2006/05/01

Less is more

またまた質問シリーズ。(笑)

ノウハウを形にした商品が出てくると、「特許か何かで、これを守れないか。」という話がよく出てくる。

とはいえ、個人的には、そこにあまり力を割こうとは思っていない。

なぜこのような話が出てくるのかと言うと、モノ自体は簡単にコピーが出来るから。

ただ弊社の方針として、”モノ作り”以上に”コト作り”に力を入れている。

だからモノだけ真似をされても、そのメッセージに一貫性を持たせることは難しい・・・そのため完全にコピーをされることはないと思っている。

と、少々わかりにくかったので、補足をすると、例えばbasecamp

このWebアプリの各機能について、真似をすることは驚くほど簡単だと思う。
しかし、その背景にある思想をコピーするのは大変かな・・・と思う。

どういうことなのかと言うと、プロジェクトマネジメントを進めていく上で最適なアイコンの位置、入力データ・・・などなど、このWebアプリはプロジェクトマネジメントのノウハウが相当詰まっている。

で、それを意識しないでも簡単に使えるようになっている。(ここがスゴイところ)

つまり、プロジェクトマネジメントのノウハウを知らないでコピーをしても、なぜこれだけシンプルなのか説明ができない。

だからコピーをしているようで、それはただの見た目や機能だけのコピーにしか過ぎない。
そのようなものをユーザーが使用すれば、結果が明らかに違ってくる・・・。

ということで、他社事例?で説明をしてみました。

本当は砂時計とか自社商品で説明しようかと思ったけれど、それってどうなんだろう・・・という疑問が湧いたので・・・。

伝えたかったことは、「Less is more」ということ。
そのようなものは真似ると、「Less is bore」になってしまう。

会社として法律で守るなど、できることがあるならば、しかるべき対応をするのは、当然としても、それはタスクの1つにしか過ぎない。

コピーの話については、個人的には、多くの人に仕事を楽しみながら結果を出してもらいたいので、商品が、「珍しいモノ」より「当然のモノ」になってもらう方が、とっても嬉しいです。

ということで、ご興味のある会社様があれば、ウチの商品を真似てもらって構いませんので、どんどんお問い合わせください。
(って、宣伝みたいになってしまった。)