2009/04/26

ご飯を大盛にしても、繁盛しない理由

100%外食の身としては、おいしいお店の情報は喉から手が出るほど欲しかったりします。

だから・・・というわけではないと思うのですが、良いお店探しは無意識にしているような気がします。

そんな意識が働いているせいか、なんとなく「良いお店の基準」みたいなものがあります。

その中の一つに「ご飯を大盛にしているお店はハズレない」というのがあります。

このように書いたり、繁盛店にするために「ご飯を大盛にするといいですよ」なんて、飲食系のコンサルタントや繁盛店のオーナーが言っていたりすると、真似して実践する方がいると思います。

でも、結果が出ない。

どうしてご飯を大盛にしても結果が出ないのか?

今回は、この点について考えてみましょう。

話題は飲食業ですが、IT系の方達は特に注目していただけると嬉しいです。
システム開発の現場でも頻繁に起こっている現象を書いていきます。

では早速ですが、どうしてご飯を大盛にしても結果が出ないのか?

理由は簡単です。

行動をマネしても、その裏にある考え方を理解していないからです。

例えば、私のお気に入りのお店で、ご飯を大盛にして繁盛しているお店があります。
そのお店はどうしてご飯を大盛にしているのか・・・。

それは、来店していただいたお客様に「お腹いっぱいになってもらいたい」からです。

従って、わざわざ「ご飯大盛無料」、「ご飯おかわり自由」なんて野暮なことは書いてありません。

女将さんが料理を出す時に「たくさん食べてね。」と言ったり、帰り際に「お腹いっぱいになった?」と確認したり、「苦手なものはない?」と聞いて、おかずをおまけしてくれたり・・・。

とにかく「お腹いっぱいになってもらうためにできること」を愚直に実践しています。

味噌”汁”なのに、具がいっぱい入りすぎて”汁”が少ない。(笑)
ご飯がすすむように、ふりかけや漬物数種類がテーブルにたくさん。

そのようなお店は、ご飯の茶碗自体が普通より大きい。
結果として普通に盛っても、他店と比較すると「大盛」になっています。

お茶碗が空で、おかずが残っていると、「ご飯食べる?」と普通におかわりを盛ってくれる。

とにかく「お腹いっぱいになってもらうためにできること」を徹底しています。

一方、ご飯を大盛にしているのに、イマイチ繁盛していないなあと感じられるお店は、大盛サービスを強調したりしています。

「ご飯大盛無料」、「ご飯おかわり自由」なんて書いてあったり・・・でも、それはお客様に価値を提供するというよりも、他店との差別化としてサービスを強調しているような気がします。
(そして、茶碗が小さかったり、おかわりをお願いしようにも店員さんに声をかけにくかったりするんですよね。)

あなたは、自分がサービスを受ける側として、どちらが嬉しいでしょうか?

A、サービスが明確になっていて、自分で選択する。
B、サービスが明確にはなっていないが、さりげなくサービスを受ける。

サービスが明確になっていて、自分で選択した場合、そのサービスは「受けて当然」であり、そこに感動はありません。

サービスを受けて感動したり、ちょっと他の人に口コミしたくなるのは、明確になっていないさりげないサービスを受けた時だったりします。

仮にどんなに特別なサービスであっても、それを明確にしてお客様に選ばせてしまったら、そのサービスを確実に提供することは、当然の世界になってしまいます。

従って、ご飯を大盛にする・・・は、さりげなく提供する方が長い目でみると、お客様から支持を得る(リピートをしてもらう)可能性が高くなるのではないかと思います。

とはいえ、お客様から支持を得るためには、行動の一貫性がないといけません。

これはどういうことかと言うと、さりげなく提供するので、行動に一貫性がないとお客様はその価値に気付いてくれない・・・ということです。

ご飯大盛無料、おかわり自由をさりげなくやろうにも、茶碗が小さかったら、「もともとのご飯が少なくない?」と考えるお客様もいるでしょうし、小さいお椀にどんなに盛っても、インパクトはないので、心に残りません。

なにより「なぜご飯大盛無料なのか?」、「おかわり自由なのか?」の理由がわかりにくいです。

そして「他店との差別化かな?」とか「最近、飲食業も大変だからなぁ」とお店の都合の理由を考えがちです。

繁盛店のように「ああ、このお店は私達にお腹いっぱいになって欲しいんだ。」とは考えません。

自分達のことではなく、お店の都合の理由を考えると、そのサービスはお願いしにくくなります。

繁盛店は「自分達のことを考えてくれる」と考えることができるので、おかわりも頼みやすくなります。


ということで、「ご飯大盛」を見てきましたが、たった一つの簡単な行動である「ご飯大盛」も徹底してやっていこうとすると、いろいろなことを考えてやらないといけないことが、ちょっとだけわかっていただけたかなと思います。

従って、ただ行動を真似るだけでなく、その裏にある考え方を理解し、行動に繋げていくことが大切です。

今回は飲食業を例に挙げましたが、ITの世界でも、この辺の話はよくある話です。

ベストプラクティス、事例と称して、行動だけを真似ようとする企業が後を絶ちません。

また裏にある考え方を理解しても、行動に繋げないと結果になりません。
従って、結果がすぐ出るものではなく、継続して行動を続けて初めて結果が出ます。

そこで我慢が出来ずに短絡的に結果を出そうとして、結果が出ないと騒いでいる企業も後を絶ちません。

この辺はベストプラクティス、事例を提供しているコンサルティング会社、ベンダー会社の責任でもあるわけですが、すぐに出る結果は、継続して結果を出し続ける際の助けにはならないことの方が多いと思います。

マネジメント層の方々は、特に「平凡の積み重ねが非凡に繋がる」ことを理解して、毎日の行動に繋げていただけると良いのではと思います。

2009/04/25

Apple税を支払う

ちょっと古いですが、面白い記事がありました。

Apple税は5年で3367ドル? - MSがPCのユーザー価値をアピール

ざっくり言うと同じスペックならWindows PCの方が安くすみますよ・・・という記事なのですが、このような記事を読むといつもツッコミを入れてしまう自分がいます。

今回もツッコミを入れてみましょう。

今回のツッコミを通して、IT投資を行う際には、どういった視点があるのか・・・というのを考えるきっかけにでもなればいいなと思います。

早速本題ですが、私はMacBookとThinkPad(Windows PC)、両方持っています。

MacBookが起動後、すぐに使えるのに慣れてしまったせいか、最近、ThinkPadでも起動後、すぐに使おうとアプリケーションを起動しちゃいます。

すると・・・

Vistaユーザーの方ならおわかりかと思いますが、青色の丸い例のやつが出てきて、しばらく待たされたあげくアプリケーションの横には「(応答なし)」の文字が出てきます。

結局、うんともすんとも言わないので、Windows再起動・・・なんてことがよくあります。

Intel Core 2 Duoプロセッサを搭載しているんだからマルチタスクもいけるでしょ・・・なんて思っているのですが、全くダメです。

Windows起動後は、バックグラウンドで何やら処理をしています。
(スタートアップで起動するアプリはほとんどないんですけど・・・。)

ひとしきりバックグランドで何やら動いた後にウィルスソフトの定義ファイル更新処理が動き出します。

それが終ってやっとアプリケーションがそれなりに動くようになります。

この間、最低5分。

先ほどの再起動なんて話になると15分はゆうに使っちゃいます。

スペック的には、ThinkPadはMacBookより1.25倍の値段をかけて2倍いい数字になっています。

でも、すぐには使えないんですよね。

その失った時間。
仮に1日5分だとしましょう。

営業日ベースで考えると、月20営業日として、100分、約1.5時間。
年間18-20時間ぐらいは失っています。

営業時間を1日8時間とすると、確実に2日は失っています。

その間でできることや、自分の時給を計算すると・・・恐ろしい金額を失っていることになります。

さらに朝、やる気まんまんで、いっちょやったるか・・・と思っている時に、再起動なんてことになると出鼻をくじかれてテンションが下がってしまいます。

そんな気分的なものも含めると、結構、失っているものは大きいような気がします。

では、次にアウトプットベースで考えてみましょう。

おそらくオフィス文書系のアウトプットはThinkPadの方が速いです。
それ以外のビジュアル系、音、映像系、システム開発系の成果物の場合は、Macの方が速いです。

成果物ベースで見てみると、私の仕事では、まだまだThinkPadが活躍する場面がかなりあります。

ということで、Windowsマシンを使い続けているわけですが、最近、本格的にMac移行を考えていたりします。

以前のエントリで書きましたが、ToDo、タスク管理のThe Hit Listなど個人の生産性をアップするツールなど、仕事の生産性を意識すると、私の場合、Macアプリの方がやりやすかったりします。

業務アプリがWindows上でしか動かないものが多いので、完全に移行はできないのですが、それでもMacで何とかできないものだろうか・・・と考えてしまったりしています。

そんな自分にびっくりなのですが、もう少しWindowsがどうにかならないのかなとも思います。

Vista導入を促進するために、Vista vs XPの記事が盛んに書かれていた時期がありましたが、比較記事でいろいろとツッコミを入れていたりしました。

VistaはXPよりxx倍、アプリの起動が速い。
(そもそもアプリがVista対応していなくて動かないんですけど・・・。)

スリープ状態からの起動がxx秒速い。
(でも勝手に10%以上、電力消費しちゃっているんですけど・・・。)

XPと比較をする前に、最低限XPと同じように動いてくれよ・・・と叫んでいたりしています。

従って、今度のWindows7の導入はかなり慎重になっているのですが、そんなWindowsもビジネスの観点から見れば、参考にできる点や見習うべき点などがたくさんあります。

私みたいに辛口のユーザーもいるかと思いますが、それでもこれだけ多くの方が使っているのはスゴイことです。
その辛口の内容も、以前と比べて進化して、どんどん便利になっているから要求が高くなっているのであって、そのような下地、環境を作るのにMicrosoftが大きな貢献をしてきたのは、間違いないと思います。

だから期待も込めて辛口になってしまうのですが、自分たちも常に期待をされるよう、お客様に大いに貢献をしていきたいなあと身を引き締めています。

2009/04/22

気になるけど、何もできないこと

4月も下旬になり、そろそろゴールデンウィークが近くなってきましたね。

新入社員の方も社会人になって初めての大型連休が楽しみなのではないでしょうか?
と、唐突に新入社員の方を話題にしたのにはわけがあります。

この時期、お昼のランチやカフェである光景をよく見かけます。

それはセンターベントにしつけ糸が縫われたままスーツを着ている人!

補足:センターベント

別に他人のことなんかほっとけばいいし、単なるおせっかいなんじゃないの?

という声が聞こえてきそうです。

もちろんただのおせっかいなんですが、なんか若々しくて、まだスーツも着慣れていない雰囲気を出しているのを見ると、ただ知らないだけなんだろうなぁと思ってしまいます。

これから社会人として活躍していく有望な方達が、しょーもないことで相手に変な印象を与えてしまうのはもったいないなあと思うと、

「しつけ糸は取らないといけないですよー。」

というのを伝えたくなります。

でも、さすがにいきなり知らない人に声をかけるのは気がひけます。
(もちろん相手も知らない人から言われたらビックリですよね。)

さりげなく相手に伝える方法ってないんですかね?

クリーニング屋さんが、さりげなくしつけ糸を取ってくれたりしてくれないだろうか?

(研修内容は全く知らないのですが)マナー研修でさりげなく講師の方が伝えてくれないだろうか?

などなど、他力本願なアイディアが浮かんできます。(笑)

とにかく、しつけ糸は取らないといけないですよー。

2009/04/15

あなたの営業が売れない理由

ちょっと刺激的なタイトルを付けてしまいました。(笑)

4月に入って、新入社員の方が入ってきたせいなのか、新しい会計年度に入ったせいなのか、はたまた不景気なのか・・・理由はわかりませんが、弊社に営業をかけてくる方達が増えてきています。

そのような方達を見ていると、大きく2つのタイプに分かれます。

「売れる営業さん」と「売れない営業さん」。

売れる営業さんは、やっぱりお付き合いしていて安心です。

では、売れない営業さんはどこがいけないのでしょう?
今回は、私個人が感じている売れない営業さんの「こんな所がちょっとね・・・」という話をしてみます。

本人に直接、話をするのはためらわれますし、そんな時間を取ること自体、非常にもったいない気がするので、ここに書いておくことで想像していただくことと、今後、弊社に営業をかける方達は、書かれてあるポイントをしっかり押さえてほしい・・・この辺りを狙って書きます。(完全にこちらの都合ですね。)

基本的にネガティブなテーマですので、元気を出したい方は読まないことをオススメします。

個人的に売れない営業さんの「こんな所がちょっとね・・・」というのを一言で言うならば・・・

”相手のことを全く考えていない”

この一言に尽きると思います。

そのような方達に共通している行動は、「私はあなたのために、頑張っていますよ」、「私を買ってください」というアピールです。

とはいえ、こちらからしてみれば、どんなにアピールされようと、結果として自分にメリットがなければ商品・サービスを購入することはありません。

そして、とっても悲しいことに、その頑張りアピール自体もイマイチだったりします。

営業さんの話ではないのですが、例えば、あるプロジェクトで、システム開発会社の方が「夜も寝ないで徹夜で頑張った・・・」と言いますが、自分の経験を振り返ると・・・。

・1週間かかるはずの仕事を1日で片付けた。
・1週間トータル睡眠時間10時間で、仕事を全部片付けた。

このような経験がありますし、アビームコンサルティングに所属していた際には、それ以上に凄い頑張りを他の方達がしているのを、目の前でたくさん見ています。

ある意味、それぐらいやって当然の世界で生きています。

従って、頑張りで勝負しようとすると、どうしても物足りないと感じてしまう。
結果とプロセスは掛け算なので、プロセスだけを強調されてもイマイチだし、そのプロセス自体も物足りない。

・・・という、とっても悲しいことが起こってしまいます。

「その人に惚れて・・・」という話を聞くことがありますが、「その人に惚れたから、欠陥商品やサービスを購入した」・・・ということはないですよね?

その商品やサービスを購入したのは最低限、得られる結果やメリットが担保されているからであって、その人の魅力だけで買うことはないです。(少なくとも自分の場合は)

従って、「得られる結果やメリット」と「プロセス」は両方、考えてくれると嬉しいなあと思っています。

ここら辺を考えてくれると最初の営業トークも変わってくるのかなと。

よく最初のアポイントメントで「30分でもいいから」、「名刺交換だけでもいいから」、「挨拶だけでも」と、とにかく接点を持とうとする方が多いのですが、「あなたに会うことで、どんなメリットがあるの?」というのがわからないのに、顔を合わせることはありえません。

本人は会いさえすれば何とかなる、自分を知ってもらえば何とかなる・・・という思いだと思います。
その必死さは伝わっていますし、私も営業の大変さはわかりますので、その辺の気持ちは共感していたりします。

だからこそ、相手の立場に立ってほしいと思います。

自分を例に出すと優劣比較になって、自分が偉いだろってなってしまいそうなので、自分を例に出したくはないのですが、自分がアポイントメントを取る際には、こんなことを考えています。

・誰かに会うということは、その方の命をもらっている。

敢えて悪い表現を使えば、その方の人生の貴重な時間を「奪い取る」わけですから、その方にとって価値ある時間にしなければなりません。

だからこそできる限り相手の立場になろうと考えます。

その際に気を付けているのは、決して「相手のために」、「相手のためを思って・・・」と考えないこと。

自分の価値観のままで「もし相手の状況だったらどうするか・・・」と考えてしまうので、価値観の押し付けになってしまいます。

結果として、納得してもらうのではなく、説得するアプローチになりがち。

従って、「相手の立場に立つこと」を徹底します。

営業をしようとして、勇気ある行動を取ったわけですから、お互いハッピーな状況にしたいですよね。

こちらも意地悪で断ったりしているわけではありませんので、お互いプロフェッショナルな付き合いができれば・・・と考えています。

2009/04/10

ToDo管理、タスク管理の決定版 The Hit List

以前のエントリで「何か良いToDo管理アプリはないかなあ。」という話を書きました。

そんなアンテナを立てていた所、素晴らしいアプリに出会いました。
The Hit Listです。












ToDo管理や課題管理など何かを管理するツールを選ぶ際に自分が気を付けているのは下記2点です。

・画面がわかりやすいか?
・操作が簡単か?

つまり管理のための管理にならないようなツールかどうかがポイントです。

例えばToDo管理で言えば、一番ハッピーな状態はタスクがゼロの状態です。
つまり、登録したタスクはどんどん潰していかないといけません。

ToDo管理で、いろいろなビュー画面があって違った側面から分析や管理ができたりするのは、とても便利です。
私はGTDでToDo管理をしているので、Contextによってタスクが整理できないと、ちょっとイヤだなと思ったりします。

補足:はじめてのGTD

しかし、そのために登録が面倒であったり、時間がかかったりするようであれば本末転倒です。

この点、The Hit Listは優秀です。
例えば、先ほどのContextは、キーボードの@を入力すれば選択候補が出てきますし、そのまま新しいContextを入力することもできます。
開始日、期限、タグ、ファイルなどもマウスやタッチパッドを使わずにキーボードのショートカットを活用することで、ガンガン入力できます。

MacでToDo管理、タスク管理と言えば、OmniFocusと、Thingsが有名です。

OmniPlanを使っていて、Omniの使いやすさや美しさは既に知っていたので、OmniFocusが第一候補で試用版を使っていました。
が、途中からThe Hit Listにしちゃいました。

理由は2つほど。

・The Hit Listは使い方がシンプル。わかりやすい。
(OmniFocusは高機能ですが、高機能すぎて管理のための管理になりそう。
タスクを潰さないといけないのに、潰さないでいろいろな視点で分析しちゃいそう。)

・ユーザーインターフェイスが好み。
(画面キャプチャを貼りましたが、リーガルパッド風の画面がツボにはまりました。OmniFocusは、シンプルに使おうとすると、入力しなくても良い項目があるのですが、その項目がたくさんあって画面が、ちとうるさい感じがする。)


The Hit Listの開発者いわく、OmniFocusとThingsの間を狙っているということで、Thingsの機能だと物足りない、でもOmniFocusほど高機能じゃなくても良いというユーザーを狙っているみたいです。

まさに私にはぴったりです。

その他にもぐっときた点があります。

・単語カードみたいな画面があり、ひとつのタスクに集中できる。
(メモスペースもいっぱい)













単語カードをめくるみたいにタスクをめくっていくことができます。
リーガルパッド風の画面で全体像を把握して、この画面でひとつずつ潰して行く。
何かアクションをする時には、余計なことを考えないで、100%集中したいので、このようなインターフェイスは助かります。


・Timer機能がある。







ボタンひとつで簡単にスタートします。

事前に見積時間を入力しておけば、見積に対して、どれだけ消化したのか、残り時間はどれくらいかといった形で見る事もできます。
(もちろんビデオやDVDみたいに、電話や何かで中断した時に、途中で止める・・・後から再開することも可能です。)

他にもスマートフォルダで簡単にいろいろな切り口で見る事ができます。
(もちろんカスタマイズ可能です。私は期限が決まっていないタスクだけをみることができるスマートフォルダを作りました。)

また、繰り返しタスクの設定や、タスクの階層化(入れ子)、私は使わないのですが、タスクごとに1から9までの優先順位を付けることもできます。

と、使ってみると意外と多機能であるにも関わらず、ユーザーインターフェイスがすっきりさっぱりしているのは素晴らしい。

リーガルパッド風の画面も好みで使っていて気持ちがいいです。
タスクをどんどん潰してやろうという気にさせられます。

もちろん気になったことはとにかくInboxに入れちゃえという気にもさせられますので、なかなか良いツールですね。

ただ残念な点もあります。

・iPhone版はまだリリースされていない。
(予定はされていますし、環境設定にもiPhoneが項目として存在しています。)

・Windowsとどうやって同期を取ろうか・・・。
(うーん、永遠のテーマかもしれませんね。Timer機能をばっちり使って仕事ぶりを評価したいのですが、仕事はThinkPadちゃんがメインのことが多いので・・・。)

Windowsの世界になった瞬間に残念になってしまうことが多いです。
正直、Windowsでいい感じのGTDツールがないだけに、困ってしまいます。

このような話をすると、Webアプリを教えてくれる方が多いのですが、ごめんなさい。
Web上でもいいのですが、正直使い勝手が悪いです。

例えば、Remember The Milk

The Hit ListみたくInboxに書いたタスクを各フォルダにポイポイ放り投げるように入れていくことは難しいですよね。
(iPhone版だと、それに近い動きができますが・・・。アプリの考え方や使い方は全く問題ないのですが、操作が・・・。)

Webアプリはローカルアプリみたいな操作感、スピード感がないので、メインではなく、いつでもどこでも端末に依存せずに、参照できるようにするために使っています。

最近、少しずつMacの方で便利なアプリに出会う機会が多くなりつつあります。

となると、MacにWindowsを載っけちゃう可能性も検討しないといけないかもしれません。
でも、入力は圧倒的にThinkPadちゃんが楽なんですよねー。

最後はしょーもない悩みを書きましたが、「GTDという考え方を使ってToDo管理、タスク管理をしてみたい」、「仕事をどんどん片付けたい」という方には、The Hit List、オススメです。

強烈なサポートを得る事ができますよ。

2009/04/03

新社会人が真っ先にやるべきこと

今日は4月に入って最初の週末ですね。

新社会人の方にとっては最初の週末です。
きっと、同期のみんなと一緒に飲みに行っていることでしょう。(笑)

ということで、新社会人となると、随分昔のような気がしますね。

個人的には、あの頃に帰るのは、たまにはいいのかなと思います。
「初心に返る」と言うか、あの頃の「さあ、やるぞ」という気分は自分のモチベーションを高めてくれたりします。

では、タイトルにある本題です。
新社会人がやるべきことって何でしょう?

この不景気の中、誰からも頼られるような素晴らしい社会人になるために、どこに行っても通用するような社会人になるために何をすべきか?

ちなみに既に社会人の方は、このような時にどのようなアドバイスをしますでしょうか?

個人的には、誰かに聞かれた時には、こんなことを言っています。

「今のうちに同期のみんなでバカなことをやっておくといいですよ。」

ちなみに私は、同期のみんなで、夕飯を有名ラーメン店巡りツアーと称して一週間ぶっ通しでやりました。
最初は10名近く参加者がいたのに、3日も経つと徐々に減っていて、最終日はたったの2人でした。

一週間夕食はラーメンのみというのは、結構きつかったです。

当時、超人気店だったお店に行った事があるのは私だけだったので、そこに行こうと周りが言い出し、「でも、おいしくないからやめよう」と必死に抵抗しましたが、数の論理には勝てず、結局その店に行く事に。

1時間近く並んでやっと食べたものの、やっぱりおいしくない。

みんなもそう思ったらしく、食べ終わった後に周りから非難の嵐。

今となっては良い思い出です。

そんなしょーもない遊びは、久しぶりに会うと必ず話題になるから、そんなネタを創っていくといいかもということで伝えています。
「何をやるべきか」、真面目な答えは周りにいる多くの先輩方が伝えてくれていると思いますので、聞かれた時にはバカな答えを心がけています。(笑)

とは言いつつ、おそらく自社に入社してくる新社会人に対しては真面目なことを言うと思います。

その時はどんなことを伝えるんだろう?

出来るだけ早くその時を迎えたいです。