2008/08/14

ピンチはチャンスってホント?

お盆休み真っ只中、オリンピックも白熱してきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

そんな中、私は仕事で全然オリンピックは観ていないのですが、結果は何となく知っています。

様々な競技がある中で注目していた平泳ぎの北島選手。
期待に応えて大活躍していますよね。

そんな北島選手が専門としている平泳ぎ。

平泳ぎにまつわる、ちょっと面白い話がありますので、今回はその話を紹介します。

イキナリですが、あなたは、平泳ぎで泳げますか?

おそらく多くの方が泳ぐことが可能だと思いますが、実は泳げる・・・と言っている方のほとんどの方は泳ぎ方が間違っていると思います。
(そういう私も間違った泳ぎ方をしていました。)

間違った泳ぎ方をすると、遅くて疲れるんです。

では、その泳ぎ方とは?

ブログで表現をするのは、とても難しいのですが、頑張って想像してみてください。

平泳ぎで足をかく時に、水を蹴っている感じがしませんか?

腿の内側辺りで水を漕いでいる様な、水の抵抗を受けながら、足をかいているような・・・そのような感覚です。

実は、それが間違った泳ぎ方なんです。

要は水の抵抗を感じているということは、水の流れに逆らっているわけですから、余計な力がいるのと、水の抵抗で結局は遅くて、疲れるんです。


一方、北島選手やカエルさんなんかは足を外に広げないで、直接、そのまま足を上げ下げしていると思います。(うーん、ここの表現難しい。うまく伝えられないっす。)

足の裏で蹴り上げる感じです。


一度、プールでやっていただくとわかるのですが、足の裏で蹴り上げると、抵抗がなくて空振りをしたような感覚が得られます。

蹴れども蹴れども、空振り・・・なんかうまく行っているような気がしないのですが、結果は全然違うんですね。

小学4年の際に、その泳ぎ方を教わったのですが、私は自己ベストが10秒以上早くなりました。

実は、この感覚って面白いんです。
仕事でも同じようなことがあるんですね。

つまり、達成感のある仕事よりも達成感のない仕事の方が結果や評価が良いと・・・。

それってどういうことなの?

簡単に言うと「重要度は高いが、緊急性の低い仕事をする」vs「重要度が高く、緊急性の高い仕事をする」

これって、どっちが得られる結果や評価が良いでしょうか?

ちょっと抽象的なテーマなので、一概には言えないかもしれませんが、私の場合、「重要度は高いが、緊急性の低い仕事をする」の方が、結果と評価が得られることが多かったです。

でも「重要度が高く、緊急性の高い仕事をする」の方が、スケジュールが詰まっている分、緊迫感が高くて終わった後の達成感や爽快感がいいんですよね。

ふぅー、やっと終わった・・・という安堵感と共にある種の緊張感から解放されるので、満足しやすいわけです。

とは言え、冷静に評価すると、「重要度は高いが、緊急性の低い仕事をする」ほど結果と評価は得られていないような気がします。

「重要度が高く、緊急性の高い仕事をする」はある種、自己満足になりがち・・・。

「ピンチはチャンス」とは言うけど、そのピンチはあんたがサボっていたからでしょ・・・というような仕事もあったりするわけです。(要反省)

ヒーローになりたければ、ピンチがたくさん来るようにすればいいわけです。

誰でもヒーローになりたいし、目立つので、知らず知らずの内にピンチを招いていたりします。

でも、それって生産性には繋がりにくいですよね。。。

最後は抽象的な話になってしまいましたが、自分の仕事ぶりを振り返ると、今一度反省することは多そうです。