2006/08/05

権威に強い人、弱い人

専門家や権威の発言に弱い人がいる。

言っていることは全く同じなのに、専門家という肩書きが付くだけで盲目的に信じてしまう・・・。

「それって良くないことだよね」とは簡単に言えるけれど、個人的に注目したいのは、自分を信じる力の方が大きいということ。

例えば、医者(医学の専門家)から「あなたの余命は残り6ヶ月です。」と宣告される。
なぜ6ヶ月なのかという裏づけのデータを持って、丁寧に説明をしてくれる。

ここで多くの人が「自分は残り6ヶ月なんだ・・・。」と信じてしまうと思う。
そして信じてしまうから、本当に6ヶ月で亡くなってしまう。

人はウソをつきたくないから、知らず知らずのうちに、自分が信じていることを証明しようとする。
それがたとえ生死に関わることであっても、そうするのではないかと思う。

未来のことなんかわからないのに、専門家がさもありそうだという話をすれば、それを信じてしまうのが普通のこと。

だからその道の専門家は、自分の発言や行動が周りに与える影響を、常に意識して行動をしなければと思う。

ということで、このブログを書く時も内容について常に気を付けています。

ただ現時点でベストだと思っていることを書いているので、過去に書かれた内容と今が合っているかというと違うことが多々あるので、バックナンバーを読まれる方はお気を付けください。