2011/01/25

ウィキペディアで遊びながらお勉強が効果的?

私の周りでは体調を崩している方が多いのですが、あなたは大丈夫でしょうか?
仕事は忙しいかと思いますが、ムリしないでくださいね。

ということで、前述とは全く関係ないですが、今回のテーマは「ウィキペディアで遊ぶ」です。

プロジェクトマネジメントのお仕事をしていると、いかに全体感というか、周りを見ることができるかどうかで成果が大きく異なってくるのですが、その辺ってどうやって養ったらええんかな・・・というのが発端です。

例えば上司になって部下がいたり、お客様と打ち合わせしたり・・・仕事で人との繋がりは必ずあります。
仕事は一人ではできません。

従って、影響範囲と言うか、自分の立場を超えた視点で物事を捉える力って、かなり必要であり、それが身についているとパワフルだと思います。
そんな力を遊びながらパワーアップさせる方法を考えてみましょう。

個人的にちょっと面白いな・・・という取り組みはwikigolf

かなりざっくり言うと、ウィキペディア内で、テーマに対して何回リンクを踏んで辿り着けるか・・・というゲームです。

例えば、イチロー選手のウィキペディアページがスタートだとします。

で、ゴールは徳川家康のウィキペディアページとすると・・・。

この2人、全く関係ないですよね?
一体、何打(何回ウィキペディア内のリンクを踏めば)で辿り着けるのでしょうか?

で、この2人、実は愛知県出身なんです。
従って、イチロー選手のページで愛知県にリンクすれば、愛知県のページに徳川家康さんがいらっしゃいます。

たったの2打で到達。
パー3ならバーディー。
パー4ならイーグル。
パー5ならアルバトロス。(笑)

ということで、人と人を繋いでみましたが、ウィキペディアは人だけではありません。

相対性理論からバナナへ、というコースもアリです。
こりゃマスターズのオーガスタ並に難しそうだ・・・。

で、この遊びで少ない打数で辿り着こうとすると、自然と全体感を考えるようになるかな・・・と。

ピンポイントで辿り着くのは難しいので、どうしても抽象的なものなど大きなものから小さなモノ(具体的な)へたどった方が早くつきそうです。

こんな遊びをしていたら、ちょっとした雑学王にもなれそうだし、ボケの予防に良さそうだ。

ということで、最近、固有名詞というか単語が出てこないで、「えーっと、アレ、アレ。」が口癖になりつつあるので、その辺も踏まえたやり方をご紹介してみました。(笑)

何か条件を付けて、コースを考えるのも面白いかもしれませんね。
面白いやり方がありましたら、ぜひ教えてください。
よろしくお願いします。

2011/01/12

ブログを書き続けて良かったことをまた一つ発見した!

ブログを書き続けて良かったことは・・・めっちゃたくさんあるのですが、今日、また一つ発見しました。

今回はそれをシェアしようと思います。

これを見て、あなたがブログを書くモチベーションになってくれたら嬉しいです。

今回発見した良いことは・・・

”初心や原点に返ることができる”

ということです。

基本的に書いたら書きっぱなしなんですが、ふと何気なくアーカイブをクリックすると、若かりし頃の文章が・・・。

文章スタイルも全く違いますし、その当時を思い起こすことができます。

過去を振り返っている余裕も、そんなつもりも全くないのですが、初心に返って、さぁやるぞ・・・と気合を入れるには充分です。
(なので、対して中身は見ていないんですけどね。)

過去の自分に元気を貰うって不思議な感覚ですが、いいですよ。
(お金も時間もかかりませんし・・・。)

元気をたくさんもらうには、過去の自分より成長していないと・・・。
ということで、昨日の自分より今日の自分の方がイケているか?

明日の自分が今日より成長しているためには、今、何をしなければいけないか?

毎日、楽しいですね。

2011/01/11

今どきの若者は内向き志向???

11年1月11日と1揃いなので、ブログを書いておきます。(笑)

最近、私の周りで「最近の若者は海外に行かなくなった。」、「留学者数が大きく減っている。」などの話をチラホラ聞くことが増えてきました。

その後の流れは当然、「このままじゃダメだ。」、「どげんかせんといかん。」、(ちょっとだけ今の若者はダメだなぁ。)となるわけですが、これどうでしょう???

昔の自分なら肌感覚で「そりゃ、違うでしょ。」と言えたのですが、さすがに肌感覚で否定できるほど若くはなくなってしまいました。

なので、若者の”立場に立って”考えてみたいと思います。

「このままじゃダメだ。」と言っている大人達も若者の”ために”考えてはいるのですが、若者の”立場に立って”みると、違ったものが見えてくるかもしれません。

お客様のために・・・ではなく、お客様の立場に立つとはどういうことか・・・。

ちょっとした思考訓練に良い素材だと思いますので、あなたもご一緒にお付き合いください。

さてさて、今どきの若者は本当に内向き志向なのでしょうか?

留学者数が前年比で10%を超える減少をみせた・・・というニュースもあるらしいのですが、この事実を持って内向き志向とは言い難いですよね。

真っ先に・・・親の経済的な問題を思い浮かべてしまいます。

その他にも自分の頃と比較すると、たくさんのツッコミどころが出てきます。

例えば・・・

・私の世代は大体170万人ぐらい。今年の新成人が120万人ぐらいなので、ざっくり2/3。
絶対的な母数が減っているので、そもそもゆるやかな減少傾向になりがちだよね。
(極端な減少だったら、それこそ経済的理由などの方が大きいんじゃない。)

・英語教育など日本語以外の教育にも力を入れているから、そもそも外に行かなくても学べるんじゃない。
子供の減少に危機感を持った学校が教育内容を充実させたんじゃない。
その流れで、受け入れ先の学校のレベルが落ちて魅力がなくなっているかも。

・いやいや、日本の生徒のレベルが下がって単純に合格できないんじゃない。
最近、競争がなくて学力低下が著しいとも聞くし・・・。

私たちの世代からすると、外(海外)に出る・・・というのは、何も知らない世界で、刺激に満ちたもの。
文化の違う人達との触れ合いなど、とにかく冒険色いっぱいのイメージがあります。

一方、今の若者たちにすれば、インターネットなどによって、外の世界に断片的に触れる機会が多い。
私たちが思っている以上に、心理的な遠さはないのかもしれません。

だから、留学と言ってわざわざ行く・・・という大げさなものではないのかもしれません。
(身近になったがゆえに、憧れもないので、行くインセンティブがないという・・・。)

欧米は減ったかもしれないけど、意外とアジア圏は増えていたりして。
(数字の出所はチェックした方が良さそうだ。)

私たちの世代だと欧米から学ぶ・・・という感覚があるかもしれないけど、今の若者にはないかも。

仕事感覚で言うと、最近、外に出る話はアジアが多くて、アジアではこちらが教える的な要素もあったりするから、何かを学びに外に出る感覚が、昔ほど周りから感じられないかも。

留学者や渡航者などの実数ベースで見ると、内向き志向に見えてしまうかもしれませんが、心構え的なものだけを見ると、よっぽどグローバル化しているのかもしれない・・・。

などなど、妄想を膨らませればいくらでも出てきます。

ということで、個人的には内向きになんかなってないんじゃないか・・・と思っていたりします。
(というか、これだけでは判断しにくい。)

まあ、大丈夫でしょ・・・と。

とは言え、このような状況は、仕事では何か手を打たなくちゃならない・・・となることはよくあります。

あなたがトップだったら、どうしますか?

「留学者数を増加させる施策を打つぞ!」とトップが言ったらどう思いますか?

全く本質がわかっていないなぁ・・・と思われるかもしれません。
減ったから増やす・・・それが簡単にできたら世話ないや・・・という話かもしれません。

ただ、数字ベースで話をすると、こういった悪い(と思われている)数字を反転させましょうという話はどこにでも出てくる話です。

ここでよくあるのが、この号令をかけたトップをバカにすること。

トップは実はめちゃくちゃ忙しいです。

従って、本質的に考えれば、「留学者数を増加させる」ことがズレているのはわかるのですが、そこは担当者に責任を委譲して任せているわけです。

そのため担当者が仕事をしないと、王様が裸になってしまう・・・。
(とは言え、この話に限ると、裏の話も考慮しないといけません。例えば、留学に関わる仕事をしている人達の雇用を守るとか、受け入れ先の国から圧力がかかったとか・・・。)

とんちんかんな話の場合は、たいてい、大人の事情があるんだろうな・・・と推察しますが、もし自分が担当者だったら、しっかりと仕事をしたいですよね?

では、今回の場合、どうしたらいいのでしょうか?

ざっくりとやった方が良さそうなことは2つ。

・「内向き志向」だったら何が悪いの?
(→内向き志向、外向き志向の定義をする。)

・それをどう判断(モニタリング)する?
(→評価指標の話。決してアンケートで聞くのではなく、行動ベースでそう言えるものがないか探す。)

そして初めて具体的な施策を考えて実行すると。

これ、考えるのはとても面白そうですが、真剣にやると長くなるので割愛します。
それにしても、まぁ、簡単に内向き志向・・・と決めつけるのは良くないですよね。

単純な話、センセーショナルな見出しを付けたいメディア、そして、若者には基本苦言を呈したくなる大人(自分の権威を見せたい、守りたい大人)が発信した情報を、こちらが受け取って、人伝い、口伝いで、そんな空気が出来つつあるのかなぁ・・・という話かもしれません。

そもそもの出だしが怪しいですが、それに振り回されずに行きたいですね。

歳を重ねて感じるようになりましたが、基本的に若者の方が優秀です。
(優秀じゃなかったら人類なんて、とっくの昔に滅びているハズ。)
だから大人はどうしても、それを恐れて、自分を守るためにいろいろと茶々を入れたくなるんです。
(たぶん・・・。)

なので、とやかく言われても気にせず、迷わず行けよ行けばわかるさ、行くぞー。
(と、アントニオ猪木氏の流れにつなげてみたくなりました。)

2011/01/03

その仕事の意味って何だろう???

あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

新年ということで、決意を新たに・・・と言いたい所ですが、決意を新たにしても計画に落とし込まないと、その決意も意味がないことなので、ここでは新たにすることはないです。(笑)

その代わりというわけではないですが、年末年始は「仕事の意味・意義」みたいなことを考えていました。
ものすごーく抽象的なテーマで申し訳ありませんが、ご興味がある方はお付き合いください。

もしかすると経営者視点で仕事ができるヒントになるかもしれません。

弊社ではBPRということで、仕事の流れややり方の見直しをお手伝いさせてもらっています。
こういうとちょっとわかりにくいですが、要は仕事のムリ、ムラ、ムダをなくしましょうということです。

ということで、現場に入っていくと面白い話があります。
それは・・・

「自分の仕事の意味を理解していない人が結構いる」

・・・ということです。

自分が何をやっているかを説明できる人はいます。
(というか、説明できない人はいません。説明が上手じゃなくて、わかりにくい方はいますが・・・。)
でも、その仕事が会社にどう貢献しているのか説明できる人は意外と少なかったりします。

ドラッカーさんはこうおっしゃっています。

"企業は高い利益をあげてはじめて、社会貢献を果たすことができる。"
"利益は企業の目的ではなく、存続の条件であり、明日もっとよい事業をするための条件なのである。"

この言葉を聞くと、会社が掲げるビジョンやミッションを達成するのに、会社が利益をあげることに貢献したいと思いませんか?

会社に貢献・・・というと、なんかやりがいが感じられない方も出てくるかもしれませんが、売上は他者(他社)、つまり会社の外の方から頂くものです。

世の中の多くの方が自社の商品やサービスで喜んでもらう・・・と考えたら、やりがいも出てくるような気がします。

では、会社に貢献できそうな利益ですが、「利益 = 売上 - 費用」ですので、仕事をするなら売上増か費用減に貢献したい所です。

ここで先ほどの話。
「その仕事が会社にどう貢献しているのか説明できる人は意外と少ない」というのはどういうことかと言うと・・・

その仕事が利益にどう貢献しているのかがわからない。(説明できない)

ということです。

そりゃ、そうです。
それがわかれば、原価計算なんてあんなに苦労しなくて出せるハズ。

顔も知らない多くの人達がお互いに関与して、やっとこさできるものもあります。
自分の仕事なんて、末端で会社に貢献・・・というにはおこがましい・・・と思ってしまうかもしれません。

とは言え「余剰人員を抱えた社員に仕事をさせるため」という意味でなければ、本来その仕事は意味があるものです。
意味がなかったら始めていません。
仕事のムリ、ムラ、ムダと言った時の「仕事のムダ」は存在そのものではなく、そのやり方に問題がある。
(言葉が言葉だけにこれ、ちゃんと伝わっているか、ちょいと心配です。)

ということは、多かれ少なかれ、直接的にせよ、間接的にせよ、売上増か費用減に関わる仕事をしているはず。

それが正しいか、間違っているかはともかく、自分なりにどう利益に貢献しているか、考えて出している方・・・というのは、とても少ないです。

ちなみに、この辺を理解している方がたくさんいる会社はとても強い&仕事がしやすいです。
競合他社と比較して、自分達はどこが強いか、どこが弱いか、お客様は何を期待しているのか・・・その辺を理解して行動しているわけなので・・・。

BPRと言った時に「業界のベストプラクティスを入れましょう」と安易に自分達の強みを手放すことはありませんし、トラブルが発生した時に柔軟な対応ができたりします。

このテーマ、立場の違いから考えるとなかなか面白いテーマです。

経営者、マネジメント層ならば、

社員一人一人に、どう貢献しているのか意味合いを持たせれば、その社員が会社にとってどれだけ必要な人材か伝えることもできますし、社員も今まで以上に意識して会社に貢献してくれます。

現場の社員にしてみれば・・・
仕事のやりがいもそうですし、おそらく、転職市場でも優遇されるでしょう。
結果とそれに基づくアクションが言えるわけですから・・・。
資格に頼らなくてもよくなります。

では、どうやって考えていけばよいのか?

個人的にBPRでよくみられる現象をひも解きながら考えていきましょう。

BPRを行う際によくあるのは、システム導入とのセットです。

システムを導入する・・・ということは人の手でやっていたムリ、ムラ、ムダをなくしましょう・・・というのは割とよくあるパターンですよね。

これ自体は間違っていません。

ただし注意点が一つ。

売上増に関わる話の時は、お客様の感情を考えてね・・・ということです。

購入をする際に、人は感情で動きます。

となると、大いなるムダに見えるモノもお客様にとっては価値あることだったりします。

その辺をわからずにやっちまうとえらいことになります。
業者さんやコンサルタントからベストプラクティスとか業界標準とか、何ちゃら・・・と言われたりすることもあるので、お気を付けて。

他にも注意点があります。

自分のムリ、ムラ、ムダをなくすよりも、自分の仕事で他人のムリ、ムラ、ムダをなくすことを意識する。
(自分から遠ければ遠いほど良い。)

それっぽい言い方をすると、個別最適じゃなくて全体最適を考えようね・・・ということです。

自分の仕事の意味がわからない・・・という方は、この全体最適の視点がないので、利益にどう貢献しているのかわからないパターンが多いと思います。

なので、まずは自分が仕事をすることで周りの方のムリ、ムラ、ムダをなくすことはできないか考えてみるのがオススメです。

ここからは経営層、マネジメント層に向けた営業トークをしましょう。(笑)

仕事のムリ、ムラ、ムダをなくしましょうと言うと、仕事の効率化・・・の話と思われるかと思います。

気を付けていただきたいのは、仕事の効率化は「仕事の効果」を抜きにして考えてはいけないということです。

「効率化アップ、でも結果として、効果ダウン」はありえません。
場合によっては「効果アップ、効率化ダウン」を採用した方が良いこともあります。

システム導入などソリューションありきだと、どうしても効果を忘れがちになってしまいます。

従って、効率化と効果のバランスをどこに置くかがポイントになってくるのですが、その際には数字が欠かせません。

バランスが取れているのかどうか・・・をモニタリングする指標をどう設定するかがポイントになってきます。

この指標は経営層はもちろん、現場の社員、ひとりひとりが持てるようになると、会社が動くべき方向性が定まりますので、強い組織になります。

とは言え、例えば感情面がたぶんに関わってくる売上増に繋がる行動は、指標としての数値化が非常に難しいです。

その辺も含めて、どうやっていけば良いのか興味があれば、ぜひお問い合わせください。
一緒に仕事を楽しみましょう。

ということで、営業色を出してしまいましたが、新年始めとしては、多くの方と一緒に仕事をしたいなあと。

だって、利益は企業の目的ではなく、存続の条件であり、明日もっとよい事業をするための条件なのですから。

弊社としてももっとよい事業をどんどんやりたいです。
もちろん、よい事業をどんどんやる会社をいっぱいにしたいので、そのお手伝いをガンガン行っていきたいです。