2006/04/17

検索技術

結果には必ず原因がある。

そして、原因の特徴は「必ず結果の前にある」ということ。(当たり前ですが・・・。)

ということで、望ましい結果が得られていない時に、その原因を知りたかったら、過去に遡ればいい。

この遡る時に、全てを細かく見ていくと時間がかかってしょうがないから、まずは全体像を把握。
そして、それを少しずつ細かく切り分けながら、原因を突き詰めていく。

何かを覚えたり、勉強をする時もそうなのだが、まずは全体像を把握した後に、細かい話を詰めていった方が効率がいい。

ということは、ここでわざわざ言わなくても、何となくわかっていただけるかな・・・と。

で、面白いなあと思うのは検索エンジン。

例えば、グーグルで検索した時に理想的な検索結果とは何だろう?

それは、「自分が望んだ結果が1件だけ出てくる」と、いうこと。

比較をしないで、1件だけ出す・・・となると、こちらも望んだ結果の詳細なイメージを持っていなければならない。

ということで、グーグルを使用する時は、初めはできるだけ細かく、そして見つからなかったら、少しずつ条件を緩やかにしながら、検索結果を見ていく。

条件があやふやだと、該当件数が多すぎて、閲覧に時間がかかってしょうがない。

検索エンジンというと、イメージが分かりにくい方は、賃貸マンションを探す時をイメージしていただければ。

検索の窓に、こちらが望む条件を全て書く。
見つからなかったら、少しずつ緩やかに・・・という流れ。

と、ここで面白いのは、検索をしているのだから、原因結果の話で言えば、原因がよくわかっていない状態。
にも関わらず、検索結果がたくさん出てきてしまうのを防ぐために、検索エンジンを使用する時は、始めからある程度その「原因」を求めているということ。

全体像から絞り込んでいくアプローチと全くの正反対。

なので、ある程度の仮説設定能力が、検索エンジンの使いこなしにでてくるかなあと思う。

とは言え、普段の生活では、「全体像 ⇒ 詳細」という流れが自然なのに、「詳細 ⇒ 全体像」を求める検索エンジンは、疲れるなあ・・・。

ということで、漠然とした検索に対して、それをうまく切り分けられる検索結果が出せたら面白いなあと思った。

例えば、「サッカー」と入力したら、「観る」、「プレーする」で分かれたり、「料理」と入力したら、「和風」、「洋風」、「中華」で分かれていたり・・・。

なんてことを考えたのだが、世の中は広い。

そんなコンセプトの検索エンジンがあった。
mooter

というか、以前から知っていた。(笑)
決して、このオチにつなげるために無理やり作った話ではありません。