ルールと手順
横断歩道を渡る時は、赤がNG、黄が注意、青がOKです。
このルールがあれば、横断歩道を渡れますよね?
が、しかし、これだけでは渡れない組織があったりします。
そんな組織はどんなことを言うのかというと・・・。
黄は注意って渡っていいんですか?ダメなんですか?はっきりしてください。
手順書をください。→右見て、左見て、もう一度見て、時速3-4kmで渡ってください。渡る際には横断歩道の最短ルートをまっすぐに進んでください。
渡る対象を定義してください。→一人、二人、大人、子供、夫婦、カップル、国籍、健常者、荷物を持っている or 持っていない・・・。→対象の定義が足らず、考慮が足りないのではないですか?
大人二人、子供二人で渡りたいです。どうすればいいですか?→そのまま渡ってください→並んで渡るのは迷惑ではないですか?子供をそのまま渡らせるのは危険ですよね?→では、大人一人と子供一人で手を繋いで、それを1セットとして、縦2列で渡ってください→そのままだと後ろの組が前の組にぶつかって危ないですよね?→では、後ろの組は前がスタートして3秒後にスタートしてください。
時速3-4kmでは間に合わないです。→では、通常3-4kmと緊急5-6kmとしましょう。それぞれ通常レーンと緊急レーンに横断歩道を分けます→通常レーンと緊急レーンの境目が分からず危ないです→通行量に従って、決めますね。境目がわかるように線を引くようにします。
歩行者がごちゃごちゃしているので、事前申請、承認制にしましょう。
どうでしょう?
こんな感じにルールや手順だらけになって実行するのも大変。
ここまで複雑だと、なかなか渡れないですよね。
でも実社会では、ここまで複雑にはなっていないですよね?
ということで、個人的には、このような時には、必要以上にルール化するのではなく、判例として実例を積み重ねていき、ルール自体は最初の「横断歩道を渡る時は、赤がNG、黄が注意、青がOKです。」を維持していくのがいいのかなと思っています。