2010/09/01

30代になってからの楽しみ方

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
随分と久しぶりの更新になってしまいました。。。ごめんなさい。

さてさて、今回はちょっと歳を取ったなあということで、年齢を重ねたからこそできる楽しみ方を書いてみようと思います。
おそらく30代前半の方達以外は、ちょっと話からそれてしまいますが、ご了承ください。

私が30代になって・・・というか、最近、ちょっと楽しんでいることは、「同年代の方がやっているお店(飲食店)を探す」ということです。

あなたもお気に入りのお店がいくつかあると思います。
私もいくつかあるのですが、今までどのお店も完成されたお店ばかりでした。

評価も高く完成されたお店になると、ご主人も結構いい歳になっています。
私が20代の時には気にならなかったのですが、10年も経って30代になるとお店に変化が出てきました。

それは「ご主人の引退」です。
ずっと修行をしていて後を継ぐ人がいるお店もあれば、当代で終了のお店もあります。

そこで自分が好きなお店を振り返ってみると、あと10年楽しむことができるかどうか怪しいお店が出てきました。
例えば町の定食屋というか夫婦でやっているようなお店は、子供がお店を継がないとなかなか続かないですよね。

そんなお店がけっこうあることに気が付きました。
うーん、良いお店とはずっと付き合いたいなあ。

そう考えた時に出てきたのが「同年代の方がやっているお店(飲食店)を探す」ということでした。

今まで完成したお店ばかり探していたのですが、これからはお客として一緒に作り上げるぐらいのお店を探そうと。

30代になってくると、20代に修行をしていた人達がちらほらと表舞台に立ち始めています。
そんな方達と一緒に刺激をもらいながら楽しもうかなと。

これは20代の時にはなかなかできなかったことではないかなと。
言い換えれば30代は周りからそれなりの結果を求められるということでもあるのですが・・・。

と言いつつも、そのためには自分自身にも課題があります。

それは「お客様(自分)の声をきちんと伝える」こと。(笑)

どうしても「こうした方がいい」、「ああした方がいい」と説教じじいになってしまいがちになるのですが、それじゃあね。
クレームと捉えられたりしてはいけませんし、お客だからって偉そうな立場になるのはおかしいです。

あくまでも対等な関係で、相手がテンション上がりながらお店がどんどん良くなっていくのが理想的です。
ということで、個人的には良かった所を見つけてそれを伝えることを心がけています。

心がけてはいますが、飲食店で良い所って伝えるのは難しいですよね。
(伝えること自体が余計なお世話になってしまっては意味がないので、もし話そうと思ったらタイミングや内容は重要です。)

美味しくないものは、「マズい」と言ってしまえばいい。
でも美味しいものをただ単に「美味しい」と言ってもねえ。

味は難しいので、サービスの細かい気遣いや心配りを褒めるのがいいかなと思いますが、そんなことに集中していたら食事は楽しめない。

で結局あるがまま感じたままにしようとなると、どうも改善点っぽい話になりがち。

ということで、この楽しみは試行錯誤しながらって感じですかね。
贅沢な楽しみ方であるのは間違いないです。

追伸 その1)
もしお店の方でお客様の声を聞きたいと思っているのであれば、良いタイミングがあります。
それは「会計」と「(もしやっているのであれば)お見送り」の時です。

その時にさりげなく「今日はいかがでしたか?」と聞いてくれれば、ひとことふたこと思ったことを伝えることができます。
お客様の声を書くカードやハガキを机やレジに置いてあるお店もありますが、それよりも集めやすいのではないかと感じています。
(少なくとも私はそういったものに書くことはありませんので・・・。)

追伸 その2)
というわけで、お気に入りのお店のひとつがミシュランの星を取りました。
このお店は地元民に愛されていたみたいだし、気配り、心配りのある仕事ぶりだったので、連れて行くとどの方も感動していました。
なので、納得の評価です。
こちらのお店は同年代ではないのですが、将来こんな評価をしてもらえるお店をどんどん見つけていきたいですよね。
(でもお客様が増えて予約が取りにくくなるのは嬉しいような悲しいような。)

追伸 その3)
と言いながら、振り返ってみるとお気に入りのお店は、一言 or Twitterでそのお店の価値を伝えることができることに気が付きました。
その一言を考えてそれに向けて頑張るのか or 試行錯誤する中で絞りに絞って一言にするのか・・・。

個人的には後者のアプローチの方が繁盛店になりそうな気もするのですが、どうでしょう。
その辺も楽しんでみたいです。