2006/06/27

仕事のお願いをする その2

ということで前置きもなく昨日の続き。

このようなシチュエーションの時、起業をする前の自分であれば、「あなたの言っていることは、本質的に間違っている。」と、昨日書いたような内容の話をしていた。

で、今はどうかと言うと・・・。

「継続して頑張ることができるんだね。じゃあ、頑張ろっか。」となる。

相手が自分のことを「継続して頑張ることができる。」と前向きなのに、わざわざその腰を折ることもない。

その気持ちを継続して持ってもらって、結果を出してもらった方がいい。

ということで、大切なことは、本人が「継続して頑張ることができるのかどうか。」評価して見極めるのではなく、「継続して頑張ることができる」と思っているのであれば、それが事実であると証明できるようにフォローをしてあげるということ。

この違いが大きく変わったのかなと・・・。

起業をして気が付いたことは、今回のように本質を見極められることができるビジネスパーソンというのは、とても限られるということ。

コンサルティング会社にいると、本質的な会話が中心となり、それが普通だと思ってしまう。

だから、「彼のアピールは本質的には的確ではないよね。」と見抜くことができるのは、価値であり、商売にもなるということがわかった。

が、その本質を見抜くだけでは、”圧倒的な”結果を出すことはできないことも頭では何となくわかっていたけど、実感できるようになった。

それが今回のような話。

このように文章で書くと、驚くほど当たり前で、相手を受け入れることは、すぐ実践できるように見えるけれど、なかなか出来ていない。

何しろ自分自身が、最近やっと意識しないでもできるようになったかな・・・と思うぐらいだから・・・。

では、なぜ出来なかったのか?

それは、矛盾を受け入れることが出来なかったから。

本質的に突き詰めると、彼の主張は的確ではない。

だから、それを受け入れるのは非常に気持ちが悪い。

したがって、その気持ちが悪いのを、すっきりさせるために、相手にそのことを伝えてしまう・・・。

コンサルタントなどは特にそうなのかもしれないけれど、自分のポリシーを持っていたり、自己をしっかり確立していると、ますますその傾向が強くなる。

仕事の現場において、メンバーとして活躍するのであれば、こういった本質を見抜く力は価値になるけれど、リーダーの場合は、ちょっと話が異なってくる。

リーダーは本質を見抜いた上で、それを受け入れる力が必要になってくる。

そこで、自分の気持ちをスッキリさせてしまうと、余裕のないリーダーを見てチームがあたふたしてしまう・・・。

ということで、これがドラッカー氏の言う「マネジメントとは、矛盾の統合にすぎない。」の一例。

前回の記述より、ちょっと具体的に書いてみたけれど、それでもどれだけ実感を持ってもらえるのだろうか・・・。