2018/05/05

大事な視点をどうやって身に付けるのか?

個人的にどうやったら、身に付けることができるのかなと悩んでいるものがあります。

例えば「この業務マニュアルをもっとわかりやすく修正してください」と依頼されたら、あなただったらどうしますか?

図や絵がなかったら、絵を入れてみるのもいいでしょう。
文章が冗長なら、もっと短くする。
専門用語や分かりにくい言葉があったら用語集などで解説する。

と、モノを見れば、それなりに出てくると思います。

さて、ここで冒頭で身に付けることができるのかなと悩んでいるのが、このような図や絵を入れようという発想に走ってしまう状態にならないこと。

もっとわかりやすくと言われて

この目次でいいのだろうか?
(この構成でいいのか?)
これを読むのは誰なのか?
その人はどのような場面でこれが必要になるのか?
(場合によってはマニュアルじゃない方がよいのか可能性を探る)

以前、作業で両手が塞がっているので、マニュアルが見れない、めくれない人達に向けてメガネにその情報を表示するような業務用メガネの試作品を触らせてもらったことがあるのですが、当然、提供方法はこの形でいいのかというのは意識しなくてはいけません。

と作成する前に気を付けるポイントがあります。

それが既に成果物があると、その辺の背景やポイントを確認しないで、作業に入ってしまう。

使い手のことを考慮すれば当然出てくるべき問いが出てこない。

これって何なんだろうなと思います。

依頼する方が適切な指示を出していないからいけないんだ!

そー思われた方、おっしゃる通りです。
依頼側もやれることがありそうです。

ただ、依頼する方もそこまで意識できていない。
でも使われなくて、わかりにくいことだけはわかるという状態もあります。

今回、これを考えるきっかけも、ある人がずーっと、いろいろな人に「この業務マニュアルをもっとわかりやすく修正してください」と依頼し、多くの修正を加えてきたにも関わらず一向に良くならないことから、こちらに話がきてわかったことでした。

人によってはゼロベース思考だとか、本質を掴むだとか、お客様視点で考えるとか、いろいろな表現で今回の問題は説明ができそうですが、多くの人が身に付けるには(みんな当然のように扱えるように)どーしたもんかねと悩んでしまいます。