2007/02/14

良い会社が行っている新人教育

新入社員の講師を行った時のお話。

研修を行って新入社員から来る一番多い質問って何だか知っていますか?


それは・・・


答え(正解)を確認する質問。


実際の仕事に即したロールプレイングなどを行うと、様々な選択肢が出てくる。
その時、どちらが合っているのか、講師に確認する・・・。

例えば「この場面で、売上を上げるには、新規開拓と売上点数アップがあるんですが、どっちが良いですか?」といった類の質問。

このような質問を受けた時に、あなたならどう答えますか?

新規開拓?
売上点数アップ?

ちなみに私は、そのどちらでもありません。

なぜならば正解はないから。

学校では必ず正解があるから、新入社員の質問ではどうしても答えを求めがち。
しかし、仕事の現場では正解なんてない場面の方が圧倒的。
(答えは自分で作るもの)

だからこそ、自分で頭をひねって考える必要が出てくる。

このような質問を受けた時に聞くのは、

「どっちだと思う?」、「他にも方法はない?」、「なぜそれで売上が上がるの?」といった逆質問。

研修後のアンケートで「すぐに答えを教えるのではなく、考えさせてくれたので良かった」という声を貰って、高評価を頂いているのは、このようなからくりがあるから。

研修で大切なことは、釣りの仕方を教えること。
答えを言うのではなく、答えを自分で作る、考えるクセを付けること。

ということで、この辺は徹底しているのだが、心配なのは、現場に行った後。

おそらく新人が現場に入ってきて、OJTとして教える立場の人は、新人から質問されたら丁寧に教えているのではないだろうか?

仕事のイロハを丁寧に教えてくれるのもいいけれど、自分で試行錯誤させてくれる余地があるかどうか・・・。
良い会社はこのバランスがいいと思う。

学校の試験では、1+1=2しかないけれど、ビジネスでは1+1=「5より小さい」、「正の数である」、「1より大きい」、「数字で表すことができる」・・・ぜーんぶ正解になりえます。

正解を求めるのではなく、自分で作る。

できるビジネスパーソンになるためには、心がけていきたいですね。