2006/05/22

本音と建前

売れる仕組作り・・・ということで、マーケティングは常に興味を持ち続けて追っかけている。

ということで、海外事例なんかも見ていたりするんだけれど、国内特有の動きなのかなと思っていることが1つある。

それが、タイトルにある「本音と建前」。

例えば、新宿にある伊勢丹メンズ館の売上が好調。

その要因は・・・と、様々な分析がなされている。

例えば、ブランドの垣根をなくして商品を陳列したとか・・・。

ここで、分析では、トータルで提案できるようになった・・・と言っていたりするのだが、個人的にはそれは売り手の視点から見た分析。

買い手の視点から見た場合、ブランドごとに区切られたレイアウトより、商品をゆっくり見ることができるようになった・・・というのが大きいと思う。

各ブランドごとに区切られていると、そこに足を踏み入れた瞬間、お店に「私は買い物客ですよ。」と宣言することになる。

買い物に来ているんだから、当然と言えば、当然なんだけれど、消費者心理から言えば、「売り込まれたくない。」、「自分でゆっくり見て決めたい。」という気持ちがある。

だから、できるだけほっておいてほしいけれど、ブランドごとに区切られていると、なかなか、そうはいかない。

店舗面積がメチャクチャ広いわけでもないし、店員さんの目が届く範囲だから、どうしても見つかってしまう。

仮にほっておいてもらったとしても、落ち着かない。

それをブランドごとに繰り返すのは、非常に心理的負担になる。

また、買い物をしていたら、さっき見たものをもう一回見たいということもある。

そんな時にもう一回行ったら、確実に売り込まれる・・・と思うだろう。

もう一回見るという時は、検討している時なので、できればそっとしておいてほしい。


ということで、消費者心理を考えると、ブランドの垣根を越えたレイアウトの方が、買い物がしやすい。

だから、財布の紐も緩むと・・・。

ザックリと書いてしまったけれど、消費者の立場に立って考えると、見えてくることがたくさんある。

なので、常にお客様の立場に立って考え続けている。