどう思うでしょう?
もう少しで達成できそうだなあと。

それが残り2ヶ月ぐらい余裕があったらどうでしょう?

ちょっとペースが落ちますよね。

それが下限であると・・・

「最低年間売上目標1億円」となります。

さっさと1億円達成しないと・・・という意識になり、全く手を抜く事がありません。
また年間売上目標1億円だと上限なので達成した後にどうすんねんとなりますが、下限であれば上にブレる分には対応の余地があります。

何となく感覚でわかるかなあと思いますが、100m走に出た時にゴールを駆け抜けますよね。
残り10mからペースを落としてゴールで止まることはないですよね。
あれと同じです。

また、この発想は確実に目標を達成したい時にあえてストレッチをかけて余裕を持つ・・・というスタイルです。

どういう意味か具体例で話をしましょう。

例えばフルマラソンで4時間切りを達成したいとします。

であるならば目標は当然「4時間切り(サブ4)」となります。
サブ4実現のためのトレーニングメニューをこなします。

が、私の場合は「最低4時間切り」という目標になります。
最低4時間切り・・・なので、トレーニングメニューもちょっときつめ。
具体的には、3時間30分切りを目指す人達が実践するメニューを選択しました。

こうしておけば確かに実施内容自体はキツいのですが、体調がすぐれなかったり事情や悪天候でメニューをこなせなかった時も、ちょっと余裕があります。

多少サボっても、まあいいかなと。

一方、サブ4メニューならば完璧にこなさないと不安でしょうがないのかなと。
(完璧に準備した・・・という自信が持てなくなるという意味でも。)

思いっきり偏見なのですが、「なかなかうまくいかない・・・」と嘆いている人は、何でも100%、完璧にこなそうとしている印象があります。

なので、私は80%しか消化できなくても達成できるようなものがないかな・・・という発想をするようにしています。
(人間なんて、そんなに意思が強いものだとは思いませんし、予定通りにいかないことはしょっちゅうです。チームで動くとなるとなおさらその辺は考えなくてはいけなくなってきますし・・・。)


さて、こんな感じで準備をしましたが、レース当日も3時間45分で完走できるペースで走る事にしました。
15分も余裕があれば、まあ4時間切れるかなと。

さて、その結果はどうだったでしょう?

なんと、4時間3分でゴールです。笑
ペースは守れたのですが、人が多くて抜きながら走った結果なんと45km近く走ることに。(順位表上では1万人近く抜くことに。)笑

初マラソンでわからないことだらけだったからこそ・・・だとは思いますが、余裕を持って準備をしたにも関わらず達成できなかったりするのが世の中の面白い所。

だからこそ、こういった些細な所でも細かく意識した方がいいのかなあと思います。

ということで、話は以上です。

最後にタイトルに付けた「株式投資から導き出した・・・」ですが、これは後付けです。笑
今回の方法って株式投資やら何やらでも応用できたり、そこから学ぶことができますよね。

例えば利益確定売りの逆指値なんかの感覚や発想は、個人的に何か近いものを感じます。
感情ややる気に左右されず淡々粛々と目標を達成するためには、この辺のやり方を応用すると、もっと良い設定方法が見つかるかもしれないですね。