Mac vs Windows 仕事の任せ方
前回のエントリに対して、早速コメントをいただきました。
ありがとうございます!!
素早いフィードバックには、こちらもテンポよく応えていきたいです。
ということで、どんどん行っちゃいましょう。
今回のテーマは「仕事の任せ方」です。
上司と部下の関係でMacとWindowsで、どう変わるのか、私の経験を踏まえつつ考えてみたいと思います。
ちなみに「Windowsな上司と、Windowsな部下」、「Macな上司と、Macな部下」。
この組み合わせは相性がいいので、割愛しますね。
難しいのはこの2つ。
「Windowsな上司と、Macな部下」、「Macな上司と、Windowsな部下」。
このような組み合わせの時に、どうやって仕事を任せていけばいいのか考えていきます。
前回のエントリを読んでいない方は、何のこっちゃ全くわからない話が続きますので、前回のエントリを読んでから、この続きをお読みいただければと思います。
では、まずは「Windowsな上司と、Macな部下」です。
ちなみに私個人の経験としては、Windowsな上司と仕事をしたことがありません。
そりゃそうですよね。
コンサルティング会社でWindowsな動きをしていたら大変なことになってしまいます。
ということで、ここでの話は、「Windowsな上司」を「Windowsなお客様」に見立てて、そこから得た経験を基に話をしてみたいと思います。
いきなりですが、「Windowsな上司」に仕事を任せられた「Macな部下」が取るべき行動は「任された仕事をとにかく早く終わらせる」こと。
スピード命。
小さな成功や成果をとにかく早く実現することです。
Macな視点で全体像を見ると、Windowsな指示は的外れであったり、やったことはないけどもっといいやり方を思いついたりします。
しかしWindowsな上司は、自分に経験のないことはできない。
ソースコードに書かれてあることしか実行できません。
そこで、Macな視点が正しいと正論をぶつけても、経験がないことは実行できない。
時間ばかりが過ぎて何も変わりません。
ですから、遠回りだと感じてしまうかもしれませんが、まずはWindowsな指示を実行する。
そこで結果を出して初めてこちらの意見に耳を傾けてもらう環境ができます。
例えば、結果が良ければ、「こんなやり方もありますよ。」、「こんなことをしてみたいのですが・・・。」と新たな提案ができます。
この時に予定より早く仕事を終わらせておけば、上司は部下を遊ばせておくことはできませんので、自分の提案が通りやすくなります。
一方、結果が悪ければ「大丈夫です。対応策としてこんなやり方があります。」と提案ができます。
意地悪な言い方になってしまうので書きたくないのですが、コンサルティングの現場でお客様がWindowsな視点でいる時に、それを実行しつつ、裏でMacな動きをするための準備をしていることがあります。
Windowsに合わせているように見せて、裏でMacな動きをする。
最初に承認を得て実行するのではなく、裏で実行して後で許しを得る感じでしょうか・・・。
(実際は許しを得る・・・というよりも事前に対応してもらっていた・・・ということで喜んでいただけるケースの方が圧倒的に多いですが。)
Windowsな仕事は、ただでさえ忙しい中にさらに仕事が増えるし、かつそのやっている意味もイマイチ・・・と感じてしまうので、やる気の維持がポイントになるかもしれません。
しかし個人的には次のステップやステージに行くための大切な準備だと思っています。
「失敗は成功の母」、「急がば回れ」ではないですが、組織が一体感を持って進めていくには必要なステップだと思います。
全くの蛇足ですが、大きな会社はこのステップを必ず踏みます。
それだけ遠回りする余裕があります。
一方、小さな会社は余裕がありませんので、このステップを外さなければいけない時があります。
で、本題に戻ると、エリヤフ・ゴールドラット氏が「ザ・ゴール」という本で書かれていましたが、スループット(成果物などのアウトプット)を最大・最適化するためには、ボトルネックを見つけて、他の全てをボトルネックに従属させる、そしてボトルネックを徹底活用する。
徹底活用したら、ボトルネックの能力を少しずつ高めていく・・・と言っています。
(随分端折ったので詳細は本を読んでいただければ。)
今回の話で言えばボトルネックはWindowsな上司です。
ですから、まずはWindowsな上司に合わせる。
そして結果を出す。
結果を出した後に、新しい提案をすることでWindowsな上司の能力を高めていく・・・というアプローチです。
とにかく小さな成功でも構いませんので、できるだけ早く成果を出すことがポイントになってきます。
ここでひとつ注意点です。
今まで書いてきたアプローチは主にホワイトカラーの方達におススメのアプローチです。
製造業などモノ作りの現場、生産現場では、なかなか裏でMacな動きをするのは予算などいろいろと制約がありそうですよね。
制約のある所でも上記アプローチが全く不可能だとは思いませんが、ホワイトカラーの方達には特にやりやすいアプローチであることは確かです。
では、次にWindowsな上司の立場を考えてみましょう。
とにかく自分がボトルネックなわけですから、細かい指示はしないで、部下に任せる器の大きさを見せてください!
と無責任な発言をしちゃってもいいかもしれないですね。(笑)
というのは冗談で、Windowsな上司が心がけるのは、これもMacな部下と同じですが、「スピード命」です。
Windowsな上司ですから、おそらく事細かにプロセスまで指示をしちゃうはずです。
Macな部下にしてみれば、面白くありません。
親クラスがはっきりしないくせに、プロセスなど内容はやたら細かい。
そんな仕事の任せ方をしちゃうはずです。
王道としてMacな指示の仕方を身に付けてほしい所ですが、世の中はそこまで悠長に待っていられません。
ですから、Windowsな上司としては、「まずはやってみてほしいんだ。その後にもっと良いやり方がないか考えてみよう」といったスタンスで、とにかく自分が考えていることを、さっさと実行させてしまうのがいいのかなと考えています。
つまり自分が指示している内容はあくまでテストで、実行して結果を見ていく中で、もっと良いやり方があったら提案してくれよ・・・みたいな雰囲気を作るといいかもしれません。
ただ注意点としては、このやり方を実行すると、必然的に仕事の納期が厳しくなります。(Macなやり方を実行する時間的余裕を作らないといけないですから・・・。)
すると納期が厳しいWindowsな指示より、こっちの方が効率が良くないですか・・・というMacな提案を受ける可能性があります。
でも本人はWindowsな動きを一回しないと納得しないですよね?
ですから、納期の設定はちょっとしたさじ加減が必要になります。
それでは2つ目の「Macな上司と、Windowsな部下」に行きたいと思います。
結論から言うと、Windowsな部下にはMacになってもらいましょう!!
と言いたい所です。
が、これがなかなか難しい。
私もチャレンジしていますが、5、10年スパンで考えないと難しそうです。
例えば、前回のエントリで書いた「約束を守る」
これ難しいことは何も言っていないですよね?
誰でも理解できます。
でもちゃんとできない。
こんなケースが頻発します。
そこで本人に聞いてみたのですが、この親クラスに至るためには、1ステップ、2ステップ階段を昇らないとダメみたいです。
その階段が個人によって異なるので、話が余計難しくなってしまいます。
ということで、Macな上司はどうやってWindowsな部下に仕事を任せるか?
私がよくやるステップは下記の通りです。
1、Macな指示をして、どのように進めていくかやり方を聞く。
これはどういうことかと言うと、今回の目的、目標や背景などを説明して、どうすればいいか考えてとお願いします。
2、具体的な進め方の例を提示する。
上記1の指示をすると、Windowsな部下は何をすればよいのか全くわからないためフリーズします。
何をどう考えればいいのか全くわからない状態になりますので、ある程度フリーズしたのを見計らって、こちらが具体的な進め方の例を提示します。
(自分が指示した内容に対して期待するアウトプットは何だったのかを示す。
つまり、お願いした仕事の成果をはかる基準を具体例で示す。
注意点は基準を示しても、具体例がないとWindowsな人は理解できないです。)
3、こちらが提示した具体的な進め方に味付けをしてもらう。
上記2の具体的な進め方を聞くと、Windowsな部下はそれを実行すればいいんだ・・・とソースコードに書いちゃいますので、すぐにそれをやりたがります。
そこでやらせてしまっても構わないのですが、Macな考え方を持ってもらうために、提示した具体的な進め方を参考に自分なりのアレンジをしてもらいます。
ちょっとできるようになってくればアレンジではなく、もう一つの進め方案を出してもらいます。
この時「オレは5つの進め方を思いついたから、頑張って1つぐらいは考えてみようよ。」と言って励ます・・・など、しょーもないテクニックがあったりします。(笑)
さらにしょーもないことを書くと、自分でアレンジをしてもらうことで、その仕事に対する責任を持ってもらう効果も狙っていたりします。(笑)
4、アレンジした進め方を実行する。
5、フィードバックを行う。
Windowsな部下には、実行した行動が事細かに記述されています。
そこで、自分の仕事の「再現性」を実現するために何が必要なのか、一緒に考えていきます。
その際に、他の業界だったら、他の会社だったら・・・など、できるだけ今回経験したこととは、事象が異なるものを例にしながら、「再現性」を担保するために必要な要素を抽出していきます。
Macな人には簡単かと思いますが、このような作業を行っていくと「目的が大事だよねー。」とか「背景は確認しないとねー。」など、どんどん抽象化されていきますよね。
その作業を何度か積み重ねて、Windowsな部下のソースコードをきれいにしてあげます。
6、きれいなソースコードを実行する。
もちろんきれいにしてあげた後には、実行させないと、またWindowsな動きに戻ってしまいますので、何度も抽象化の作業をしてあげないといけないです。
(これが前述の時間がかかりそう・・・と書いた所です。)
こんな感じでしょうか?
個人的には、新入社員の時に先輩同士の「Mac」と「Mac」のやりとりが忘れられません。
最短、最速で本質を突いた議論をしているのは、今思えば芸術です。
(日本語だけでなく、英語バージョンもあったりします。
もっと凄いのは英語がしゃべれない、全く理解できない人が、英語しか話せない人とやりとりしている多言語バージョンもあります。(笑))
そのような環境で仕事ができれば楽だし、楽しいのは間違いないのですが、それでも結果はまた違った所にあるのがビジネスの面白い所ですね。
(Macだからと言って、必ずしも毎回うまくいくわけではないですよね。)
ありがとうございます!!
素早いフィードバックには、こちらもテンポよく応えていきたいです。
ということで、どんどん行っちゃいましょう。
今回のテーマは「仕事の任せ方」です。
上司と部下の関係でMacとWindowsで、どう変わるのか、私の経験を踏まえつつ考えてみたいと思います。
ちなみに「Windowsな上司と、Windowsな部下」、「Macな上司と、Macな部下」。
この組み合わせは相性がいいので、割愛しますね。
難しいのはこの2つ。
「Windowsな上司と、Macな部下」、「Macな上司と、Windowsな部下」。
このような組み合わせの時に、どうやって仕事を任せていけばいいのか考えていきます。
前回のエントリを読んでいない方は、何のこっちゃ全くわからない話が続きますので、前回のエントリを読んでから、この続きをお読みいただければと思います。
では、まずは「Windowsな上司と、Macな部下」です。
ちなみに私個人の経験としては、Windowsな上司と仕事をしたことがありません。
そりゃそうですよね。
コンサルティング会社でWindowsな動きをしていたら大変なことになってしまいます。
ということで、ここでの話は、「Windowsな上司」を「Windowsなお客様」に見立てて、そこから得た経験を基に話をしてみたいと思います。
いきなりですが、「Windowsな上司」に仕事を任せられた「Macな部下」が取るべき行動は「任された仕事をとにかく早く終わらせる」こと。
スピード命。
小さな成功や成果をとにかく早く実現することです。
Macな視点で全体像を見ると、Windowsな指示は的外れであったり、やったことはないけどもっといいやり方を思いついたりします。
しかしWindowsな上司は、自分に経験のないことはできない。
ソースコードに書かれてあることしか実行できません。
そこで、Macな視点が正しいと正論をぶつけても、経験がないことは実行できない。
時間ばかりが過ぎて何も変わりません。
ですから、遠回りだと感じてしまうかもしれませんが、まずはWindowsな指示を実行する。
そこで結果を出して初めてこちらの意見に耳を傾けてもらう環境ができます。
例えば、結果が良ければ、「こんなやり方もありますよ。」、「こんなことをしてみたいのですが・・・。」と新たな提案ができます。
この時に予定より早く仕事を終わらせておけば、上司は部下を遊ばせておくことはできませんので、自分の提案が通りやすくなります。
一方、結果が悪ければ「大丈夫です。対応策としてこんなやり方があります。」と提案ができます。
意地悪な言い方になってしまうので書きたくないのですが、コンサルティングの現場でお客様がWindowsな視点でいる時に、それを実行しつつ、裏でMacな動きをするための準備をしていることがあります。
Windowsに合わせているように見せて、裏でMacな動きをする。
最初に承認を得て実行するのではなく、裏で実行して後で許しを得る感じでしょうか・・・。
(実際は許しを得る・・・というよりも事前に対応してもらっていた・・・ということで喜んでいただけるケースの方が圧倒的に多いですが。)
Windowsな仕事は、ただでさえ忙しい中にさらに仕事が増えるし、かつそのやっている意味もイマイチ・・・と感じてしまうので、やる気の維持がポイントになるかもしれません。
しかし個人的には次のステップやステージに行くための大切な準備だと思っています。
「失敗は成功の母」、「急がば回れ」ではないですが、組織が一体感を持って進めていくには必要なステップだと思います。
全くの蛇足ですが、大きな会社はこのステップを必ず踏みます。
それだけ遠回りする余裕があります。
一方、小さな会社は余裕がありませんので、このステップを外さなければいけない時があります。
で、本題に戻ると、エリヤフ・ゴールドラット氏が「ザ・ゴール」という本で書かれていましたが、スループット(成果物などのアウトプット)を最大・最適化するためには、ボトルネックを見つけて、他の全てをボトルネックに従属させる、そしてボトルネックを徹底活用する。
徹底活用したら、ボトルネックの能力を少しずつ高めていく・・・と言っています。
(随分端折ったので詳細は本を読んでいただければ。)
今回の話で言えばボトルネックはWindowsな上司です。
ですから、まずはWindowsな上司に合わせる。
そして結果を出す。
結果を出した後に、新しい提案をすることでWindowsな上司の能力を高めていく・・・というアプローチです。
とにかく小さな成功でも構いませんので、できるだけ早く成果を出すことがポイントになってきます。
ここでひとつ注意点です。
今まで書いてきたアプローチは主にホワイトカラーの方達におススメのアプローチです。
製造業などモノ作りの現場、生産現場では、なかなか裏でMacな動きをするのは予算などいろいろと制約がありそうですよね。
制約のある所でも上記アプローチが全く不可能だとは思いませんが、ホワイトカラーの方達には特にやりやすいアプローチであることは確かです。
では、次にWindowsな上司の立場を考えてみましょう。
とにかく自分がボトルネックなわけですから、細かい指示はしないで、部下に任せる器の大きさを見せてください!
と無責任な発言をしちゃってもいいかもしれないですね。(笑)
というのは冗談で、Windowsな上司が心がけるのは、これもMacな部下と同じですが、「スピード命」です。
Windowsな上司ですから、おそらく事細かにプロセスまで指示をしちゃうはずです。
Macな部下にしてみれば、面白くありません。
親クラスがはっきりしないくせに、プロセスなど内容はやたら細かい。
そんな仕事の任せ方をしちゃうはずです。
王道としてMacな指示の仕方を身に付けてほしい所ですが、世の中はそこまで悠長に待っていられません。
ですから、Windowsな上司としては、「まずはやってみてほしいんだ。その後にもっと良いやり方がないか考えてみよう」といったスタンスで、とにかく自分が考えていることを、さっさと実行させてしまうのがいいのかなと考えています。
つまり自分が指示している内容はあくまでテストで、実行して結果を見ていく中で、もっと良いやり方があったら提案してくれよ・・・みたいな雰囲気を作るといいかもしれません。
ただ注意点としては、このやり方を実行すると、必然的に仕事の納期が厳しくなります。(Macなやり方を実行する時間的余裕を作らないといけないですから・・・。)
すると納期が厳しいWindowsな指示より、こっちの方が効率が良くないですか・・・というMacな提案を受ける可能性があります。
でも本人はWindowsな動きを一回しないと納得しないですよね?
ですから、納期の設定はちょっとしたさじ加減が必要になります。
それでは2つ目の「Macな上司と、Windowsな部下」に行きたいと思います。
結論から言うと、Windowsな部下にはMacになってもらいましょう!!
と言いたい所です。
が、これがなかなか難しい。
私もチャレンジしていますが、5、10年スパンで考えないと難しそうです。
例えば、前回のエントリで書いた「約束を守る」
これ難しいことは何も言っていないですよね?
誰でも理解できます。
でもちゃんとできない。
こんなケースが頻発します。
そこで本人に聞いてみたのですが、この親クラスに至るためには、1ステップ、2ステップ階段を昇らないとダメみたいです。
その階段が個人によって異なるので、話が余計難しくなってしまいます。
ということで、Macな上司はどうやってWindowsな部下に仕事を任せるか?
私がよくやるステップは下記の通りです。
1、Macな指示をして、どのように進めていくかやり方を聞く。
これはどういうことかと言うと、今回の目的、目標や背景などを説明して、どうすればいいか考えてとお願いします。
2、具体的な進め方の例を提示する。
上記1の指示をすると、Windowsな部下は何をすればよいのか全くわからないためフリーズします。
何をどう考えればいいのか全くわからない状態になりますので、ある程度フリーズしたのを見計らって、こちらが具体的な進め方の例を提示します。
(自分が指示した内容に対して期待するアウトプットは何だったのかを示す。
つまり、お願いした仕事の成果をはかる基準を具体例で示す。
注意点は基準を示しても、具体例がないとWindowsな人は理解できないです。)
3、こちらが提示した具体的な進め方に味付けをしてもらう。
上記2の具体的な進め方を聞くと、Windowsな部下はそれを実行すればいいんだ・・・とソースコードに書いちゃいますので、すぐにそれをやりたがります。
そこでやらせてしまっても構わないのですが、Macな考え方を持ってもらうために、提示した具体的な進め方を参考に自分なりのアレンジをしてもらいます。
ちょっとできるようになってくればアレンジではなく、もう一つの進め方案を出してもらいます。
この時「オレは5つの進め方を思いついたから、頑張って1つぐらいは考えてみようよ。」と言って励ます・・・など、しょーもないテクニックがあったりします。(笑)
さらにしょーもないことを書くと、自分でアレンジをしてもらうことで、その仕事に対する責任を持ってもらう効果も狙っていたりします。(笑)
4、アレンジした進め方を実行する。
5、フィードバックを行う。
Windowsな部下には、実行した行動が事細かに記述されています。
そこで、自分の仕事の「再現性」を実現するために何が必要なのか、一緒に考えていきます。
その際に、他の業界だったら、他の会社だったら・・・など、できるだけ今回経験したこととは、事象が異なるものを例にしながら、「再現性」を担保するために必要な要素を抽出していきます。
Macな人には簡単かと思いますが、このような作業を行っていくと「目的が大事だよねー。」とか「背景は確認しないとねー。」など、どんどん抽象化されていきますよね。
その作業を何度か積み重ねて、Windowsな部下のソースコードをきれいにしてあげます。
6、きれいなソースコードを実行する。
もちろんきれいにしてあげた後には、実行させないと、またWindowsな動きに戻ってしまいますので、何度も抽象化の作業をしてあげないといけないです。
(これが前述の時間がかかりそう・・・と書いた所です。)
こんな感じでしょうか?
個人的には、新入社員の時に先輩同士の「Mac」と「Mac」のやりとりが忘れられません。
最短、最速で本質を突いた議論をしているのは、今思えば芸術です。
(日本語だけでなく、英語バージョンもあったりします。
もっと凄いのは英語がしゃべれない、全く理解できない人が、英語しか話せない人とやりとりしている多言語バージョンもあります。(笑))
そのような環境で仕事ができれば楽だし、楽しいのは間違いないのですが、それでも結果はまた違った所にあるのがビジネスの面白い所ですね。
(Macだからと言って、必ずしも毎回うまくいくわけではないですよね。)
1 Comments:
あらまこさん、こんばんは。早速のエントリーありがとうございます。
まるで現場にいるような的確な内容で(笑)、次に何を試すべきかとてもクリアになりました。裏でMacな動きをするというのは、ゴールを明確にし、スケジュールを立て、段取りを組んで実行するというのがベースにあり、表では(実は最後に)Windowsの承認を得る、という動きですよね。
もう1点だけ教えて欲しいのですが、これはメンタルの問題かもしれませんが、Macとして動くというのは、前進するエネルギーが必要だと思っています。でも、Windowsとのスピード感や考え方の違いが大きいと、徐々にその差に対するストレスが溜まります。そういう時は、どういう風に考えて対処されてますか?
忍耐強くなるというのが、ひとつの方法だと思いますが、やっぱりなかなか結果が見えないと「働きかけ」に対するモチベーションを維持するのが難しくなります。
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