2006/10/05

オシム・ジャパンと選手の自覚

サッカー好き・・・ということで、久々にサッカーネタを。(笑)

オシム監督の言葉や考えが紙面を賑わしているけれど、日本代表選手の顔やプレーぶりは、全くと言っていいほど伝わってこない。

プレーするのは選手なのだから、本来は選手にスポットが当たっていなければならないのだが・・・。

結果を残している選手と言うのは、ファンやマスコミからキツイ視線を浴び、恥をかきながらも頑張ったからこそ、結果を残すことが出来ている。

つまり注目を浴びることで、自覚が芽生え選手として成長していく・・・。

しかし今のオシム・ジャパンには、監督にスポットが当たってしまい、選手にその自覚が芽生える機会がない。

これは日本サッカーにとって、誠に残念なこと。

日本サッカーを作っていくのは、サポーターやマスコミの力が不可欠というのはこのこと。

拡大解釈をすれば、政治の世界もそう。
国民ひとりひとりがしっかり見ていなければ・・・結果は・・・。

ということで、会社の人事も同じことが言える。

その役職に身を置くことで自覚が芽生え成長していく。

だからこそ、その役職を任せるという決断をリーダーはしなければいけない。

そしてその決断は間違っていることが多い。

つまり、その役職にふさわしい力を将来、身に付けられる人を置くので、短期的に見ると、結果は出ない。

人の成長は時間が必要となるので、それをカバーできる組織体力が求められる。

ベンチャー企業が成長できるかどうかは、ここがポイントの一つになると思う。

ここで我慢できずに社長が全面に出ていれば、いつまで経っても会社はそのまま横ばい。

かと言ってビジネスモデルも含め組織が整っていないと、役職を任せた瞬間に会社の経営が傾く。

コンサルタントとして、兆の売上高、数千億、数百億の会社を見てきて、自分の会社を立ち上げ数十億、数億、数千万の会社社長と知り合い、その考えをたくさん見てくると、その違いは鮮明。

会社の成長について「知っている」から「わかる」という感覚。

だからこそ、「わかる」から「できる」にする。