2005/08/29

オフショア開発

今日は、サイト構築と提携パートナーについての話を行った。

現在、サイト構築と今後の提携について、いろいろな企業に
声をかけているのだが、そのうちの1社より提案があった。

その会社の売りは「オフショア開発」であること。
インドに開発拠点を持っていて、優秀な技術者がいるので
低コストでできると言う。

確かに単価を見ると安い。

しかし、実は私、オフショア開発の経験があるんです。

技術者が優秀なのは間違いない。
ただ、そのコミュニケーションに時間を取られる。
また、関与する人間が増える。

この2つで結局、そんなにコストは変わらないんです。
コミュニケーションがうまくいかないとむしろコスト負担増。

こちらが英語で直接やりとりしてもいいが、おそらく
そうはならないで、日本側の窓口担当がいるはず。

その人がインドの技術者とこちらの間に立って・・・
となると、そこがボトルネックと新たなコスト負担になる。

で、結局トータルで見ると余り変わらない。

オフショア開発を成功させるコツは、現地に必ず人を置くことなのだが、
仮にそれをやっていたとしても、その分がコスト負担増。

では、なぜ人を置かないといけないのか?

プログラムの開発・テストをする時に、当然、日本語(ダブルバイト)が
必須なのだが、インド側では日本語対応(シングルバイトのみ)していなかったり
日本語の意味がわからなかったり・・・。
(データが文字化けしていたら、きちんと動いているかどうかなんて・・・。)

結局、どこかで日本人が絡む必要が出てくるのです。

と、ネガティブなことばかり並べてしまったけれど、実際はこのような点について
うまく対処できる力を持っていれば、非常に効果的。

何人かのインド人と仕事をしたけれど、彼らの勤勉さ、優秀さはとても尊敬できる。
一緒に仕事をしていて楽しかった。

ということで、今回の件もこちらがきちんと見極めれば問題はないと思う。
ただこちらが集中しているのは、開発の話ではなくて、その後の提携なのだが・・・。