当事者意識を持った仕事ぶりの危険性
今まで、こんな場面に出会ったことはありませんでしょうか?
仕事でちょっとしたミスがあった時に・・・
「もっと当事者意識を持って仕事をすれば防げたはず・・・。」
もし自分がミスした時に、そう思っていたり、誰かがミスをした時に、このような注意をしていたら、個人的にはとても危険だと思います。
なぜ危険なのか?
それは、品質が全く安定しないからです。
意識で品質が変わる・・・と言うことは仕組みができていない証拠。
個人的に過去に経験したのは、当事者意識がとても高い方が、当事者意識を持っていないようなミスをしていたことでした。
なぜそのようなミスをしてしまったのか?
理由はとても簡単。単純に多忙で、周りを見る余裕がなかったからです。
普段、しっかりしている方でも疲れて疲労が溜まるとミスをする。
当たり前のことが起こったまでです。
これを本人の意識が足りないと叱責するのは、責任者の立場からすると簡単ですが、言われた本人にしてみれば、納得もいかないし、やる気も削がれてしまいます。(という悲しい場面を見てしまったことがあります。)
だからこそ、ミスが起こらないチェック体制や、仕事が集中しない組織体制、役割分担、業務分解などなど、責任者にはやることがたくさんありますよね。