嘘のような本当の話
目的と手段を履き違えるな!
とは、よく言われる話ですが、ドキュメントを見ると、意外と目につくことがあります。
会議の目的・・・というのに、目的の所に議題が書いてあったりします。
「なぜ」これをやるのか?が目的だと思うのですが、「何」をやるのかを一生懸命、書いてあったりします。
興味深いのは、個人が書いているのであれば、その個人のスキルに依存する所もあるのですが、組織全体でそのような記載をしていること。
従って、レビューを実施して更新がかかるので、色々な所で目にすることになります。
目的に手段を書いてしまう組織は、どのような特徴があるのか?
良い表現で書くならば、上意下達が徹底されていて、その実行が迅速。
悪い表現で書くならば、「やれ」としか言われなくて、その通りに実行するだけ。
目的を理解すれば、その目的に沿って、柔軟に対応や、何をやるべきか考えることができますが、その考えることをさせない、できない場合は、とにかくまずはやれという形になりがち。
その傾向が組織全体に強いと、ドキュメント内容も、そのような記載になってくるのかなと。
それが良い悪い・・・と評価することもできるのかもしれませんが、一つの組織形態として書き残しておきます。