あるガードレールさんのお話
あるガードレールさんのお話です。
彼は、とっても横幅が短いガードレールでした。
とっても短いので、車などから歩行者を守ることができません。
「あいつ、使えないなあ。」
と、周りから言われる始末。
本人も一生懸命努力して、スキルアップして、車から歩行者を守ろうとしているのですが、なかなかできません。。。
「僕はダメなやつだ・・・。」
いつしか本人もやる気をなくしてしまっていました。
そんなある日、新任のリーダーがやってきて、彼にこう言いました。
「確かにお前はガードレールとして車から歩行者を守ることはできない。」
「でも、よく考えてみろ。もしおまえがいなかったら歩行者はどうなる?」
「車道と歩道の区別が付かなくて、危ない所を歩くかもしれないだろ?
でも、お前がいることで、歩行者、運転者双方に注意を促すことができる。」
「事故から守ることができなくても、事故を予防することはできる。だから頑張れ!」
自分の新たな役割に目覚めた彼は、それから一生懸命、自分の仕事をするようになりましたとさ。
おしまい。
ということで、チームが思ったパフォーマンスが出ていない時は、もしかすると、メンバーのパフォーマンスが低いのではなく、活躍できる役割や環境を用意できない自分に責任があるかもしれないなと思いました。
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