2008/09/26

会議用ノート「meeting sheet」がワールド・ビジネス・サテライトで紹介されました

先日、とても嬉しいことがありました。

テレビ東京さんのワールド・ビジネス・サテライトというニュース番組に弊社が企画・販売している会議用ノート「meeting sheet」が紹介されたんです!

で、嬉しかったというのは、紹介のされ方が、実際に使っているお客様の声を紹介してもらったことです。(なので、ウチの出番は一切なし。)

では、そのお客様とは誰なのか・・・と言うと、古巣のアビームコンサルティングです。

アビーム側も社員のモチベーションや対外的なことを考慮すると、今回の出演は良かったのではないかと思います。

ということで、自分が育ててもらった会社に少し恩返し出来たかな・・・と思うと、嬉しくなってしまいます。

個人的な夢というか予定というか計画では、いつかアビームに仕事をお願いしたいなあと考えています。

独立・起業して、古巣に仕事をお願いするって、ちょっと良くないですか?

お世話になった先輩や同期、後輩と仕事をしたいので、必ず実現させてやろうと考えています。
(もちろん品質は確実なので、ビジネス的にも妥当な判断なんですよね。)

では、アビームと一緒に仕事をするためには、どれくらいの会社規模にしなければいけないか・・・。

個人的には単体、連結は置いておいて、最低、年商300億円以上にはしておきたい所です。

こんなことを考えていると、モチベーションがアップします。

さぁ、やるぞ!

2008/09/24

タクシーで楽しく過ごす方法

あなたは、仕事でタクシーを利用しますか?

自転車通勤の私はあまりタクシーを利用しないのですが、天気が悪い時など、たまに利用することがあります。


利用するのですが、実はタクシーはちょっとニガテなんです。

なぜかと言うと・・・。

運転手「お客さん、今までお仕事だったんですか?」

私「そうです。」

運転手「大変ですね。実はウチも大変で・・・。」

なぜか「夜遅くに仕事をしている=ツライ、大変」という方程式が出来上がっています。
そして運転手さんのツライ話を聞いているうちに、どんどん気分が沈んでしまいます。

夜じゃなければ、仕事でもしていればいいんですが、夜にタクシーに乗ると会話がなぜかこの手の展開になります。




(亜種で、新聞や週刊誌から情報を仕入れたのか「景気悪いですね」バージョンがあります。景気が良い時でもなぜか「景気いいですね」と言われたことがありません。)

そう、気分がウキウキ、ワクワクするような話にならない!

ということで、乗車や運転手さんとの会話をできるだけ避けていました。

とは言え、タクシーはとても便利な乗り物だと思います。
活用できるなら活用したい。

では、どうすれば楽しく過ごすことができるだろう?

あなただったらどうしますか?

さぁ一緒に考えよう!



考え中



ということで、私は全く考えていないのですが、お知り合いの経営者の方から素晴らしいアイディアを頂きました。

それは、運転手さんにこんなことを聞いてみるといいんです!

「今までで一番怖い目に遭ったのは?」

「一番遠くでどこまで?一番高かったのはいくら?」

「無線でやりとりしているけど、何て言っているの?」
(業界用語を解説してもらう)

面白おかしく話が聞けて、聞き終わった頃にはちょうど着いているみたいです。

よし早速次回から実践しよう。



追記:さらに面白い話題をもらいましたので、共有しておきますね。

・タクシーのカーナビはなぜ運転中に操作できるのか。(ヒント:ブレーキ)
・タクシーの運転手は領収書をなぜ集めているのか。(ヒント:釣り銭)

早く聞きたい!

2008/09/15

お金が取れないベンダーさんが生まれる理由

前回はお金が取れるベンダーさんと、取れないベンダーさんの違いを書きました。

本来、プロジェクトではトラブルが起こってはいけないハズなので、火事だと騒がずに進めていくのが理想なのに、どうして騒ぐベンダーさんが後をたたないのか?

今回は、その問題について書いてみます。

いきなりですが、騒ぐベンダーさんが後をたたないのは、発注する企業側に問題があります。

発注する企業側で、ベンダーさんを適切に評価できないと、トラブルを解決した時にベンダーさんをヒーロー扱いしてしまいます。

また、ヒーロー扱いしてしまう企業は、プロジェクト予算が充分でない場合がとても多いです。
(つまり、どれにいくらかかるのか細分化、詳細化ができない。)

このようなパターンがあまりにも多いので、RFP作成時や提案内容を評価する際に、下記「安かろう、悪かろう」の話をするのですが、理解できる企業とできない企業があります。

◆「プロジェクト期間の短縮」 は、「メンバー単価の削減」より費用削減の効果がある
<基準となる見積>
10日間の作業を10名(1名1日5万円)で実施
10日 x 10名 x 5万円 = 500万円

<目標とする見積>
基準より1.5倍の単価をかけて、半分の工数(5日間)で実施
5日 x 10名 x 7.5万円 = 375万円

<よくある見積>
メンバー単価を削減したが、基準より2日多い工数(12日間)で実施
12日 x 10名 x 4.5万円 = 540万円

ちなみに「プロジェクト期間の短縮」は、間接的な費用削減にも繋がります。
(通信費、交通費、プロジェクト部屋代など)

何となく、いつも「費用削減」活動ばかりしている会社さんは、費用削減に走る(メンバー単価を下げようとする)ばっかりに、結果として高いお金(プロジェクト遅延による追加費用)を支払っているような気がします。

費用対効果の視点がすっぽり抜けて、単純に費用を削減しようと努力しています。

と言いながら、結局は、自分の伝え方の至らなさが原因です。
どうすれば上記内容の理解をしてもらえるのか・・・いつも腐心しています。

今、このようにブログで書いていますが、正直、読者に伝わっているかどうか自信がないです。

お金の取れるベンダーさんと取れないベンダーさん、評価ができるクライアント企業とできない企業。
それぞれのパターンを経験しているからこそ、わかる話です。

実際は、お金の取れないベンダーさんと、評価ができないクライアント企業さんの組み合わせでも、プロジェクト自体は納期に期待した結果を得ているため、みんなメチャクチャ喜んでいるパターンが圧倒的に多いです。

喜んでいないのは自分だけ。

それはなぜか?

ここに弊社の悩みがあります。






プロジェクト自体を問題なく終わらせているのは、弊社が影で手を打っているからです。
お金の取れないベンダーさんは、基本的に前倒しで作業したり、予防的な対応ではなく、直前かつ対処的な対応が多いため、影で事前に手を打っておくのです。

だから、火が出ても消化できるわけです。

手を打つのは単純に手間がかかりますよね。
そして予防的な対応ですから、なかなか目に見えにくいわけです。
ですから、評価ができないクライアント企業さんだと評価されないわけです。(笑)

そう、評価はされないのに手間がかかる・・・つまり弊社にとって赤字体質になりやすいプロジェクトなわけです。

アビームにいる時には気が付かなかったのですが、お金の取れないベンダーさんと、評価ができないクライアント企業さんの組み合わせ、ビックリするほど多いです。

それっぽく言ってしまうと、それだけプロジェクト・マネジメントができない会社が多い・・・ということです。

したがって、ベンダーさんはがっちりお金を取れる、クライアント企業さんはきちんと評価できる、そして弊社もしっかり利益が出せる・・・このような方向にどうにか持っていけないか・・・。

そのためにもシステム開発の導入支援の中で、それぞれが成長する仕組を組み込みたいですね。

誰か良いアイディアがあったら、どんどん提案してきてくれると嬉しいです。
さてさて、ちょっと考えてみますかね。

追伸)
今回の話は、あえて自社のエゴを出してみました。

「お客様の立場に立って」考えるならば、今回の話は表に出すべきではないと思います。
だって「おめーらがしっかりしねぇから、ウチが儲かんねぇんだよ!」と言っているようなもんです。

尊敬できる企業は、どんな環境でもきっちりと儲けを出しています。
それが実現できていないのを、自分のせいではなく、相手のせいにしちゃっています。

では、なぜ自社のエゴを出したのか?

それは、まず経営者としての至らなさを明確に認識するためです。
責任は相手にあるのではなく、自分にある。
相手が変わるのではなく、自分が変わる。

今後、どのように自分達が変わるべきなのか、後で振り返った時にどのように変わったのか。

それを把握するために、今のダメダメぶりを出すことにしました。

今回の話も、本来は経営の醍醐味の所なので、悩みというネガティブな表現じゃなくて、チャレンジという前向きな表現を使いたいですよね。

表現ひとつ取っても自分の至らなさがよくわかります。

ひとつずつチャレンジしていきますので、今後、どのように変化するのか楽しみにしていてください。

2008/09/12

お金が取れるベンダー、取れないベンダー

クライアント企業のシステム開発の導入支援などを通して、たくさんのプロジェクトをマネージしてきました。




クライアント企業とシステム会社さんの橋渡しを行ってきたのですが、数を重ねるにつれて、ある傾向があることに気が付きました。

今回は、その傾向について書いてみたいと思います。

いきなりですが、お金の取れるベンダーさんって、どんな会社だと思いますか?

って、そんなこと聞かれてもわからないですよね。

では、自分が社長さんか、システム部の部長さんだと思って、どのようなベンダーさんに仕事をお願いしたいと思いますか?

このように聞けば、様々な視点が出てくると思います。

例えば、価格は妥当か?、品質はしっかりしているか?、スケジュールは守れそうか?、開発方法論があるか?、体制は?などなど・・・。

システム開発の導入支援では、このような視点でベンダーさんが出してくる提案内容を比較検討して1社に絞り込みます。

そして、プロジェクトが始まるわけですが、よく似たケースにも関わらず、うまくいくケースとうまくいかないケースがあります。

誤解を招かないように正確に言うと、どちらも結果はOKです。
当初の目的・目標は達成されているのですが、進め方が良かった時と、イマイチの場合があるんです。

こちらはプロジェクト・マネジメントをしていて、あらゆるケースを経験しているわけですから、対応が良くなかった・・・と言うわけではありません。

でも、進め方が良かった時と、イマイチの場合があるんです。

ここがお金の取れるベンダーさんと取れないベンダーさんの違いがあるような気がします。

では、その違いは何でしょうか?

一言で言うと、お金の取れないベンダーさんは「頑張っていますアピールが大好き」です。

どういうことかと言うと、お金の取れないベンダーさんは必ず、私達は「頑張って」仕事をしていますというアピールをどこかに入れてきます。

毎日終電まで仕事をしていた・・・徹夜で終わらせた・・・などなど、プロジェクトがピークに近づけば近づくほど、このような話がボロボロ出てきます。

どのプロジェクトも困難な場面があり、必ずこういった局面はあったりするのですが、お金の取れないベンダーさんは、リーダーがそのような状況が大好きで「忙しい、忙しい」と言いながら進めていたり、そのような状況をことさら強調します。

例えるならば、煙が出ているので「煙を消しておいてくださいね。」とお願いしたにも関わらず、その煙を団扇で煽って火をおこして、「火事だー」と叫ぶわけです。(もしくはほったらかしにして火事になるまで待つ。)


その火事をメンバーと一緒に消化して「よかった、よかった」となるわけです。

火事になれば、それだけみんなの注目を浴びるため格好のアピールになるわけです。
ピンチはチャンスですね。

クライアント企業側も、火事が消化されてホッとしています。
むしろその火事を消化してくれたので、ヒーロー扱いです。

このようにヒーロー扱いされるので、ますますその傾向が強くなります。

だから納期直前はいつも怒涛のように忙しくなる・・・。

納期直前に新規タスクがどんどん出てくるような仕事をいつもやっている会社は、ちょっと気を付けた方がいいかもしれません。
リーダーが、そういう仕事の仕方が大好きな可能性があります。

今の話を聞いて、「それってプロじゃないよね」と思われた方は安心です。
お客様の立場に立った仕事ができている可能性が高いです。

本来、トラブルは起こってはいけないハズです。
そのように考えるならば、プロジェクトは恐ろしいほどつまらなく淡々粛々と進行し、目的・目標が達成されるのが理想です。

そのためには、影で多大な努力が必要ですよね。

例えるならば、白鳥が優雅に泳いでいますが、水面下では激しく足をバタつかせているイメージです。

きちんとしたクライアント企業なら、水面下でも激しく足をバタつかせているのは理解して評価してくれます。
だから、毎日終電まで仕事をしていた・・・徹夜で終わらせた・・・なんてアピールする必要はないわけです。


実は、ここにはもう一つ問題が隠されています。
長くなったので、次回にします。