本質を探る旅に出るために準備することとは?
何だかよくわからないタイトルをつけてしまいましたが、今日のテーマは「本質を探る」です。
今もまだまだ不十分ではありますが、常に本質を見極めたいと思っています。
そんなことを意識しながら、頑張っていると昔の自分よりちょっとは見極められるようになったかなと思います。
今日は、そう思えるようになったコツをちょっとだけご紹介。
これから社会人になろうとしている学生向けです。
本質を見極めようとしている時に注意していることの一つに「数字で把握する」というのがあります。
いったい、どういうことでしょうか?
例えばテレビで「国家公務員が公費で視察と称して、遊びまくった・・・。」というニュースが流れたとします。
するとコメンテーターが「私達の税金を無駄遣いして・・・。」と憤慨していますが、こんな時に数字で把握しようとします。
すると全く違った風景が見えてきます。
ざっくりと、日本のGDPは500兆円前後。
毎年度の税収はGDPの約1割である55兆円。
国債の発行額(借入)が約30兆円弱。
合わせて約85兆円が一般会計の歳入となります。
これまたざっくりですが、約4割近くが借入となります。
4割近くもあるならば「税金を無駄遣いして・・・」と言うほかに「余計な借金をして遊びまくって・・・」とも言えますよね?
ということで、数字を把握すると、コメンテーターのコメントに惑わされることなく、物事を見ることができるようになります。
ビジネスでは、数字を把握することはとっても大切です。
雰囲気やイメージと数字では全く違っていることはよくあることです。
そして、このギャップがビジネスの醍醐味だったりします。
例えば、先ほどのコメンテーターのコメント。
数字を把握してしまうと、コメンテーターのコメントは怪しくてしょうがありません。
結果として、他のコメントも信用できなくなってしまいます。
しかし、おそらく多くの人達は「私達は汗水たらして働いているのに、その税金を無駄遣いして・・・」と憤慨していることだと思います。
そう、視聴者の共感を得るためには、とても良いキーワードだと思います。
したがって、コメンテーターは本質を知っているけれども、共感を得たい(視聴率を取りたい)ために、わざとこのコメントを言っているかもしれない。
そもそも短時間で先ほどのような数字の話なんてできるわけがない。
(そして、そういう話は理屈っぽくて、わかりにくく感じてしまいますよね。)
となると、このようなコメントでまとめてしまうのも仕方がないのかもしれない・・・。
では、ビジネスではどうか?
共感が得られる(売上が上がる)からって、本質からかけ離れたメッセージをお客様に届けるのは、果たして良いことなのか?
喜んでお客様が買っていくんだから、いいじゃない。
というのも一理。
とは言え、やっぱり本質的なことを伝えるのが大切。
というのも一理。
どちらを選択するか(もしくは第3の選択肢を取るか)は、経営の意思決定。
細かすぎて伝わらないことですが、このバランスをどのように取るのかが、とても面白いと個人的には感じています。
個人的には、このバランスを取るために「誠実さ」を軸に決めています。
「名は体を表す」とはよく言ったもので、最近、いろいろな場面で「誠実さ」を基準にしていることに気が付きました。
とても不思議な感覚です。
今もまだまだ不十分ではありますが、常に本質を見極めたいと思っています。
そんなことを意識しながら、頑張っていると昔の自分よりちょっとは見極められるようになったかなと思います。
今日は、そう思えるようになったコツをちょっとだけご紹介。
これから社会人になろうとしている学生向けです。
本質を見極めようとしている時に注意していることの一つに「数字で把握する」というのがあります。
いったい、どういうことでしょうか?
例えばテレビで「国家公務員が公費で視察と称して、遊びまくった・・・。」というニュースが流れたとします。
するとコメンテーターが「私達の税金を無駄遣いして・・・。」と憤慨していますが、こんな時に数字で把握しようとします。
すると全く違った風景が見えてきます。
ざっくりと、日本のGDPは500兆円前後。
毎年度の税収はGDPの約1割である55兆円。
国債の発行額(借入)が約30兆円弱。
合わせて約85兆円が一般会計の歳入となります。
これまたざっくりですが、約4割近くが借入となります。
4割近くもあるならば「税金を無駄遣いして・・・」と言うほかに「余計な借金をして遊びまくって・・・」とも言えますよね?
ということで、数字を把握すると、コメンテーターのコメントに惑わされることなく、物事を見ることができるようになります。
ビジネスでは、数字を把握することはとっても大切です。
雰囲気やイメージと数字では全く違っていることはよくあることです。
そして、このギャップがビジネスの醍醐味だったりします。
例えば、先ほどのコメンテーターのコメント。
数字を把握してしまうと、コメンテーターのコメントは怪しくてしょうがありません。
結果として、他のコメントも信用できなくなってしまいます。
しかし、おそらく多くの人達は「私達は汗水たらして働いているのに、その税金を無駄遣いして・・・」と憤慨していることだと思います。
そう、視聴者の共感を得るためには、とても良いキーワードだと思います。
したがって、コメンテーターは本質を知っているけれども、共感を得たい(視聴率を取りたい)ために、わざとこのコメントを言っているかもしれない。
そもそも短時間で先ほどのような数字の話なんてできるわけがない。
(そして、そういう話は理屈っぽくて、わかりにくく感じてしまいますよね。)
となると、このようなコメントでまとめてしまうのも仕方がないのかもしれない・・・。
では、ビジネスではどうか?
共感が得られる(売上が上がる)からって、本質からかけ離れたメッセージをお客様に届けるのは、果たして良いことなのか?
喜んでお客様が買っていくんだから、いいじゃない。
というのも一理。
とは言え、やっぱり本質的なことを伝えるのが大切。
というのも一理。
どちらを選択するか(もしくは第3の選択肢を取るか)は、経営の意思決定。
細かすぎて伝わらないことですが、このバランスをどのように取るのかが、とても面白いと個人的には感じています。
個人的には、このバランスを取るために「誠実さ」を軸に決めています。
「名は体を表す」とはよく言ったもので、最近、いろいろな場面で「誠実さ」を基準にしていることに気が付きました。
とても不思議な感覚です。