改革と改善の閾値
前回のエントリで改革と改善の違いをざっくり書きましたが、今回は、もう少し具体的な話で考えてみようかなと思ったので、書いてみます。
例えば、下記のようなテーマがあるとします。
「あなたの月間支出をxx%削減してください」
20%削減してください・・・と言われれば、改善っぽいですよね?
また、何をやればいいのか何となくイメージが湧いてきます。
今の支出項目を眺めて、無駄を見つけて切り詰めるイメージです。
では、改革テーマとなると、どうでしょう?
何となく・・・
50%削減してください。半減してください。
と言われたら、改善ではなく、根本的に変えなくてはいけないな・・・と思うのではないでしょうか?
また具体的なやり方も、簡単には出てこない感じです。
例えば、実家に帰る・・・。
そうすれば、家賃、光熱費、食費が全部ゼロになるよね。
みたいな、今までと全く違ったライフスタイルが求められそうな感じがします。
これって本当にこの生活に変えてしまっていいの?・・・という決断が必要になったりするので、なかなか実現は難しいです。
と、身近な例に例えると、改革案を出す難しさと、それを実行する時の意思決定、決断力が求められる・・・と難易度が格段に上がっていることが理解できるかと思います。
なので、ここに果敢にチャレンジできる社風や会社は、普通にすごいなと思います。
また、そんな会社も、チャレンジできるように様々な仕掛けがあったりするので、その辺はとても勉強になります。