2006/04/01

Vol.284 愚かな自分

ブログで小難しいことを書いている時は、今の自分との決別。

結果を出すために、自分自身を変える必要があって、そのためブログに、考えていることを書くことで、変わろうとしている。

という意図と共に「あなただからできたんでしょ?」と言われないようにするために、自分の愚かな時を残しておきたい。

誰だって「真剣に」それを望んで行動に移せば、結果を残すことができるということを証明するために。
(表現が物凄くふわふわしているけれど、実際の中身はもっと具体的じゃないとね。)

たまに「今だから書けるけど、いずれこのネタは書けなくなるなぁ。」と思うことがあるけれど、それがまさに変わろうとしている瞬間。(そして、今日のエントリもそんな感じ。)

そんな自分との決別をしつつ、実は今まで多くの方達とも決別をしてきた。

例えば、夜遅くまで仕事をしていて朝晩の通勤にへとへとで疲れていることを話題にされた時に、「区内に引っ越せば?」と言うと、即座に「私には無理。」という返事が返ってくる。

この時の、自分の頭の中では、「せっかく、いい解決策があるのにもったいないなあ。」という思いと共に問題を乗り越えるのではなく、避けようというスタンスにちょっとテンションが下がる。

これだけで決めるわけではないけれど、同じ様なことが何度か重なると、うーん、深いお付き合いはないかなと・・・。

仕事であれば「なぜ無理だと思っているのか?」を掘り下げる。

この場合は、おそらく家賃(お金)の問題だと思うので、それを掘り下げていけばいいのだな・・・ということはわかるのだが、仕事ではないので、相手の考えを否定してまで掘り下げるようなことはしない。

自分が無理だと思っていることを、相手がやってみればと言うのだから、そこは「無理」と答えるのではなく、「どうやってやるの?」と質問した方が、問題解決に向かう。

そして、自分が抱えている問題というのは、本人にとっては重大なのだが、他人から見れば意外と小さくて解決できることが多い。(自分の中にしか解決策はないのだが・・・。)

ということが往々にしてあるので、自分の場合、できるだけ否定をしないで、なぜできるというのか、その理由と方法を聞こうと心がけている。

「こっちの事情も知らないで簡単に言うなよなぁ。」

という思いをぐっと堪え、聞いてみる。
おそらくその時の自分の表情は、煮えくり返っているのではないだろうか・・・。

ということで、ここはまだまだ修行をしていかなければいけないのだけれど、実は昔と違って進歩した所もあります。

それは、先ほどのテンションが下がって、お付き合いをしなくなるという話。
最近は、そんなことはなくなった。

なぜならば、それは自分の価値観を押し付けていることがわかったから。

自分は、このような状況の時に解決策を求める人としか付き合わないよ。
だから、その価値観に合わせてね。

と、これまでは押し付けていた。

けれども、これは1つの現象であって、世の中には実に多くの考え方を持った個性豊かな人達で溢れている。
そのひとり、ひとりの価値観を尊重しないで、自分の価値観に合わせろとは、何て傲慢なんだと。

でも、よく考えてみると、いろいろな価値観を共有できる組織の方が会社としても強いし、人生も楽しい。

ということで、今は、「それは無理。」と言われても、テンションが下がることはなくなった。
そして、以前よりも相手に注意を向け尊重できるようになったと思う。

まだまだ不充分だとは思うけど、相手の話や考えを聞くことは、新鮮な驚きと新たな興味が湧くので、とても楽しい。

最近は、その楽しさがどんどんわかるようになってきた。

今は、「去るものは追わず。来るものは拒まず。」
これをできるだけ徹底しています。

ということで、少々長くなってしまったけれど、今回の解決策の話。
「相手は、解決策を求めているんじゃなくて、ただ話を聞いて欲しかっただけなんだよ。」という声が女性陣からあがりそうな気がするけれど、そこは抜きにして、一般論として書きました。

現実は、男と女のどちらかしかいないんだから、そんな一般論じゃなくて・・・というツッコミはご遠慮ください。(笑)