2006/06/10

売れる商品?売れる仕組?

今日は起業や新規事業に興味がある方向けにザックリとした話を。
いろいろと試してみて気付いたことをメモ程度に。

会社を興すにあたって、どんな商売をしようか・・・と考えるのですが、ここで新しい切り口を1つ。

それは・・・

「自社は、売れる商品を開発するのが得意なのか?」
「それとも、売れる仕組を開発するのが得意なのか?」

商売を行っていく上で、この2つは欠かせないもの。
で、必ずどちらかが得意なはず。

従って、自分達はどちらが得意なのか、そしてどちらに重きを置いていきたいのか・・・という視点で見ていくと、自社の強みが見えてきます。
(と言いつつ、強みは相対的なものなので、相手ありきですが・・・。)

そして、得意ではない分野については、得意な会社など仲間を見つける。

ここで面白いことが1つ。

自社は、売れる商品を開発するのが得意だと考えていて、売れる仕組を開発するのが得意な会社に持っていった時、相手のリアクションが悪かった・・・。

このような場合、高スペックの商品を開発してしまっている可能性があります。
確かに最先端技術を使って実装していても、消費者にとっては、よくわからない・・・。

こんな商品だったりします。

そうすると、売れる仕組を開発するのが得意な会社は、ユーザーの立場に立った表現で用途提案をしながら、販売しますが、売れる仕組を開発するのが得意ではない会社だと、高機能をうたった専門用語いっぱいの表現を使って販売してしまいます。

そこで結果が出ないと、(ここはあくまでも推測ですが・・・)「消費者はわかっていない!!」と理不尽な怒りをぶつける会社もあるのかなあと思います。

怒りをぶつけるのは簡単ですが、目指すべきは、見た瞬間に「これはいける!!」と思ってもらえるような商品。

そんな商品開発の姿勢が求められたりします。
(本当は具体例を出して、説明した方がわかりやすいかもしれん。)

ということで、これは供給者の視点から書いた話ですが、現在のWeb2.0と呼ばれる世界では、話が異なってくると思います。