2006/07/19

サービスの値段

サービスの値段を付けるのは、とても難しいと思う。

例えば、食事をするならココ!というお気に入りのお店があるのだが、そこはサービスが非常によく行き届いている。

目に見える所はもちろん、目に見えない、気が付かない所など細部に渡ってサービスが行き届いている。
ホスピタリティも抜群だし・・・。

ということで、そういった所に気が付くようになったのも、つい最近のこと。
今までは全然わからなかった。

でも、その見えないサービスに気が付いた時、ビックリしてしまった。
ここまでやっているのに、この値段で食事ができるなんて・・・。

普通はお得だ・・・と思うのかもしれないけれど、サービスを提供する側から見ると、ここまでやってもサービス料が取れないというのは、何ともいえない。

これと同じものにアートがある。

アートも鑑賞者の器の大きさによって、感じ取れるものが全く違うので、お値段が大きく変わってくる。

ここまでやっているのだから、もっとしっかりお金を取って、その価値を見極める目を持ったお客様だけを相手に商売をしてもいいのに・・・とも思う。

何でこのようなことを思うかと言うと、サービスと支払う対価に余りにもギャップがあるから。
お得過ぎると不安になるという典型的なパターン。

とは言え、アートに限ると、たくさんの方に触れてもらうためにも、敷居は低い方がいいだろうし・・・。

ということで、かくも値段設定は難しい。