2021/02/02

ベンチャー組織のウソ

ふとblogシステムの下書きを見た所、公開されていないコンテンツがそこそこありました。

中身を見ると一応、最後まで書いてあるように見えます。
ということで、せっかくなので、それを公開していこうかなと思います。

(2006年10月ごろに書いたと思われる下書き)
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ベンチャーはフラットな組織だから動きやすいですよ。

年齢も近いから話をしやすいですよ。

若いから活気があっていいですよ。

会社の魅力を伝えるとしたら、こういった表現になるだろうか・・・。

ベンチャー企業がフラット組織で年齢も若く話がしやすかったり、活気があるのは間違いない。

では、それで活動の動きが早いかというと、これはまた話が変わってくる。

組織上フレキシブルで迅速に対応できる体制であったとしても、そこで働く本人達が「やろう」と思わなければ動きには繋がらない。(当然ですね。)

ここで気を付けたいのは、このようなアピールをして集まってきた人達が本当に「動く」ことができるかどうか見極めないといけない・・・ということ。

バンジーに例えてみるとわかりやすい。

バンジーはスリルがあって楽しいですよ。
爽快感があります。

ということで、「飛んでみたい」と思ってやってきたはいいが、本当に飛び降りることができるかどうかは話が異なってくる。

飛べる人と飛べない人

同じメッセージでも全く正反対の人が集まってくる。

もちろん会社としては、飛べる人を採用したい。

会社と言う舞台(バンジー台)を用意して、一緒に頑張ろう(飛ぼう)と呼びかけて集まったにも関わらず、いざその場に来ると、できない・・・というのは・・・。

ということで、ここからわかるのは、一貫性があるかどうかということ。

自分の意思と発言は、必ず行動に結びつけることで一貫性を保つ。

ここまで細かく見ると、一貫性がない人も出てくるのだが、基本的に人は自分自身を裏切りたくないもの。
裏切ってしまうと自信を失い、自分を見失ってしまう。

自分自身に自信がないというのは、意識しているかしていないかはともかく意思・発言と行動に一貫性がないから。

だから例えば意思・発言と行動に一貫性がなければ、自分は嘘つきだと言って、発言と行動の一貫性のないことを正当化する。

正当化することによって、一貫性を保つ。(ちょっとややこしい???)

このように知らず知らずのうちに、一貫性を保つことで、人格が形成されていく。

だから、ネガティブワードよりポジティブワードを使っている方が、ポジティブな行動に繋がりやすい。

人は誰だって自分自身が間違っている・・・とは認めたくないもの。

だから第一印象で全てが決まる。

初めの印象を変えることができるのは、こちらが頑張ったから・・・というよりも、相手が「自分の第一印象は間違っている」と認める心の広さがあるから。

と言いつつ、ポジティブな印象からネガティブな印象、ネガティブな印象からポジティブな印象・・・というので動きがまた違ってくるので一概には言えない。
(ここが話をややこしくして、かつ誰もが人間関係で悩む結果になる所のような気もする。)

感動というのはギャップを生み出すからこそ、生まれるのであって、そのギャップが大きければ大きいほど感動は大きくなる。

となると、その瞬間は自分が認知・想定していることより大きくかけ離れるわけだから、その状況を受け入れる器がないと対応できない。