管理をするということ
「何もかも管理できているということは、ペースが遅すぎるということだ。」
マリオ・アンドレッティがこのような言葉を残している。
うん。よくわかる。
「なんとなく、大丈夫な気がする。
こう言うと、きっと「何を根拠にそう言えるのか」という反論もあるだろう。
もちろん確固たる根拠はない。
だからこそ「なんとなく」なのである。
根拠を固めた大丈夫感は、その根拠が崩れた時に危機感に豹変する。
危機感に基づく危機管理は、その存在理由を証明したくて自ら新たな危機を生むに違いない。
突き詰めれば、危機感というのも「なんとなく」である。
同じ「なんとなく」なら大丈夫な気分をベースに余裕を持って安全管理。」
高橋秀美氏がこのようなことを書き記している。
個人的には国民性なのかな・・・と思っているんだけど、余りにも管理をしたがる人が多い。
全てを知りたい、あらゆることに目が行き届くようにしたい・・・。
その気持ちもわからなくもないが、余裕(遊び)のない管理は破滅を招く。
例えば、自分は健康診断をすると、全ての数字で素晴らしい結果を出す。
体重は、成人になってから、計測結果はいつも同じ。
では、普段、何か健康管理を行っているか?
というと、全く行っていない。
体重計やら何やら測定するものがないので、結果はいつも健康診断でしかわからない。
カロリーを気にしたこともないし、夜寝る直前にでも平気で食事はするし、甘いものだろうが何だろうが食べたいものがあれば、そのまま食べる。
世間的には、止めた方がいいと言われていることを連日連夜、平気で行っている。
とにかく思うがままに自然に任せて過ごしている。
だからストレスがない。
で、数値も全く問題ない。とっても健康。
管理をしようとすると、どうしてもその「自然さ」が失われてしまう。
根拠となる事実や数字を見ると安心する人がいるが、それで安心をしてしまうのは、実はとても危険。
自然に振舞っているのではなく、自分で「コントロール」しようとしていることに危機感を覚えなければならない。
世の中不思議なもので、コントロールしようとするとうまくいかない。
なぜならば、安心の根拠となる事実や数字を、不自然な行動(食べたいのに我慢するなど)によって実現しているから。
その不自然な行動の積み重ねは、いつか大きな爆発となって返ってくる。
(個人的には、この不自然な行動を解消すれば、ダイエットは比較的実現可能なのかなと。)
つまり、ある一時点の事実や数値で安心したいがために、無理をするので、長い目で見るとその反動がどこかで来る。
ということで、大切なのは一喜一憂しないで事実を見る。
そして、その事実を生むプロセス(真実)を確かめることなのだが、人は感情の生き物である以上、事実を見る前に感情で物事を判断してしまう。(だから真実は見えないまま。)
感情に左右されないで、自然に振舞おうとすると、「結果として」コントロールできている。
それが理想的であると思う。
「標準体重」という言葉と同じ様に、ビジネスでも「あるべき姿」としてのベストプラクティスやベンチマークがある。
それを目標にすることは、とてもいいことだとは思うのだけれども、一旦立ち止まって、不自然な行動をしていないか考えてみるのがいいと思います。
結果が出ていない時は、リーダーが安心したいためだけに、不自然な行動を強制していることが多い。
それを止めるだけで、自然に結果が出るようになったりします。
リーダーとして自分が気を付けなければいけないことは、「自分が安心したいためだけ」に何かをやろうとしていないかということ。
それをあるべき姿とかベストプラクティスとか、先進的な企業がしているとか、さも当然のような事実や事例を並べて押し付けていないだろうか・・・。
もしそこに不安を感じているようなリーダーがいるとしたら、その組織はリーダーを変えるなり、何なり手を打った方がいいと思います。
マリオ・アンドレッティがこのような言葉を残している。
うん。よくわかる。
「なんとなく、大丈夫な気がする。
こう言うと、きっと「何を根拠にそう言えるのか」という反論もあるだろう。
もちろん確固たる根拠はない。
だからこそ「なんとなく」なのである。
根拠を固めた大丈夫感は、その根拠が崩れた時に危機感に豹変する。
危機感に基づく危機管理は、その存在理由を証明したくて自ら新たな危機を生むに違いない。
突き詰めれば、危機感というのも「なんとなく」である。
同じ「なんとなく」なら大丈夫な気分をベースに余裕を持って安全管理。」
高橋秀美氏がこのようなことを書き記している。
個人的には国民性なのかな・・・と思っているんだけど、余りにも管理をしたがる人が多い。
全てを知りたい、あらゆることに目が行き届くようにしたい・・・。
その気持ちもわからなくもないが、余裕(遊び)のない管理は破滅を招く。
例えば、自分は健康診断をすると、全ての数字で素晴らしい結果を出す。
体重は、成人になってから、計測結果はいつも同じ。
では、普段、何か健康管理を行っているか?
というと、全く行っていない。
体重計やら何やら測定するものがないので、結果はいつも健康診断でしかわからない。
カロリーを気にしたこともないし、夜寝る直前にでも平気で食事はするし、甘いものだろうが何だろうが食べたいものがあれば、そのまま食べる。
世間的には、止めた方がいいと言われていることを連日連夜、平気で行っている。
とにかく思うがままに自然に任せて過ごしている。
だからストレスがない。
で、数値も全く問題ない。とっても健康。
管理をしようとすると、どうしてもその「自然さ」が失われてしまう。
根拠となる事実や数字を見ると安心する人がいるが、それで安心をしてしまうのは、実はとても危険。
自然に振舞っているのではなく、自分で「コントロール」しようとしていることに危機感を覚えなければならない。
世の中不思議なもので、コントロールしようとするとうまくいかない。
なぜならば、安心の根拠となる事実や数字を、不自然な行動(食べたいのに我慢するなど)によって実現しているから。
その不自然な行動の積み重ねは、いつか大きな爆発となって返ってくる。
(個人的には、この不自然な行動を解消すれば、ダイエットは比較的実現可能なのかなと。)
つまり、ある一時点の事実や数値で安心したいがために、無理をするので、長い目で見るとその反動がどこかで来る。
ということで、大切なのは一喜一憂しないで事実を見る。
そして、その事実を生むプロセス(真実)を確かめることなのだが、人は感情の生き物である以上、事実を見る前に感情で物事を判断してしまう。(だから真実は見えないまま。)
感情に左右されないで、自然に振舞おうとすると、「結果として」コントロールできている。
それが理想的であると思う。
「標準体重」という言葉と同じ様に、ビジネスでも「あるべき姿」としてのベストプラクティスやベンチマークがある。
それを目標にすることは、とてもいいことだとは思うのだけれども、一旦立ち止まって、不自然な行動をしていないか考えてみるのがいいと思います。
結果が出ていない時は、リーダーが安心したいためだけに、不自然な行動を強制していることが多い。
それを止めるだけで、自然に結果が出るようになったりします。
リーダーとして自分が気を付けなければいけないことは、「自分が安心したいためだけ」に何かをやろうとしていないかということ。
それをあるべき姿とかベストプラクティスとか、先進的な企業がしているとか、さも当然のような事実や事例を並べて押し付けていないだろうか・・・。
もしそこに不安を感じているようなリーダーがいるとしたら、その組織はリーダーを変えるなり、何なり手を打った方がいいと思います。
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