2005/06/28

一流の経営者

代表取締役社長という立場になって感じたこと。
一流の”経営者”とは、会社を存続させるために一番利益率の良い商売を
行う人のことだと思う。

ここで面白いのは、創業社長やオーナー社長というのは、その事業に対する
思い入れがあるということ。
つまり、必ずしも一番利益率の良い商売を行っているわけではない。

一流の経営者というのは、経営の仕事がきちんと出来る人のことであり、
その事業に対する思い入れがあると冷静な判断が出来なくなる可能性がある。

その一方で、思い入れがあるからこそ困難に打ち克って結果を残している
ところもあり・・・。

とまぁ、ケースバイケースで異なるので一概にどちらが良いのかは言えないが、
少なくとも”経営者”が運営している会社は、それこそいろいろな事業を行うので、
(事業を行う基準が一番利益率が良いというだけに)何をやっている会社なのか
把握するのが難しいことがある。
(GEは金融で会社が成り立っているけれど、金融会社か?と言うと・・・。)

そこで大切になってくるのが、ビジョンであったり理念であったりするわけだが、
この部分はまさに創業社長やオーナー社長の分野。

経営の舵取りはなかなか面白い構造をしているなぁと思う。