2010/03/05

東京マラソンの感想

走り終わって5日経ちましたが、やっとこさ人並みに歩けるようになりました。
自転車にも乗れるようになりましたが、まだ階段はツライです。

ということで、普段と比べ移動時間がとてもかかっています。
そんな東京マラソンですが、今回は簡単に感想を残しておきます。

マラソンに向けてああした方がいい、これはダメなど、いろいろなテクニックもあるのですが、それよりも思ったことや感じたことは、その瞬間に書いておかないと忘れてしまうので、備忘です。

お時間がある方はお付き合いください。

今回の東京マラソンですが、結果が出なくて悔しい&むなしいのは確かなのですが、前向きなものもあります。

それはボランティアや沿道の方達の応援。
とても嬉しかったです。

実は25kmぐらいで太ももがパンパンに張ってしまって、完走がちょっとヤバい・・・残り5kmから3回ほど、めまいで目の前の映像がグニャグニャした・・・残り1kmで目の前の映像でノイズが走った(これ初めての感覚で何ともうまく説明できないです。)・・・と、完走が危ぶまれる場面があったのですが、周りの応援で何とか持ちこたえることができました。

印象的だったのは残り2km。
応援するとしたら「残り2kmだよ。頑張れー!!」というのが一般的だと思うのですが、疲労でタイムが落ちている中、なかなか距離が進まない後半は、先が見えそうで見えない。。。

その時「残り10分だよー。」という声が聞こえてきました。
このツライのもあと10分経てば終わる・・・と思えば最後の一踏ん張り。
急に力が湧いてきて踏ん張ったのを覚えています。
たった一言で、どこからか力が湧いてくるなんて、とても不思議ですね。

ホント、助かりました。

時折、雪(みぞれ?)が降ったり、気温も低く、天候が良くない中、一生懸命応援してくれた沿道の方達や、運営を手伝ってくださったボランティアの方達には本当、頭が下がります。
感謝の気持ちでいっぱいです。

で、心残りなのは、それをきちんと伝えられなかったこと。
走る前までは給水で受け取る時には「ありがとう」とちゃんと言おう・・・と思ったのに、いざ走り始めると余裕がなくなります。

「給水だあー(嬉)」
「タイムロスは最小限にしなきゃ。」
「他のランナーの邪魔にならないようにしなきゃ。」
「ゴミはきちんとゴミ箱に捨てなきゃ。ゴミ箱はどこだ?」

後半はバテて声が出せる余裕もなく・・・。

ツライ表情で走るのではなく、楽しく笑顔で・・・と思っていたので、そんなに酷い表情ではないと思いますが、それだけじゃ・・・。

その辺の心の余裕のなさがまだまだだなあと、自分の物足りなさを感じます。

ゴール後なんて、終わって頭の中が真っ白。
とにかく流れにのってタオルを受け取ったり、水を受け取ったり・・・と。

この時は悔しいとか、そういった感情が沸き起こる余裕もなく、ただ、ただ流れに身を任せるのみ。
おそらく多くの方達から、完走おめでとうという言葉をかけてもらっているはずなのですが、何も聞こえていない状態です。

完全に放心状態。

うーん、これもダメですね。
力を出し切ったと言えば聞こえはいいが、余裕がない。

ランナー以外の周りの方達が、大会をすごい盛り上げてくれているだけに、ランナーとしてそれに応えられなかったのは、かなり反省ポイントです。

きちんと挨拶できたのは、朝の荷物を預ける時だけだったなあ・・・。
この時はまだ余裕があったのですが・・・。
(スタート地点が自宅から近いので、開始と同時に預け、スタートまで自宅で待機することができます。雨のせいかランナーの方はほとんどいなかったのですが、ボランティアの方達はすでに準備万端。すれ違い様に多くの方が「おはようございます」、「頑張ってください」と声をかけてくれました。)

次回があるのかわかりませんが、これに限らず追い込まれた時でも、きちんとできる人になるよう日々精進せねば・・・と思っています。
自分の弱さを改めて認識できたのは良かったです。

とにかくボランティアや沿道の方達は最高でした。
ありがとうございました。