2025/12/12

改めてDoing the right thing

2014年7月7日にこんなことを投稿しています。

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ドラッカーさんがDoing things right(正しくやる)よりも、Doing the right thing(正しいことをすること)が大事とThe Effective Executiveで書いています。

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懐かしいなあと思いつつ、改めて大事なことだなと痛感しました。

なぜならば、組織が目的を意識せずに行動すると、正しくやることばかり集中して、正しいことをしていない・・・みたいなことが起こりうることがわかったからです。

こう書くと「そのようなことってあるの?」と思うのですが、組織活動において、同じ行動をさせる時にアプローチの仕方によって、起こります。

「なぜこの行動が必要なのか」など目的を共有して進める際には、Doing the right thing(正しいことをすること)を意識するので問題はありません。

一方、マニュアルや手順書で管理して、ここに書かれてあることだけすればいいよ・・・みたいなアプローチだと、仮に目的が書いてあっても読まれず、やることだけに興味を持つ人が一定数出てきて、いつの間にか目的も共有されなくなり、Doing the right thing(正しいことをすること)を忘れてしまう。

そのような文化が定着すると、マニュアルや手順書に目的も書かれなくなり・・・みたいなことに・・・。

嘘のような本当の話ですが、文化の変化は、すぐに実行できるような簡単なことではないので、そうならないような仕掛け、仕組みは何か・・・みたいな所に今はとても興味があります。