2006/10/03

強い組織

リーダーは結果に責任を持つ。

メンバーは行動に責任を持つ。

このように書くと、とても簡単。
だが、実際に実現しようとすると、なかなかチャレンジング。

使命感を持って、やる気があるメンバーほど陥りやすい罠。

それは、結果にも責任を持ってしまい、失敗することを恐れて行動が出来なくなってしまうこと。

リーダーが期待していることは、行動に責任を持ってもらうこと。

それは野球で例えるならば打席にできるだけたくさん立ってほしいということ。

ビジネスにおいて重要なことは打率ではなく安打数。

だから、打率が1割台でも構わない。

全然打席に立たなくて打率8割ヒット1本のバッターより、打率は1割でも10本ヒットを打ってくれるバッターの方が、会社に貢献していると言える。

9回裏2死でやっと打席に立ってサヨナラホームランを打ってくれるより、初回から打席に立って振り続けてくれることを望む。(仮に1本もヒットが打てないとしても。)

その結果、ヒットが出なかったとしても、それは起用したリーダーの責任。

とは言え使命感や責任感を持っている人ほど、失敗を恐れて行動できない・・・。

結果はリーダーが持つから気にしないで行け・・・と言っても、そもそも使命感や責任感があるのだから行動できないわけであって、効果的なメッセージとは言えない。

では、どうすればいいのか・・・。

一つ言えることは、「やって後悔することはない」ということ。

後悔は「やらなかった時」に初めて生まれる。

やれば結果がわかるから満足するが、やらなければ結果がわからないから、いろいろと想像できてしまう。

その想像したイメージが望ましいイメージだった時にやらなかった後悔をする。

だから「打席に立たない」ということは極力避けたい。(というか、それはなしにしたい。)

会社によっては、組織体制や評価制度である程度の強制力を持って行動に繋げている所もある。

では、ウチはどうするのか・・・。

決めの問題だけにリーダーの素質が問われる。

※今日の話を営業の話・・・として考えると、ちょっと違うのかも。

下手な鉄砲でも打ち続ければ新規顧客と契約できる・・・だから、どんどんアポを取れと努力と根性の話として勘違いされるかもしれませんが、そのようなことが言いたいわけではないです。