2007/12/21

ザ・シークレットを検証する!?

Amazonや書店を見ると、ロンダ・バーン著のザ・シークレットが売れているみたいですね。

ザ・シークレット

この本で「引き寄せの法則」について触れられているのですが、ちょっと自分の体験を振り返ってみます。

確か半年ぐらい前だったと記憶していますが、ある方が面白いことをおっしゃっていました。

「トイレのフタを閉めておくと、仕事がたくさん来るんだよ。」(ちょっと汚い話で申し訳ありません)

と、この話を聞いた私はそれ以来、意識して自宅のトイレのフタを閉めるようになりました。

するとどうでしょう。

それ以来、仕事がどんどん舞い込んでくるではありませんか!

しかも、どの仕事も計ったかのようにちょうど良いタイミングで・・・。

さすが、トイレのフタ・・・。

あなたも今日からトイレのフタは閉めた方がいいですよー。

と、ここで話が終わったらつまらないかなと思います。

個人的にはトイレのフタを閉めたから仕事が増えたのではないと思っています。
(因果関係は全くないということですね。)

むしろ、その話を聞いた時に「ホントかな?」と疑うのではなく、「トイレのフタを閉めているから、これからどんどん仕事が舞い込んでくるんだ!」と心の底から自分を信じて行動することができたからかなと思います。

トイレのフタはただのきっかけであって、正直、信じられるのであれば他の行動でも結果は変わらなかったと思います。

仕事の話がくるタイミングがあまりにも良いのも、自分が頭の中で「こうなったらいいな」から、「この仕事をするんだ」と強い気持ちを持って計画していたからだと思います。

ということで、個人的には偶然ではなく、自分が強いコミットメントを持って行動をした結果が出ただけなのかなと思いました。

それを熱意・情熱と言うのか、何と言うのかわかりませんが、因果関係を明らかにするためにもう少し掘り下げると、「仕事をするんだ」という強い気持ちが、(普段と比較すると)お客様のことをよく考えるきっかけになったのかもしれないです。

その結果、相手も納得していただいて仕事に・・・という可能性はあるかもしれないです。

トイレのフタを閉めると仕事が増える・・・。

信じる者は救われるのか、この手の話は都合良く解釈して騙されてしまってもいいのかな?

とことん自分を騙して信じきらせると、素晴らしい結果につながったことは確かです。

これが「引き寄せの法則」の力か・・・。

もちろん行動ありきの話なのですが、なかなか面白い体験だと思います。

「トイレのフタを閉めているから(原因)、これからどんどん仕事が舞い込んでくるんだ(結果)」

上記を見てもお分かりの通り、全く因果関係がないにも関わらず、それを信じて行動すると因果関係につながる行動を知らず知らずのうちに誘発し、望んだ結果を残す。
(↑ココがポイント!?)

ここからわかったことは成功の秘訣というか、成功の原因ってわかりにくいってことですね。

因果関係がないことを、成功の秘訣と信じていることがたくさんありそうです。

どうやら失敗分析の方が精度が高そうです。

楽天の野村監督が「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」と言っていたような気がするのですが、「成功に不思議の成功あり。失敗に不思議の失敗なし。」ですね。

奥の深い言葉です。