2010/04/01

嘘のような本当の話

各地でエイプリルフールネタが出ていますね。

ということで、私もエイプリルフールネタをやろうかと思いましたが、良いアイディアが浮かばなかったので、嘘のような本当の話をすることにします。

エイプリルフールに書くので、嘘かと思われるかもしれませんが、実際にあった話です。
あなたにとって、ちょっとした息抜きになれば幸いです。

仕事をしていて年月が積み重なってくると、いろいろな経験をします。
その中でも特に印象深かったのは、「英語が話せない日本人」と「日本語が話せないアメリカ人」がふつーに打ち合わせをしていたこと。

お互い、母国語で話をしながら、相槌を打っていたりします。
傍から見ていると、事前にネタ合わせした芸人さんがコントをやっているぐらい絶妙な間でやりとりをしています。

「ホンマにわかっているんかいな?」ということで遠巻きに見ていたのですが、確かにお互い理解をしているようです。

一冊のノートに何やら書き込みながら、説明をしています。
相手は言葉がわからないので、理解ができない・・・かと思ったら、説明を聞きながら「うん、うん」頷いている・・・。

いつから言葉がわかるようになったんだ???

うーん、かなり異常な光景です。

不思議に思って、さらにやりとりを聞いているとあることに気が付きました。

言葉の言葉がわからなくても、打ち合わせができている理由・・・それは「論点を絞っている」からでした。

つまり・・・

「お金」の話をしているのか、「スケジュール」の話をしているのか、「担当」の話をしているのか・・・などなど5W1Hのいずれかにしぼって話をしていたのです。

その論点に対して、Yes or No、賛成なの?反対なの?とわかりやすい形に落としていたので、やりとりが成立しているようでした。

この光景を見て、「言語って、手段にしか過ぎないんだ・・・。」と、かなり勇気付けられたのですが、いざ実践となるとかなり大変でした。

論点を絞るには全体像を把握し、その中で適切な順番で適切なテーマを選択しないといけないですし、Yes or Noで結論を出すには、事前に両方ともに検討し尽くしておかないといけません(もちろん第三の選択肢も含めつつ)し・・・とにかく”仕事ができる人”じゃないと、ここまで単純には落としこめないんです。。。

仕事ができる人は、どんな状態でも結果を出すんだぁ、語学のブラッシュアップと共に、自分ももっと仕事頑張んなきゃ・・・と思った瞬間でした。

かれこれ10年近く前の話をしてしまいましたが、今でもその光景は鮮明に思い出されます。
ということで、同窓会に出席したことはないのですが(というか、1度も開催されていない?それとも呼ばれていない?)、同窓会でよくありそうな昔話ネタでした。

お忙しい中お読みいただき、ありがとうございました。
今年度もよろしくお願いします。