2007/02/11

国境と言語圏

ある英語のサイトを見ていたら、不思議な現象を発見した!

カーソルが英単語の上にくると、日本語で英単語の意味が小さくポップアップ表示されているではないか!

凄いなあと思って他の英語サイトを見てみると、そこでも同じように表示される。

いったいどういうこと?

どのサイトに行っても表示されるということは、ブラウザに何か設定されているのか?

ということで、検索したら、どうやらGoogle Toolbarの機能の一つらしい。

Googleさん、知らない間にそんな機能を付けていたのですね。

個人的には、こういった機能はインターネットの可能性を広げると思っています。

インターネットは、国境を簡単に越えることができると言われることがあるが、個人的な感覚では国境という括りよりも言語圏を意識した方がよりインターネットの世界を捉えやすいかなと思っている。

過去を振り返ると、システム開発の現場で、インドに開発を外注することはインターネットを使えば簡単。

でも、実際はインドの現場でダブルバイトデータを取り扱うことができなくて(ダブルバイトのデータを入力・表示することができない)、テストができませんでした・・・。

ということがあった。

スパム、フィッシング、ウィルス等々セキュリティに関する話題でも、「日本語(ダブルバイト)であること」が、英語圏の人達と比較してセキュアになっているような気がする。

「データの流通コストがかからない」、「流通スピードが早い」、「データが劣化しない」、「データの複製が容易」などがインターネットのメリット。

これらのメリットを活かすために、データの質・内容を意識しなければならない。
データの質・内容を意識すると、言語の壁というものが見えてくる。

翻訳は、データの質・内容を変えるサービスなので価値があると思う。

今行っているサービスで、言語圏を越えられないか考えてみる。
新しいサービスを考える上で、いいかもしれないですね。