2020/09/09

まさかのタイトルなし

ふとblogシステムの下書きを見た所、公開されていないコンテンツがそこそこありました。

中身を見ると一応、最後まで書いてあるように見えます。
ということで、せっかくなので、それを公開していこうかなと思います。

(2006年10月ごろに書いたと思われる下書き)
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「これっていらないんじゃないの?」

出来上がったプログラムを見た時に、必要ないと思ったので聞いてみる。

自分の正しさを証明する力ではなく、謙虚さや自分の過ちを正面から見つめる勇気、そういったものがないとなかなかリーダーにはなれない。

という大きな理由がありつつ、現実的な話として、このような姿勢でいると、会社間で全く仕事ができなくなるから。

ソースコードが全くわからないクライアント、詳細はわからないが一応ソースコードがわかり仕様書を書くコンサルタント、そしてそれを実現するSEやプログラマーの方達。

それぞれ全く別の会社で仕事をしている時に、仮に問題が発生してプログラマーが「自分は間違っていない」
すると・・・
「仕様書に書かれた通りにしただけです。」という回答が来た。

仕様書を書いたのは自分。
今、手元にないので実際何を書いたのか覚えていない・・・。

「とするならば、オレが間違えていた。これはなしで行こう。」

「わかりました。」

ということで仕事に戻り、こちらは仕様書を確認してみると・・・必要ないと思っていたところについて何も記述されていない。

正しい、間違っている・・・という観点から見れば、こちらが正しいことになる。

ということで、相手にもう一度確認して、ちょっと叱った。

このように書くと、自分が正しくて相手が間違っているから、それを証明して自分を正当化したかのように受け取られるが、そんなことは全く関係ない。

なぜ叱ったのかというと、どちらかが「正しい」、「間違っている」で物事を判断すると前に全く進まなくなるから。

今回の件で言えば、自分が正しいにも関わらず、「間違っている」と認めた上で仕事が進んでいる。

正直、仕事を通して実現するビジョンにフォーカスしているから、自分が正しかろうが、間違っていようが、どうでもいい。

自分が間違いを認めて、ビジョンに近づくのであれば、あっさりと間違いを認めてしまう。

ということで、リーダーになればなるほど、こういった矛盾を抱え、自分が間違っている前提で考える機会が多いような気がする。

今回叱ったのは、本人にゆくゆくはリーダーになってもらいたいから。