2006/06/22

仕事中に寝ること

仕事中に寝る=サボる

というイメージがあるけれど、「15分昼寝して、高い生産性を発揮する。」、「昼寝をしないで、低い生産性を発揮する。」の2つであれば、前者の方がいいのは、当然だと思う。

と言いながらも、寝ているとサボっているイメージが強いのはなぜだろう?

ここで思うことは、結果を出すことに重きを置かないで、頑張っている印象を持ってもらうことに重きを置いているからかなと思う。

ということで、結果を出すことにフォーカスしないと、「休む」ことを受け入れないカルチャーになってしまうので、気を付けている。

とは言え、「休んでいいよ。」と言うと、サボってしまうことの方が多いので、この伝え方が難しい。

休むと言うことは、その時間は稼動しないので、休む前より高い生産性を発揮しないと、結果を出すことができなくなる。

「(結果を出すことにコミットしているのならば)休んでいいよ。」であって
「(結果を出す、出さないに関わらず)休んでいいよ。」とは言っていない。

だから休むということは、本来とても勇気のいることだと思うのだが、このことを理解しないと、結果としてサボっているのと変わらなくなる。

で、仕事を一緒に進めていくメンバーには、この点について、きちんと理解していてほしいと思っている。

以前ブログでも書いた「最後まで立っていること」と同じ様に、力の入れ方と抜き方をうまく自分でコントロールできるようになれば・・・。

と言いつつ、この辺のバランスを調整してあげることがリーダーの仕事だと思う。
メンバーにそれを自発的にできるよう求めるのは、ちょっと酷かなと思う。

酷ではあるんだけれども、今まで自分が見てきた仕事がデキル人達の多くは、例外なくこのコントロールが抜群に上手いので、どうしても期待してしまう。

とここまで書くと、メンバーの成長を期待しているように見えるけれど、実は感情が入り乱れている。

成長を期待しているだけでなく、リーダーとしてバランスを調整する仕事の難しさを軽減したいがために、期待している自分がいる。

この感情が入り乱れている所が、自分がまだまだ未熟である点。
「リーダーの仕事はこういうものだ。」と淡々とこなしていかなければならない。

リーダーは、目標を設定するので、自らをモチベートする必要はなく、結果に対する責任にコミットすればいいだけだが、メンバーをどうモチベートしていくか?

今回は、その話に繋がっています。

このように感情がちょっと動いた時は、注意しています。