2005/07/15

課題管理

えっと宣言します。
我が社では課題を管理しません。

代わりに「チャレンジ応援表」を用意します。

これはどういうことかというと・・・。
(エクセルをイメージしてもらって)

1列目:チャレンジ
ここにチャレンジ内容を書いていきます。
課題管理表で言えば具体的な課題内容。

ここでのポイントはそれをHowの形式で書いていくことです。
(事実+Howを記述。)

例)今期の売上が芳しくない。どうすればもっと売上が伸ばせるのだろうか?

2列目:細分化
1列目のチャレンジをできるだけ細分化していきます。

例)A商品の売上を伸ばすにはどうしたらよいだろうか?
主婦層への売上を伸ばすにはどうしたらよいだろうか?などなど

ここでもHowの形式で書いていきます。
で、ここに記述した内容をさらに細分化できるのであれば行い、
できるだけ細かくしていきます。
(つまりどんどん具体化していきます。ピラミッドストラクチャーが
できるイメージ。)

3列目:「そりゃ、ちょうどいい!!」
最後に、具体的なアクション(チャレンジ)を書きます。
(課題管理でいうところの対応策)

普通と少し違うのは項目名が「対応策」、「アクション」ではなく、
「そりゃ、ちょうどいい!!」であること。

どういうことかというと、この言葉に続けて具体的なアクションを
記入しようかと・・・。

例)そりゃ、ちょうどいい!!来期の売上で急成長していることが見せられる。
そのために、○○な売り方をしてみよう!!◇◇にも売ってみよう!!


↑この「チャレンジ応援表」は今の現実を積極的に受け止めて、
それを楽しく乗り越えられる仕組としていいのかなぁと。

最後の「そりゃ、ちょうどいい!!」も、その言葉を入れておけば、
改善ではなく改革(イノベーション)が出来るのかなと思って取り入れました。

つまり、現状を分析してそれに対応することも1つの課題解決の手ではあるが、
それではなかなか新しい発想が生まれてこない。
(whyをたくさん見つけ出して対応しても既存の改善でしかない。)

それよりは、「そりゃ、ちょうどいい!!」って積極的に取り入れた方が
改革に向けて動き出すと思う。

課題を「管理」すると、管理する方もやる方も何か窮屈。
しかも失敗は許されないような重い感じがする。

でも「チャレンジ」なら、それに取り組む人は「チャレンジ」しているのだから、
それだけで評価出来るし、仮にうまくいかなくても、「チャレンジ」なのだから
また次、頑張ればいいし、そこから必ず学びや気付きがあるはず。

課題管理だと当事者、関係者以外は、意外と無関心だったりするが、
チャレンジなら自分も何か「応援」できないか・・・という発想で見ることが
出来るのでは。

ということで、こんな感じで進めようかなと思っているけど、この仕組の大前提は、
何事も全力で真剣に取り組むこと。
手を抜いた瞬間に成り立たなくなっちゃう。