2009/10/22

アプリを使って経営力をアップする方法

経営力をアップさせたい!
そんな時に役立つアプリがあります。

デザインセンスを高めたい!
そんな時に役立つアプリがあります。

あなたの生活に役立つ全てがあります。
iPhoneならね。

と、どこかで聞いたようなCMのモノマネをしてみましたが、相手がiPhoneを持っていると、オススメアプリの情報交換を行うことがあります。
そこで、最近私がオススメのアプリを公開してみることにします。
アプリダウンロードの参考にしてみてください。

早速ですが、私のオススメは2つです。

myPANTONEとWhatTheFontです。

それぞれ「どんなアプリなの?」というのは下記サイトをご覧ください。

myPANTONEレビュー
myPANTONE動画。これを観ると、触っていてとても気持ちいいことがわかります。(音声あり注意)

WhatTheFontレビューその1
WhatTheFontレビューその2

さてさて、このアプリ、私はどう使っているのかというと、何か商品やサービスで気になるものがあった時に使っています。
例えば「この商品パッケージは何か良さげだな」、「この色使いは参考にしたい」などなど、気になるものがあったら写真に撮ります。

フォントも同じです。
「このカレンダーのフォントはシンプルで好きだなあ、なんて言うフォントだろ?」、「この看板の文字はどこかで使ってみたい」という時に写真に撮って調べています。

このような活動を重ねていくと、良い事がひとつあります。

それは、活動を重ねていく事で、良いものに含まれているエッセンスがわかってくることです。
おそらくデザインセンスが高まってきているのかなと思うのですが、色とフォントの傾向が見えてくるので、様々な気付きがあったりします。

例えば、信用や信頼を強調したい時には赤系統より青系統だよね。
その時のフォントはHelveticaが多い気がするなあ。
でも、老舗の会社は、Helveticaだと古くさい印象を与えるので、Verdanaを使っていたりするなあ。
でも個人的には、Myriadが好き。

と、ちょっと具体的な話ができるようになります。

他にも、ちょっとしたパワポの資料作成の時にも配色の参考になったりします。
(色が与えるイメージって、結構大きかったりするのですが、そこにばかり時間をかけてしまうわけにもいかないですよね。
できれば機械的に進めていきたいですし、実際、うまくやればそんなに時間はかかりません。)

もう少し大きな話をすると、自社の商品サービスをリリースする時に、必ずパッケージデザインやフォントは使いますよね?
その時に「あそこの会社のあの商品みたいな感じ」と伝えていたものが、もう少し踏み込んだ形でデザイナーさんに伝えることができます。

また、このような傾向を把握しておくと、デザイナーさんからデザイン案を提示された時も、より深く考えることができます。

例えば、Verdanaって、割と老舗の会社が新しいターゲットを取り込む時に使っている・・・。
でも今回の商品は、今までのお客様に、より信頼と信用があることを強調するのに、なぜVerdanaを使うのかな?
色はこちらの方が、メッセージと合っていると思うんだけど、あえてそれを外した理由は何かな?

などなど、論点がたくさん出てきます。

正直、細かい話や事例などはプロにお任せすれば良いので、細かい話を覚える必要はないと思っています。
とはいえ、全く知らないのではなく、何となくの感覚として持っておきたい所です。

何となくの感覚を持っておけば、論点が出てきて話を詰めていく事ができます。

この2つのアプリは、その何となくの感覚を養うのに最適です。

小さな積み重ねを重ねないと意味がないので、今日明日ですぐにパワーアップする話ではありませんが、経験を重ねるとかなり強力な力になるのではないかと思って使っています。

そして、私はかなり意地悪なので、デザイナーさんはプロとしてお金をもらって仕事をしている以上、この辺の感覚や知識は私以上に持っていてもらいたいと考えています。

上記、論点を出した時に「?」な反応を示されると正直、頼りないかもしれません。

以前、上記の論点とよく似た話として、Webのユーザーインターフェイスの仕様を詰めていた時に、相手から「お詳しいですね」、「ご自身でデザインの仕事できますよ」と言われたことがあるのですが、今回も経験を積んでおくと、そのように感じてもらえるかもしれません。

ある程度詳しくなっておくと、デザイナーさんの立場から見ると、2つのメリットがあるそうです。
1、論点が明確なので、仕様がつめやすい。(話がしやすい)
2、相手は内容を理解しているので、手が抜けない。

2は人によってはメリットじゃないと言うかもしれませんが、この程度の緊張感は成果を出しやすいと思います。(プロジェクトマネジメントで、全部丸投げしてしまうとうまくいかないのと同じです。)

と、ここまでつらつら書いてきましたが、こんなことをしないでも、大丈夫な方法が一つあります。
それは「商品サービスを購入するお客様になりきること」

なりきったら、どの色がいいか、どのフォントがいいかなどは自ずと決まってくるのではないかと思います。
それが難しいと感じたら、世の中はどんな感じか、いろいろな事例を見る事で感覚を養えば良いのかなと。

もっともらしい話をしてしまいましたが、一番最後に一番言いたかったことを言います。
iPhone、めちゃくちゃ楽しい。(笑)

Apple大好き人間の戯言にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
今日もよい一日をお過ごしください。