2014/08/08

伝え方と受け取り方

今回は、最近感じたコミュニケーションにおけるちょっとした現象をまとめておこうと思います。

ご自身のコミュニケーションを振り返るきっかけになればと思います。

早速ですが、学生時代、私は買物に行った時によく店員さんとおしゃべりをして仲良くなっていました。

仲良くなると、ちょっとしたお得情報や、ぶっちゃけ話が聞ける事もあり、比較的フランクな感じで接していました。

相手も当然、年下の若造が話しかけてくるので、フレンドリーに接してくれます。

このスタイルがなかなかイイ感じだったので、ずっと続けています。

が、さすがに最近はこれでは通用しなくなってきました。

フランクに話しかけると、相手はとても緊張した感じで接してきます。

そりゃそうですよね。

年上のおっさんが機嫌良く話しかけてきて、もし自分の対応が悪くて気分を害してしまったら大変です。

ということで、無難な対応をされるようになってきました。

学生の頃であれば洋服を買う際に「ぶっちゃけ、これって似合っています???」なんて聞けば相手も本音でいろいろと教えてもらえたのですが、今同じスタイルで聞くと「とてもお似合いでございます」みたいなマニュアル回答しか返ってこない感じなので、困ったものです。。。

と、これと同じ様に仕事をしていく中で得たもの・・・スキルであったり、コツであったり・・・。

そのようなものも、可能な限り共有していこうと思って、機会があれば話をするのですが、これが若い頃であれば「こんなのもあるぜ」と、正に共有という感じで話が出来たのですが、今、同じように話をすると「これが正解だ」「こうしろ」と受け取られているような節があります。

「何を」言っているか・・・だけでなく「誰が」言っているか・・・というのが考慮されているのが、ひしひしと伝わります。

こちらのスタンスとしては、数ある中のひとつで、そんなに大げさなものでもないのですが、必要以上にリスペクトされると、間違ったことは言えないなと変なプレッシャーを感じてしまいます。笑

なんてことがあり、ちょっと本音ベースで話がしにくいなあと感じたりすることもあったりするので、自分が接する時は出来るだけ自然な形でいようと思いました。

確かにご年配の方達と接する時は、必要以上にリスペクトしてしまい、結果として立派な発言しか出来ない雰囲気を作っているかもしれないなと。