2008/06/10

仕事のお供にはコレ

白熱する“置き菓子”ビジネス 勝ち残るのはどこか!

職場に菓子専用のボックスを置き、商品を取り出すときに代金を入れる-いわゆる“置き菓子”が花盛りだ。

なんていうニュースがありましたが、あなたは職場でお菓子を食べますか?

多国籍軍で仕事をする時は、なぜかクッキーとコーヒーがある、干しぶどうが実は頭を刺激するのでいい・・・などなど、職場でのお菓子の話はいろいろありますよね。

そんな私が職場のお菓子としてお気に入りなのはコレ。




歌舞伎揚です。
そう、お煎餅です。



以前、夜仕事をしていた時にクライアントの方にいただき、めちゃくちゃおいしかったので、それ以来、ファンなのですが、お煎餅っていいですよね。

理屈っぽく書くとこんな感じです。

・煎餅は硬いので、よく噛む。(脳を刺激する)
・腹持ちがいい。(夜、小腹がすいた時にちょうど良い)
・ダイエットおやつ!(低カロリー、低脂質で繊維も豊富なのでお通じやお肌にもよい優れもの)

最後のダイエットおやつは、適当に書いたので甚だ怪しいのですが、なんとなく他のお菓子よりは体には良いかなと。(あくまでも他のお菓子と相対的に比較して・・・ということです。)

ここまで書いてくると、“置き菓子”ビジネス。
製菓メーカーが多いですが、煎餅メーカーがやっているのって聞かないですよね?

お煎餅って職場の“置き菓子”に良いと思うのですが、あなたはどう思いますか?

どっかのお茶屋さんと組んでセットにしても面白いかもしれないです。

煎餅の弱点は、硬いので食べる時に煎餅を割る音が出てしまうのが、ちと恥ずかしい・・・ことですが、その恥ずかしさを克服してしまえば(笑)、とてもいいお菓子です。

考えれば考えるほど、煎餅は良いなと思うのですが、なぜどこも参入していないのか?
そんなことを考えると、このビジネスの性質、特質が見えてくるかもしれません。

富山の置き薬・・・と考えると、売り上げを伸ばすためにまずは置き場所をたくさん増やさなければいけません。

そして、その置き場所に定期的に補充(&代金回収)をしなければなりません。

1個100円で、その数をどんどん増やしていくビジネス。

営業と物流が大変そうだなぁというのは、あまり考えなくてもわかります。

おそらくこの辺りの大変さが参入障壁になっているような・・・。

逆に言えば、この参入障壁を突破できるようなアイディアがあれば、煎餅が置き菓子の仲間入り。

頭の体操として、煎餅メーカーになって、置き菓子ビジネスに参入するためには・・・と考えるのは、起業に興味があったり、経営企画室、事業開発部などで働いている方には良いかもしれないですね。

オフィスグリコで有名な江崎グリコの場合・・・

1個100円
9万8千箇所に設置
代金の回収率は95%、未回収分はほとんどが入れ忘れ
年間売上30億円

ということは、ざっくり試算で一箇所あたり月2,500円、1日1個強ぐらいのペースですね。

自販機ビジネスと共にちょっと気になるビジネスモデルです。