2006/08/27

知識労働の生産性を上げる

ドラッカーの本を読んでいると面白い記述がある。

工業、農業などは技術革新により飛躍的に生産性を上げた。
一方、知識労働の生産性はどれだけ上がったと言えるのか?

100年前の工場と、現在の工場、どちらがより生産的と言えるのか?
100年前の教師と、現在の教師、どちらがより生産的と言えるのか?

工場は確実に現在の方が生産的だと言える。
でも教師は・・・。

ここで教師の生産性が云々という話をすると、感情的な反応がありそうだけど、確実に生産性が上がったと言い切れないのは、まさに人は感情の生き物だから。

ここが機械と違うところ。

この感情をどう取り扱っていくのか?というのが、知識労働の生産性を上げるポイントだと思うんだけど、その点に気が付いて実行するというのは、意外と大変。

なぜならば何事もまずは現状の認識(定義)から始まるから。

「感情と生産性が密接に関わりあっているよね」という認識から始まらないといけない。

実際、モチベーション・マネジメントという言葉もあるし、EQなんてものもあるし、感情を取り扱った話は数多くあるんだけど、そういった刺激を与えるものではなく、普段の日常業務の感情にフォーカスしたものとなると・・・。

なんてことを考えながら、知識労働の生産性について考えていました。

この日常業務と感情の結びつきをどう捉え、生産性を上げるかについて興味がある方は、直接お会いした時に話題として取り上げてくだされば。